タコの締め方からさばき方まで完全解説!新鮮なタコが釣れるタックルも紹介します
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FISHING JAPAN 編集部海の水温が上昇すると、さまざまな生き物の活性も上がります。
マダコも孵化したものが、夏には300gぐらいから600g程度にまで成長しますから、まさに釣りごろ。
ここでは夏場のマダコの釣り方について、分かりやすくご紹介しましょう。
そもそもマダコは、海のどの辺りに潜んでいるのでしょうか?
目次
マダコの寿命は、ほぼ1年と言われていますから、イカと同じサイクルで成長を繰り返すと考えていいでしょう。
孵化してから驚くほど早いスピードで成長するのが、マダコの特徴です。
孵化して100g程度に到達するのが、大体7月ぐらい。
それぐらいの身体になると、じゅうぶんエギを追ってくれますから、エギングゲームの対象として狙えます。
8月上旬ぐらいまでが、マダコの釣れるピークで、9月になれば数釣りをおこなうのは難しくなります。
真冬のような低水温の時期には、超大型のマダコが釣れることもありますが、接岸はしてこないので、船で沖合いを叩くしかないでしょう。
雨の多い梅雨の時期は、真水を嫌うマダコが釣りにくくなる時期でもあります。
マダコの習性に合わせて、真水による濁りなどが発生していない場所で釣りをするよう心がけたいものです。
あともうひとつ、常に心に留めておきたいのが、マダコには漁業権が設定されているエリアが存在するということです。
漁業権で漁の対象となっているのであれば、そのエリアでマダコを釣るのはほぼ不可能だと考えてください。
知らずに釣ってしまった!では許されないので、マダコ釣りを計画する場合は、必ず釣り場を管轄している漁協に連絡を入れて、マダコを釣っていいか確認してください。
さて、マダコが潜んでいる場所を探してみましょう。
水温が上がると接岸してくる傾向があり、毎年6月ぐらいからさまざまな場所で見かけるようになります。
まずは、防波堤などのコンクリート護岸。
護岸の壁をじっくり観察していると、マダコがくっ付いていることがあります。
時折手を伸ばしてユラユラ揺れてくれるので、とても見つけやすいです。
その近くに真上からマダコ専用のエギを吊るせば、なんとマダコのほうから触りにくることも。
そのままエギに抱き付いてくれれば、一気に引き上げて護岸からはがすことができます。
もしマダコの姿が見えていない場合でも、護岸に沿ってエギを落とし込み、リフトすることを繰り返していれば、マダコに触られることがあります。
慌ててフッキングせずに、しっかり抱き付かせてから取り込みにかかりましょう。
ただし、大きいサイズのマダコになるほど、護岸に吸着するチカラはハンパないですから、張りのある硬いロッドと、剛性の高いリールを用意しておく必要があります。
マダコは、砂浜の波打ち際でも、その身体を揺らしていることがあります。
時間帯としては、朝夕のマズメ時が多いでしょうか。
砂浜なら、ライトタックルでもカンタンに引き寄せられるので、いつも使っているエギングゲーム用のスピニングタックルで対処できるはずです。
マダコの釣れる時間帯は、日中・朝夕マズメ時以外に、夜も含まれます。
夜にアオリイカ・コウイカ狙いでエギングをしていると、マダコが掛かってしまうことはしょっちゅうです。
底ベタのズル引きアプローチでも釣れますし、前述のコンクリート護岸の壁にも居ます。
夏の暑い陽射しを避けて釣りを楽しみたいなら、夜釣りでマダコを狙ってみるといいでしょう。
マダコ釣りにおすすめのエギを取り上げてみましょう。
アオリイカやコウイカ釣りに用いるエギでも、マダコを釣り上げることはできますが、ややカンナが小さいかもしれません。
マダコ釣り専用に作られたエギは、カンナが大きくなっていて、バラシを抑えてくれます。
さまざまなカタチがありますから、釣り場に合わせて使いやすいものを選ぶようにしましょう。
メガバスから発売中のタコーレシリーズは、護岸エリアでも砂浜でも実績があり、オールラウンドに使える印象があります。
ロングキャストにも向いているので、広範囲を探りながら活性の高いマダコを見つけましょう。
DUEL(デュエル) YO-ZURI(ヨーヅリ) エギ(タコ): タコやん 3.5号 REEB: アカエビ
マダコ釣りでエギを操るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、剛性のある張り強めなベイトロッドがマッチします。
リールは、太いラインをしっかり巻けるベイトリールがいいでしょう。
テイルウォーク(tailwalk) ロッド オクトパス ライト C72XH
テイルウォークブランドからリリースされているマダコ釣り用ベイトロッド・オクトバスライトシリーズの中から、C72XHを選んでみました。
全長は7.2ftありますから、キャスティングはもちろん、コンクリート護岸らくっ付いているマダコを、バーチカルに攻めることもできます。
2ピース仕様で、仕舞寸法は114cmにまで縮まります。
これならクルマに積み込みやすいですし、さまざまなシチュエーションの釣り場へ持ち込みやすいでしょう。
ウエイトは180gで、適合するエギウエイトは、最大120gまで対応することができます。
適合するラインは、伸びのほとんどないPEラインなら、最大で10号まで使えます。
実際に手に取ってみると、さほど持ち重り感はなく、軽快に操れる印象を持ちました。
ガイドにはラインが絡まりにくく、手返しテンポの良いアプローチを実践できるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
これからマダコ釣りを始めてみたい!と考えている人に、おすすめの1本といえるでしょう。
マダコ釣り以外なら、ロックフィッシュのキャスティングゲームにも転用できるので、幅広く活用してみてください。
ダイワから発売されている汎用型ベイトリール・タトゥーラTWシリーズの中から、やや大きめサイズの400番を選んでみました。
ギア比は6.3対1なので、ハンドル1巻きにつき85cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力は余裕の13kgを誇っていますから、マダコを引き剥がすのに丁度いいでしょう。
ラインキャパは、PEラインなら6.0号を180m、モノフィラメントラインなら30lbを140mも巻けます。
ウエイトは335gで、スプールの直径は43mm。
ハンドルの長さは110mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ボリュームのあるベイトリールという印象を持ちました。
ハンドルの回転は滑らかで、良好な巻き心地をキープしています。
クラッチの切れはスムーズで、スプール回転も軽快そのもの。
これならパワフルに巻き上げることはもちろん、軽めのキャスティングも実践しやすいでしょう。
実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。
ラインのストック量が多めなので、太いラインを巻いて根ズレなどを気にせずに、マダコを狙ってみましょう。
マダコの習性や釣り方、おすすめのエギ&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
漁業権の設定がされていない釣り場を見つけたら、足しげく通い込んで、マダコの居付き場所を絞り込んでください。
雨降りの直後は、海水に淡水が混ざり合って、マダコの苦手なシチュエーションが発生してしまいます。
そういう日は避けつつ、熱中症対策を実践しながら、昼・夜の釣り場へ向かうようにしましょう。
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