コスパ最強のメジャークラフト・バスロッドを実釣インプレ！

ソルトウォーター用もフレッシュウォーター用も充実したラインナップを誇っている、メジャークラフトのロッド群。

新品はもちろん中古市場でも人気で評価が高く、コスパ優秀なロッドとして常に注目を浴びています。

今回はその中から、バスロッドをクローズアップしてみましょう。

実際にフィールドで使ってみた感想を含めて、詳しくご紹介します。

メジャークラフトのバスロッドとは、全4種類がラインナップされているバス釣り専用ロッドのことです。

バスパラ・デイズ・弁慶・ファーストキャストの各シリーズから、自分の釣りスタイルにマッチしたものを選ぶことができます。

1ピース仕様からマルチピース仕様まで揃っているので、さまざまなシチュエーションに持ち込める優位性を誇っています。

メジャークラフトのバスロッドの強みは、何といっても販売価格の安さに集約されているでしょう。

これからバス釣りを始める人にとって、タックルにかかる費用は大きな負担になります。

まだ魚にも触っていない状態で、多額の投資は避けたいと思うのは不思議ではありません。

でもよくよく考えると、ロッド無しでは魚に触れることはできないわけですから、どこかのタイミングで思い切ってロッドを購入するしかないのです。

そんなときメジャークラフトのバスロッドに出会えたなら、1万円に満たない価格から購入することができます。

実際に手に取ってみると、カラーリングやコスメもカッコイイですし、他メーカーのバスロッドと比較しても遜色はありません。

ただひとつ不安なのは、実際にルアーをキャストしてみたり、バスを掛けてみたとき、価格の安いロッドなりの結果にならないかというところ。

そこで実際にメジャークラフトのバスロッド全4種類の中から、1本ずつ取り上げてフィールドで使ってみました。

●メジャークラフト・バスパラ　BXST-665ML

なんと5本継ぎの振り出し式になっている、バス釣り用スピニングロッドです。

全長は6.6ftなので、長過ぎず短過ぎずの丁度いい長さに仕上がっています。

適合するルアーウエイトは、1/8ozから3/8ozまで。

つまり10g程度までなら、さまざまなルアーをキャストすることができます。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら最大10lbまで使えるので、大胆なアプローチも可能でしょう。

メーカー希望販売価格は、8,800円と安い価格帯に収まっています。

実際に振り出しを伸ばしてみると、ブランクスが薄過ぎる感じはなく、リフトパワーをじゅうぶんに感じ取れるレベルでした。

これならダウンショットリグやノーシンカーリグに対応できますし、小型ミノーやペンシル・ポッパーなどをキャストして誘うことも可能です。

加えて振り出し式による持ち運びの便利さが備わっていますから、ソルトウォーターゲームにも転用できるのも強みでしょう。

専用ロッドケースに入れて、さまざまな釣り場へ足を運んでください。

●メジャークラフト・デイズ　DYC-702X

こちらはデイズの2ピース仕様で、全長7.0ftと長めのベイトロッドです。

なんと3ozというかなり重いルアーを背負えるので、流行りのビッグベイトやスイムベイトなどをキャストするのに向いています。

ヘビキャロのロングキャストにも転用できるので、オカッパリメインで重いルアーを使いたい人におすすめです。

●メジャークラフト・弁慶　BIS-644UL

弁慶シリーズからは、4ピースに分かれるパックロッドを取り上げましょう。

ULパワーブランクスのスピニングロッドなので、1/4ozまでの軽いワームリグやルアーをキャストすることができます。

継目はしっかり安定していて、美しいベンディングカーブを描いてくれます。

バスを掛けたらロッドを曲げて、その状態をキープ。

時間をかけて丁寧にやり取りしていると、水面までバスを浮かせることができるでしょう。

●メジャークラフト・ファーストキャスト　FCS-662L

このファーストキャストシリーズは、ソルトウォーターゲーム用にもラインナップされている、ベーシックなロッドアイテム群です。

全長は6.6ftなので扱いやすく、ブランクスはLパワーですから、しなやかに曲がり込んでライトリグを自在に操るのに向いています。

2ピース仕様ですから、クルマに積み込むのもとても楽。

最大で1/4ozまでのルアーを背負えますから、ノーシンカーリグやワッキーリグ・ダウンショットリグなどを駆使して、バスを誘ってみましょう。

ミノーやジャークベイト・シャッドなどを使いこなすのにも、じゅうぶん活用できるでしょう。

メジャークラフトのバスロッドに装着して、さまざまなルアーをキャストしてみたくなる、おすすめのリールをご紹介しましょう。

まずは、スピニングリールから。

2500番程度のサイズがあれば、ラインキャパはじゅうぶん足りるでしょう。

シマノから発売中の、汎用型スピニングリールです。

ギア比は6.2対１なので、ハンドル1巻きにつき91cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

実用ドラグ力は2.5kgで、最大ドラグ力は4.0kg。

ウエイトは250gで、スプール寸法は直径が46.5mm、ストロークが14.5mmです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら2号を170m、PEラインなら1.5号を220m巻けます。

ハンドルの長さは55mmで、ボールベアリングは3個搭載しています。

実際に手に取ってみると、やや重みは感じるものの、ハンドルは滑らかな巻き心地ですし、ローター回転も安定しています。

ラインキャパが多めなので、細いラインから太いラインまで使えるのが嬉しいです。

実売価格は4千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

ダイワからリリースされている、人気のタトゥーラTWシリーズです。

ギア比は7.1対1ですから、ハンドル1巻きにつき75cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

ウエイトは195gで、最大ドラグ力は5.0kgに設定。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。

ハンドルの長さは90mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。

実際に釣り場で使ってみると、スプール回転の立ち上がりは素晴らしく、ハンドルの巻き心地も滑らかです。

飛距離はしつかり伸びますし、バックラッシュトラブルも抑え込まれています。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

PEラインを巻いてキャストしてみましたが、標準で装備されているTWSが、トラブル無く飛距離を伸ばしてくれました。

メジャークラフトのバスロッドの特徴や実釣インプレ、装着するのにおすすめのリールをご紹介しましたが、いかがでしたか？

2ピースやマルチピースロッドの継目が気になりますが、キャストの際に軋み音が発生することはなく、安定した使い心地をキープしてくれます。

たくさんのバスを釣り上げながらスキルアップを図るのに、ベストマッチなロッドではないでしょうか。

スピニングロッドとベイトロッド、1本ずつ揃えてからフィールドへ向かいたいものです。