プランキングバサースプークで冬バス攻略！オールドヘドンファン待望の復刻モデル

バス釣りでトップウォーターゲームを楽しんでいる人なら、ヘドンのオールドルアー・バサーをよくご存じでしょう。

下アゴが前方に鋭く突き出していて、正面からの水流を受けて水没することが可能です。

その直後の浮き上がりで周囲に効果的に波を広げ、大小さまざまなバスを惹き付けるようになっています。

プランキングバサースプークと命名された経緯や使い方について、詳しくご紹介しましょう。

プランキングバサースプークとは、スミス50周年を記念して復刻リリースされた、バス釣り用トップウォータールアーのことです。

リップの代わりに下アゴが突き出していて、ボディを丸ごと水中に潜行させられるダータータイプになっています。

全長は89mmで、ウエイトは約17g。

ベリーフックと最後尾フックの2フッカー仕様が選ばれています。

バサーといえば、3つのトレブルフックがぶら下がっている3フッカー仕様の印象が強いですが、よりコンパクトなデザインにすることをスミス側からアメリカのプラドコ社に要望したとのこと。

プラドコ社は、ヘドンブランドを継承し現在も作り続けているメーカーで、今回の復刻を日本のスミスと共におこないました。

プランキングバサースプークのプランクキングとは、このルアーの使い方・操り方を指しています。

ラインに結んでキャスト、水面に浮いた状態からショートジャークやトゥイッチなどを加えて水没させます。

その直後ラインテンションを抜けば、キックバックしながら水面へ浮上し、水面を波立たせることに。

この一連の動きを引き出すのが、プランキングなのです。

スプークは、ヘドンが製作したプラスチック製ルアーに冠される表現で、透き通って中身が見えるプラスチックの特性を上手く言い表しています。

それでは実際にプランキングバサースプークを用いて、バスを釣ってみましょう。

リリースされたのが、2021年の12月に入ってからになったので、暖かい季節に試すのは2022年に持ち越しとなっています。

ウエイトが約17gもあるので、通常のバス釣り用ベイトタックルで対応できるでしょう。

プランクキングの動作は、水温の低い冬場でも有効ですから、そのアクションをしやすいようなベイトロッドを選ぶ必要があります。

あまりに硬いブランクスのベイトロッドだと、移動する距離が伸びてしまうデメリットが。

潜行させてからの浮上で、できるだけ元に位置に戻すほうが誘いの効果が上がるので、ブランクスは柔らかめのものを選ぶようにしてください。

プランキングバサースプークをキャストしてみると、その空気対抗の低いデザインによって、飛距離がかなり伸びていくことが分かります。

狙ったピンポイントも射貫きやすいですし、着水音も静かで、バスに余計なプレッシャーを与えずに済みそうです。

ロッドワークの軽く加えると、小さな上アゴがしっかりと水をとらえてから、左右に受け流します。

進行方向に対して90度真横に向けて静止させるのは、さほど難しいことではありません。

もしバスが追従してきたら、真横を向いたルアーに対して襲いかかる確率はアップします。

バスに対して横腹を晒していること、それから逃げる角度が半分失われたことが、バイトを誘発するのでしょう。

プランキングバサースプークを着水させたら、横向きにして静止させる！

これをまず実践してみると、バスが接近してくるのを目の当たりにできるかもしれません。

プランキングバサースプークを着水して静止させるのは、冬の場合、岸際カバーは避けたほうがいいでしょう。

何故なら、そこにバスが居る可能性が低いからです。

時々エサの有無を探りに、岸際カバーへ入ってくることはありますが、そのまま常駐せず元の位置へ戻ります。

その元の位置とは、岸際カバーから最短距離に存在する、沖合いのブレイクラインです。

プランキングバサースプークは、そのブレイクラインの真上に浮かせて、プランキングしながら誘いをかけてください。

もし落ち葉などの浮遊物があれば、それに接触させながらのプランキングが効果的。

より一層移動距離を抑えることができて、発生する波も強く大きく、生命感溢れたものに切り換わるからです。

それではプランキングバサースプークをキャストして操作するのに適した、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

20lb前後のナイロンラインを用いると、水面でルアーを操るのが楽になります。

太目のラインが通りやすい、口径の大きなガイドの付いたベイトロッドで、硬過ぎないものを選んでみました。

リールには、太いラインをきっちり巻けるベイトリールが向いています。

カヤックやアルミボートなどからキャストするなら、もっと短いブランクスのベイトロッドで対応できるでしょう。

オカッパリも考慮するなら、2m程度のブランクスのほうが、しっかりと沖合いのブレイクライン上まで届けることができます。

このロッドは、全長1.98mで継数は5本。

仕舞寸法は、なんと46.2cmにまで縮まるので、さまざまな釣り場へ持ち込みやすくなっています。

自重は117gと軽めで、先径は2.0mmとやや太目。

適合するルアーウェイトは、7gから28gまでですから、プランキングバサースプークをキャストするのに丁度いいでしょう。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら12lbから22lbまで。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99%です。

実際に手にしてみると、継ぎ数の多さが気にならないほど、しなやかに曲がってくれる印象です。

ガイド足はしっかり固められていて、横からの衝撃にも強く作られていますから、トートバッグやデイパックに入れて持ち運び可能です。

実売価格は6万円台と、ハイスペックモデルに見合った価格帯に設定されています。

トップウォータールアー以外にも対応可能な、フトコロの深さが魅力の1本。

もしパックロッドを持っていないなら、これがあればとても重宝するはずです。

最新のアンタレスにDCブレーキが搭載されたモデルです。

左巻き仕様ですが、右巻きも設定されているので、好みのほうを選んでみましょう。

ギア比は7.4対1で、ハンドル1巻きにつき86cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

最大ドラグ力は5.0kgで、自重は220gと軽め。

スプール寸法は、直径が37mmで幅が19mmです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら20lbを80m巻けます。

ボールベアリングは、11個搭載しています。

実際に使ってみると、手のひらで包み込みやすく、カチッとした剛性感も備わっている印象です。

飛距離は安定して伸びるので、沖合いのブレイクラインを丁寧に狙っていくことができるでしょう。

実売価格は5万円台と、ハイスペックに見合った価格帯になっています。

手首を柔軟に動かせるので、ロッドワークを駆使したい人におすすめの1台です。

プランキングバサースプークの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

メーカー希望販売価格は、1,870円です。

とてもシンプルなデザインなので、使い手が自由に操ってバスを誘い出してみましょう。