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秋限定の浅場コマセダイ 八景沖でシーズンイン!

隔週刊つり情報編集部

東京湾奥金沢八景の太田屋では9月6日から八景沖のコマセダイを開始。

初日は3.8kgを頭にトップ3枚とまずまずの滑り出し。

2日後の取材日は八景沖の水深20m前後を狙い、0.5〜2.6kgのマダイが船中16枚の釣れ具合。

朝イチから釣れ出して下げ潮が効いている間はポツポツ釣れ続いた。

開幕してから日が浅いため、まだマダイがコマセに慣れていない状況だが、魚影は濃いので今後は1kg前後主体に2~3kg級交じりで数釣りも期待できそうだ。

仕掛けはハリス4号、全長6mが標準と短く、タナ取りは底からなのでコマセダイ入門にピッタリ!

浅場で釣りができるのは長くても10月一杯まで。

早めの釣行をおすすめしたい。

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▲期間限定なので釣行はお早めに

魚と同じくコマセの鮮度管理もお忘れなく!

釣れた魚の鮮度管理はちゃんとやっていても、忘れがちなのがコマセの鮮度管理。

まだまだ暑い日が続く中、最初から全部のコマセを溶かしてしまうと炎天下ですぐに変色したり、パリパリに乾いたりしてしまう。

もちろんコマセ特有の嫌な臭いの原因にもなる。

一気に全部溶かしたりせず、必要な分だけ少しずつ溶かすのがいい。

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▲すぐに使う分だけバケツやザルに出して溶かす/すぐに使わない分はクーラーに入れて保管する

マダイ釣りは「一つテンヤ」「タイラバ」「タイジギング」など、様ざまな釣り方がある。

しかしこと東京湾において、圧倒的に歴史が長いのがコマセダイ。

皆さんもそうイメージする方が多いと思う。

タックルの手軽さではほかの釣法には敵わないが、コマセ釣りでの釣果には特別な思いを抱く釣り人は多いだろう。

筆者もその一人で、釣り人憧れのマダイをコマセで釣ることにはほかの釣り方にはない独特の価値観を持つ。

しかし近年のコマセ釣りは、全長12m前後と仕掛けが長くなり、テーパー仕掛けなど複雑なシステムになってきている。

ハードルが高くなり、尻込みしてしまう方も少なくない。

そんな方におすすめなのが、これから紹介する八景沖の水深20m前後の浅場で釣るコマセダイだ。

仕掛けは全長6mが基本でテーパー仕掛けも必要なし。

仕掛けが短いのでコマセと仕掛けを同調させやすいため、比較的手軽に臨める。

浅場だから型が小さいかというとそんなことはなく、4~5kgクラスもヒットするし数も釣れる。

メリットしかない魅力的な釣り場だ。

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▲ライトアジのポイント近くでマダイが釣れる

リールは電動よりも手巻きがおすすめ

竿は全長2.5m前後のコマセダイ専用だが、6:4調子の万能竿も流用できる。

短めの竿でもできなくはないが、浅場のマダイは引きが強いので長めのほうが安心してヤリトリできる。

慣れていない方は短くても全長2.3mくらいはほしい。

リールは電動でもいいが、電動巻き上げを使う場面はほぼないので中小型両軸で十分。

むしろそのほうがリールが軽くなり、電源コードもない分トラブルにもなりにくい。

道糸はPE3~4号を100〜200m巻いておく。

号数は船宿によって指定されることもあるので予約の際に確認しておくこと。

テンビンは弓型でもいいが、ストレートタイプのほうがおすすめ。

少し値段は張るが、その分トラブルの可能性も少なくなる。

コマセカゴはオモリ80号、FLサイズで、プラカゴでもステン缶でもOK。

テンビンと仕掛けの間に1.2〜2mm径で長さ1mのクッションゴムを付ける。

仕掛けはハリス4号、全長6mが基本で、長さは魚の活性により5~8mを使い分ける。

ハリはマダイバリの9号前後、ハリ数は規制がなければ1本でも2本でもどちらでもいい。

太田屋ではどちらでも大丈夫だが、オマツリが多いときなどは1本バリとなることもあるので、両方持っておくと安心だ。

付けエサはコマセの中から粒のいいものを拾うのが基本となるが、小粒のブロックの場合は苦労することもある。

慣れない方は釣具店などで付けエサ用のオキアミを購入していくと安心だ。

コマセのブロックは一度に全部溶かすのではなく、すぐに使う分だけ溶かす。

その際も完全に溶かしきるのではなく、半解凍くらいにしておくと時間の経過とともに芯の部分まで溶けていく。

まだ暑い日が続くので、一度に全部溶かしてしまうと変色したり粒の状態が悪くなったりしてしまうからだ。

小さいブロック2枚なら1枚だけ溶かし、大きいブロック1枚なら半分に割って半分だけ溶かす。

残りはクーラーに入れて保冷し、最初の分がなくなりそうになったら溶かす。

こうすれば付けエサも拾いやすくなる。

タナ取りは海底からが基本タナは底上7~8m

釣り場に到着したらコマセカゴにコマセを詰めてエサを付けた状態で待機。

船長のアナウンスで投入となる。

通常のコマセダイだと警戒心の強いマダイを怯えさせないようにタナ取りは海面からが基本だが、八景沖に関しては底からのタナ取りとなる。

分かりやすくてビギナーにはうれしい。

タナの指示は状況によっても変わるが、「ハリス分プラス1~2m」が多いとのこと。

仕掛けが着底したら2mほど巻き上げ、そこから2回に分けてコマセを振り出し、タナまで上げていく。

仮にハリスが6mでハリス分プラス1mなら底から7mの位置にコマセカゴを合わせて一定時間で入れ直していく。

待つ際に忘れてはいけないのがドラグ設定。

ガチガチのままだとマダイが掛かって走られるとハリスが切れてしまうので緩めておく。

船の揺れでドラグが出ないくらいの緩さで大丈夫だ。

入れ直しのタイミングは状況によって変わる。

基本は「付けエサが残っているかどうか」が一番の目安となる。

たとえば3分待ってから仕掛けを上げて付けエサを確認し、残っていなければ待ち時間を短く、残っているなら長くする。

何分待っても付けエサが取られないときも、ずっと待ち続けていてはコマセが効かなくなるので、だいたい5~6分で入れ直す。

もし不安があるなら船長に確認してみてほしい。

アタリがあったら合わせを入れてヤリトリするが、魚が走っているときに合わせるとハリスが切れることがあるので、走りが止まってから竿を立てて軽く合わせを入れる。

ヤリトリでは竿を下げ過ぎないように注意しながらマダイの引きが止まったときにリールを巻く。

水深が浅いので横走りすることがあるが、慌てず冷静に魚との距離を詰めていけばいい。

海面下にコマセカゴが見えたら巻くのを止めて、竿をキーパーに置いてテンビンとコマセカゴをつかみ、コマセオケに入れて、両手を使える状態にしてハリスをたぐる。

焦って強引に引っ張るとハリスが切れてしまうので、魚が引いたら無理せず緩められるようにしておくのが重要。

水深が浅い分、水圧であまり弱らずに元気なまま上がってくることも多いので注意が必要だ。

魚が海面に出たらタモですくってもらおう。

朝イチから食い活発 いきなり2.6kg浮上

太田屋を訪れたのは9月初旬。

まだ開幕から日が浅いが、初日は3.8kgの良型がキャッチされるなど好スタートを切っていた。

その影響か平日にもかかわらず12人と賑わっていた。

舵を握るのは佐藤楓船長。

今年の4月からマダイ船の担当になったそうだが、すでに実績十分。

明るくていねいな対応でお客さんからも大人気だそう。

状況を伺ってみると、「まだ開幕したばかりでマダイがコマセに慣れていないですけど、反応はあちこちにあるので模様はよさそうですね」とのこと。

船長も釣り人も気合十分で定刻どおりの出船となった。

ゆっくりと15分ほど走ったところで早くもポイントに到着。

「水深20m、タナは下からハリス分プラス1~2m。昨日も一昨日もコマセをまいてすぐにアタリが出ていたので、しっかりコマセをまいてマダイを寄せるイメージでやってみてください」というアナウンスで開始。

コマセに慣れていないということは、オキアミをエサと認識していないマダイが多いということらしい。

エサとしっかり認識したマダイはコマセに突っ込んでくるようにエサを食い始めるそうで、「オキアミ=エサ」と認識させるためにもシーズン序盤はコマセをしっかり効かせることが重要と佐藤船長は言う。

そんなことを伺っているとすぐに左舷胴の間の女性にヒット!

竿が大きく引き込まれ、どうやら良型の様子。

船長のアドバイスを聞いて興奮しながらのヤリトリで浮上したのは2.6kgの良型。

取り込み後は「どうやって食べようかしら」とうれしそうに悩んでいた。

その後もコンスタントに0.5〜1kg前後のマダイが取り込まれて、船長もホクホク顔。

悩んでいる方には積極的に声をかけていき、的確なアドバイスですぐに本命を釣ってもらっていた。

船長に話を伺いながらソナーを見せていただくと、「船の周りにこんな感じにポツポツと映っているのがマダイですね。この魚がだれかがコマセをまくと船下に入ってくるんですよ。ほらこんな感じで。魚探に映ったらだいたいだれかにアタリがありますね。そろそろくるかな……ほら食った!」とまるでマジックを見せられているかのような展開だった。

そんな状況は潮止まりまで続き、クロダイや大アジも顔を見せていた。

しかもそのアジが太った金アジでおいしそう。

指をくわえて眺めていた。

潮止まりから上げ潮に変わってしまうと周辺に反応はあるが、なかなか船下まで魚が入ってこない状況に。

どうやら潮が速くなってしまい、コマセが流されてしまうようだ。

それにつられてマダイも船から離れてしまうらしい。

「潮が速いのでコマセはなるべく下でまいてください。海底から1〜2mの間でまいてタナまで巻き上げるようにしてください」と船長からのアドバイス。

これにより再びマダイが船下まで入ってくるようになった。

前半ほどの勢いはないものの、たまにマダイが釣れて大アジも交じるので皆さん最後まで集中して釣っていたようだ。

釣果は0.5〜2.6kgをトップ4枚。

船中16枚のマダイが上がり、これからも期待が持てそうだ。

「八景沖の浅場でできるのは長くても10月一杯までになります。期間限定の釣りにはなりますが、水深が浅くて初心者の方でもエントリーしやすいですのでぜひ皆さんも釣りにきてください。分からないことがあれば聞いてもらえればなんでもアドバイスします!」とホクホクの笑顔で船長が語ってくれた。

この秋、華麗にコマセダイデビューを決めたい方は八景沖へゴー!

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▲アベレー ジは1kg前後

釣行の写真

▲イナダも回遊中

船宿INFORMATION

東京湾奥金沢八景

太田屋

045・782・4657

▼備考=予約乗合、7時15分出船。

ルアータチウオ、アジへも出船

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隔週刊つり情報(2025年10月15号)※無断複製・転載禁止

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