スクーパーフロッグのダウンショットリグで冬バス攻略【ボトムアップ】
コンパクトなフォルムで機敏に動くものをバスが見つけたら、冬の低水温期でも口を使ってくれることがあります。
定点で根気よく誘うのが重要ですが、それにマッチしているのが、ボトムアップのスクーパーフロッグです。
どのような釣り方をすればいいのか、詳しくご紹介しましょう。
目次
スクーパーフロッグってどんなワームなの?
スクーパーフロッグとは、ボトムアップから発売中のカエルそっくりなワームのことです。
浮力を保持しているエラストマー素材を採用していて、ウエイトは3.1g。
手のひらの指先に乗ってしまうほどのコンパクトなデザインをしています。
特徴的なのは、ボディの表裏にスリットが刻まれていること。
フックの先端を隠すためのものはもちろん、ボディを一瞬で収縮してしまう柔軟性を作り出しています。
このスリットが刻まれていることにより、2番サイズや4番サイズといった小さなオフセットフックを装着しても、バスが噛んだ際にフックの先端が剥き出しになりやすいのです。
冬バスはショートバイトが多く、甘噛みのような吸い込みでも、しっかりとフッキングに持ち込めるでしょう。
実際にフィールドに出て、スクーパーフロッグをキャストしてみました。
用意したのは、オフセットフックの2番サイズ。
スクーパーフロッグにはやや大きなフックになるのですが、少し背筋を伸ばした状態で装着できるので、突き出しているレッグやアームがしなやかにアクションしてくれます。
ラインアイから伸びた余りのラインはカットせず、そのままダウンシットリグに仕上げてみましょう。
ラインアイからシンカーまでの長さは、スクーパーフロッグの全長と同じぐらいか、少し長いぐらいに調整します。
シンカーのウエイトは、3.5gから5g。
これくらいの重さがあれば、ベイトタックルでキャストすることができるでしょう。
ベイトリールに巻くラインは、比重の高いフロロカーボンラインにします。
強度は14lb前後なら、カバーや地形変化に擦れても破断しにくいといえそうです。
地形変化に引っ掛けて使うスクーパーフロッグのダウンショットリグ!
スクーパーフロッグのダウンショットリグは、冬の時期には、ボトムの地形変化から探るようにします。
沖合いへ向かってキャスト、着底したらそのままズル引き。
グーッと重くなってきたら、ブレイクラインに差し掛かったことになりますから、シンカーを地形変化に引っ掛けて静止。
しばらく時間が経過したのを見計らって、ロッドを持ち上げてラインテンションを張ります。
すぐにロッドを下げてテンションを緩めるだけで、ラインの先端に結んであるスクーパーフロッグは、自らの浮力を活かした自発アクションを発生してくれます。
レッグやアームが小刻みに震えるので、それを見たバスはバイトせずにはいられないでしょう。
スクーパーフロッグを水路のストラクチャー周りで使ってみた!
冬の釣り場はどこもタフコンディションに見えがちですが、水路なら水際まで近く攻めやすいでしょう。
水深3mほどの浅めで小規模な水路でしたが、堰や水門が複数配置されています。
そういうストラクチャーのそばでボトムまで落とし込んで、一定の距離をズル引き。
深いところから浅くなるブレイクラインで、しっかり止めて誘いをかけると、コッ!という小さなアタリが。
すぐにフッキングせずにそのまま待って、ラインが横走りを始めてから、ロッドを立ててリールハンドルを回しました。
ロッド全体が曲がり込むのを確認したら、リールハンドルを回すのを止めずに、一気にランディングに持ち込みます。
春・夏のオンシーズンと変わらないポイントで釣れるのが分かり、しかもリグを移動させないほうがバイトは多いと感じます。
スクーパーフロッグを操作するのにおすすめのロッドを選んでみた!
スクーパーフロッグのダウンショットリグを操るのに向いている、おすすめのロッドをご紹介しましょう。
リグの移動距離を抑えるなら、ショートレングスのベイトロッドのほうがいいかもしれません。
ラインのたるみを利用しながら、時間をかけて誘うのが効果的です。
シマノのスコーピオンシリーズの中から、全長1.83mのベイトロッドを選んでみました。
仕舞寸法は130.0cmで、ウエイトは115g。
先径は1.9mmで、適合するルアーウェイトは3.5gから14gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら6lbから16lbまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、98.7%になっています。
スローテーパーデザインのブランクスですが、常に揺れ動くような軟らかさでなく、ダウンショットリグを丁寧に操作するのに適しています。
実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
スクーパーフロッグのダウンショットリグを使いこなして冬バスを釣り上げよう!
スクーパーフロッグの特徴や使い方、おすすめのロッドを取り上げましたが、いかがでしたか?
コンパクトなワームを用いると、バスの口の中に吸い込まれやすくなります。
冬のタフコンディションを克服するには良い手段ですが、リグを見つけてもらう工夫も必要です。
ポイントの絞り込みを、しっかりおこなうようにしたいものです。
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