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ウグイってどんな魚なの?ルアーで釣れる淡水魚を詳しくチェック

FISHING JAPAN 編集部

暖かい春の河川を眺めていると、オレンジ色に輝く魚を見つけることがあります。

その正体は、海から遡上してきたウグイかもしれません。

いったいどんな習性を持っている魚なのか、詳しくご紹介しましょう。

ウグイってどんな習性の魚なの?

ウグイとは、コイ目コイ科に属している淡水魚のことで、そのまま淡水の河川に居続けるタイプと、海に落ちて産卵時期に遡上してくるタイプに分かれます。

体長は、最大で50cmを超えるものがいますが、よく見かけるのは30cm前後のものでしょうか。

春先になると、浅瀬で数多く群れている姿を見かけます。

ウグイは、雑食性の魚で、水生昆虫や小魚・エビなどの甲殻類・藻を主に食べています。

河川の水質の悪い場所でも意外と平気で、生活排水が流れ込んでいるところでも泳いでいることがあります。

マルタウグイと呼ばれる近縁種とよく交雑し、河川の上流域へ行くほど多く生息しているように感じられます。

どうやら同じ河川に棲むオイカワやカワムツからのプレッシャーに遭って、生息域が上流に寄っているケースがあるようです。

孵化してから3年程度で成魚になり、寿命は10年ほどとされています。

エサで釣る対象魚として認知されてきたので、どうぶつの森というゲームの中でも、ウキ釣りでひんぱんに掛かりますが、実はルアーを積極的に追う習性を持っています。

ではどのようにして、河川に棲むウグイをルアーで釣るのか、そのアプローチ方法を詳しくご紹介しましょう。

毎年3月になると、まだ水温は低いのにウグイが泳いでいるのを見つけることができます。

ということは、深場に落ちている状態ではなく、浅瀬に出向いてきていると考えたほうがいいでしょう。

前述の通り、ウグイは雑食性で産卵期も春からなので、体力をキープするための荒食いをおこなう可能性が高いです。

そこで用意するのは、捕食対象となる小魚に似たルアーなのですが、アングラーとウグイの距離が近過ぎると、浅瀬に居るためこちらが見つかってしまいます。

飛距離をしっかり伸ばせて、なおかつ浅瀬で活発に機敏にアクションするルアーがベストマッチします。

ウエイト20g前後の水面に浮くペンシルベイトなら、その役を担えるのではないでしょうか。

実際に河川でウグイを釣ってみた!

ウグイを実際に浅瀬で狙ってみました。

用意したルアーは、往年の名作ペンシルベイト・オリジナルザラスプークです。

ウエイトは20gを少し下回る程度で、浮力は高め。

空気抵抗をきっちり抑えたボティフォルムをしているので、ベイトタックルでもじゅうぶんな飛距離を稼げるでしょう。

飛距離が出れば、アングラーの姿をウグイに発見される確率も減ります。

ロングキャストを実践して、着水後はラインスラックを利用したドッグウォークアクションや、水中に潜り込むダイビングアクションを実践してください。

やや食い付くのが苦手な魚なので、水柱があがってバイトを確認できても、すぐにフッキング動作に移るのはやめましょう。

たるんでいたラインがウグイの走りでピーンと張り詰めてから、ロッドを立ててリールハンドルを回しながらフックアップしましょう。

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ウグイの食べ方はどうすればいいの?

釣れたウグイの食べ方も知っておくと、美味しい料理に仕上げて楽しめるでしょう。

淡水魚なので、寄生虫の危険性がありますから、刺身などの生食はできるだけ避けてください。

塩焼きや甘露煮にすると、川魚独特の生臭さが消えて美味しく食べられます。

味噌煮や唐揚げにするのもおすすめで、その際の下処理はエラと内臓を取り除き、背骨に沿って残りやすい血合いの部分を丁寧に外すようにしましょう。

血合いこそが生臭さの原因であることが多く、確実に取って洗い流せばさまざまな料理に合う食材となってくれそうです。

冬に釣り上げて食べたウグイは、臭みの無い身でした。

旬は産卵の絡む春ぐらいまででしょうか。

ウグイをルアーで釣り上げるのにおすすめのタックルを選んでみた!

それではウグイをルアーフィッシングで釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

キラキラと光るスプーンやスピナーも追いかけてくるのですが、大型のウグイを狙うなら、やはりペンシルベイトがマッチします。

Mパワー前後のブランクスを採用しているベイトロッドに、14lb以上のナイロンラインを大量に巻けるベイトリールなら、広範囲の浅瀬を探れるでしょう。

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シマノからリリースされているルアーキャスティングゲーム用ベイトロッド・ゾディアスシリーズの中から、Mパワーブランクスのものを選んでみました。

全長は2.08mとじゅうぶんな長さが備わっていて、2ピース仕様。

仕舞寸法は106.7cmになりますから、とても携行しやすいサイズに縮まります。

これならあちこちのオカッパリポイントへ、自由に足を運べるでしょう。

ウエイトは107gと軽めで、先径は1.8mm。

適合するルアーウェイトは、7gから21gまでなので、ザラスプークなどのペンシルベイトをしっかりカバーしてくれます。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで対応可能です。

グリップの長さは244mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、99.2%になっています。

実際にフィールドで使ってみると、継目部分の曲がりは安定していて、妙に突っ張るような硬さはありませんでした。

ザラスプークをぶら下げてバックスイングを取ると、ブランクス全体が曲がり込む感じになり、あとは前方へ押し出すだけで飛距離を伸ばせます。

トゥイッチやジャークなどのロッドワークがやりやすいので、ザラスプークをドッグウォークさせるのも楽におこなえるでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

1本持っておくと、淡水魚のルアーキャスティングゲーム全般に使えるのではないでしょうか。

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シマノから発売中のベイトリール・SLX DC XTの中から、ノーマルギアモデルを選んでみました。

DCブレーキを搭載しているので、バックラッシュトラブルをしっかり防ぎながら、ロングキャストアプローチを実践できるでしょう。

ギア比は6.2対1なので、ハンドル1回転につき64cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

最大ドラグ力は5.5kgで、スプール寸法は直径33mm、幅21mmとなっています。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら14lbを90m巻けます。

ウエイトは195gで、ハンドルの長さは42mm。

ボールベアリングは、7個配置されています。

実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで手のひらに包み込みやすい外形になっています。

これなら手首を柔軟に動かしながら、さまざまなロッドワークを実践できるでしょう。

実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に設定されているのが嬉しいです。

バックラッシュトラブルが抑えられているベイトリールですから、積極的に大胆にキャスト数を増やしていけます。

そのぶんウグイが反応してくる確率も上がるので、とても適したタックルといえそうです。

ウグイをルアーで釣り上げて美味しく食べよう!

ウグイの特徴・習性や釣り方・食べ方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

河川でペンシルベイトをロングキャストする際には、周りに他のアングラーがいないか、必ず確認してください。

時期的に鮎の友釣りなどと重なるので、立ち込んで釣りをしている人のそばには、絶対にルアーを投げないようにしましょう。

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