ケンサキイカの特徴・見分け方 | 写真から探せる魚図鑑
ケンサキイカの図鑑ページです。ケンサキイカの特徴がわかりやすい写真を掲載!ケンサキイカの特徴、生息場所や釣り方、ケンサキイカの美味しい食べ方など、ケンサキイカについて詳しく解説しています。
ケンサキイカ | 写真から探せる魚図鑑夏の日本海は、煌々と輝く漁火を付けたイカ釣り船が数多く見られ、風物詩のひとつにもなっています。
あの集魚灯の灯りは、最近LEDライトが増え明るさが増したせいか遥か宇宙空間を飛び回る人工衛星からも目視できるほどといわれていて、例年酷暑だといわれていますが、夜の海上は別天地です。
涼風に体をゆだねイカの中でも特に味がいいといわれるシロイカを狙ってみませんか?
今回はベストシーズンを迎えた京丹後市久美浜沖のシロイカ釣りのレポートと合わせて、タックルや釣り方を紹介します。
1匹2000円近くもする高級品のシロイカは赤イカと呼ばれたり、地方名が様々です。
そもそもシロイカとはケンサキイカのことで、イカの中でもケンサキイカが地方名の多いイカです。
関東ではマルイカ、南紀ではアカイカ、若狭ではマイカ、但馬海岸や山陰地方ではシロイカ、九州北部ではゴトウイカと呼ばれています。
アカイカの呼び名は、釣り上げたときのワインレッドの体色からつけられてもので確かに鮮やかな赤色をしている特徴があります。
マイカのマは真という意味であり、我こそは本物のイカだと自己主張しているようなもので、その地方で一番水揚げの多いイカにマの字を当てることが多いです。
若狭のマイカは、そのものズバリで若狭地方で最も水揚げが多く大切にされているイカということです。
同じように北海道でマイカと呼んでいるイカがいるが、こちらのマイカは若狭のマイカとはまったく別種のスルメイカのことで、少しややこしいですね。
関東のマルイカは、その体型から来た呼び名で、胴が丸くてずんぐりむっくりしているブドウイカ型の個体が多いからと考えられます。
それではシロイカの由来はなんでしょうか?
これも体色から来た呼び名のようで、死んだあと体が乳白色になることから生まれたと考えるのが普通ですね。
最後のゴトウイカは、産地からきたものであり九州の五島列島周辺で水揚げが多いことからつけられた呼び名です。
ケンサキイカの仲間であるスルメイカは、大型になると身が硬くなってスルメや裂きイカにするしかないが、山陰地方のシロイカは大型になっても身はさほど硬くならず、かえって甘みが増すほどなので大型ほど珍重されます。
九州の玄界灘に浮かぶ壱岐もシロイカの名産地で大型だけをより分けて「壱岐つるぎ」のブランドで出荷しているが、3、4ハイ入って1万円近くするから、1パイで2000円以上の高値がつく高級魚です。
胴長が35cm以上ある大型は「壱岐つるぎ」のブランドを名乗ることができます。
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ケンサキイカ | 写真から探せる魚図鑑シロイカ釣りは、漁火をつけた船の上からスッテと呼ばれる疑似餌を5、6個つけた仕掛けを下ろして釣ります。
ゆっくりリールを巻きながら誘いをかけてもよく乗るし、一定のタナで置き竿にしておいても釣れるので比較的簡単です。
船がゆっくり揺れるので、その動きに合わせて竿先が動き、それが微妙な誘いになってイカが乗るようです。
一生懸命リールを巻いて誘っているのに一向にイカが乗らず、横着な釣り師が置き竿にしておいたものばかりに乗ることがよくあるのはイカが案外気まぐれなせいなので、落ち込まないで大丈夫です!
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FISHING JAPAN 編集部シロイカの釣り方をご紹介したところで、釣行記を少しお話したいと思います。
福井県の嶺南地方、若狭湾では午後から早めに出船して日が沈むまでアジや小鯛、アコウやガシラなどの根魚を狙い、日が沈んでからイカ釣りに変わるという美味しいリレー釣りが盛んです。
ちょうどそんな折り、「シロイカよく付きだしたから出てきなるかい」京丹後市の久美浜にある船宿からそんな電話をいただいたので、7月半ばの月曜日、早速、出かけてみることにしました。
久美浜でも港から20分ほど走ったところにある魚礁で、大アジやメバル、アコウ(キジハタ)が釣れているので、日が沈むまでそれを狙って、そのあとイカ釣りに変わるという段取りで、釣行に挑みます。
当日の潮回りは中潮、月の出も午後10時を回ってからなので、イカ釣りの条件としては悪くありません。
そんなわけで午後6時半に出船、7時には目的の魚礁でアンカーを下ろしました。
水深は40m余り、ハリス4号で5本バリの胴突き仕掛けにオキアミのエサを刺して底まで下ろすと、あとは置き竿でアタリを待つだけです。
ときどきサシエは取られるが大きなアタリもなく退屈な時間が過ぎていったが、日が沈んで集魚灯が点火されると状況が一変しました。
船の周りを走り回るのはカタクチイワシ、それを狙ってダツやトビウオが走り回り、その下にアジの姿がかいま見えます。
午後7時半過ぎ、ようやく集魚灯の効果が現れ始めたのか、アジの襲来で置き竿にしておいたムーチング調子の船竿が次々と舞い込み始めました。
底で食うアジは平均して型がよく40cmを超えているが、上バリに食うのは30cm前後のものが多いようです。
なので、ギガアジの暴力的な引きを味わいたくて、底ばかり狙ったが、この日は一番の大きいサイズで47、48cmでした!
イカ30パイにアジのお土産
さて、アジ釣りに夢中になって、気が付いたらすでに午後8時半を回っていました。
早くイカ釣りに切り替えないと釣る時間がなくなってしまうと、急ぎスッテ仕掛けとイカメタルの仕掛けを用意しまずはスッテ仕掛けで様子を見ます。
水深は40mほどなので30mまで下ろしてスロー巻きで探り始めたら、25mあたりでいきなりのアタリ。
幸先よしと巻き上げたら胴長25、26cmの良型がダブルで上がってきました!
掛かったイカを外してすぐに放り込むと、大体25m前後のタナでアタリ、アタリが出てもそのまま5、6mはスロー巻きで誘ってみるが、なかなか追い乗りはしてくれません。
釣り始めて1時間ぐらいは乗りが良かったのですが、そのあとスルメイカが交じり始めてからシロイカの機嫌が悪くなってしまいました。
スロー巻きだけでは乗らなくなったので、竿を小さくあおったり、道糸をつまんで、ちょんちょんとスッテを揺すったりしないことには乗って来ないのです。
ただ、乗ってくるイカは南紀サイズより大きくて、ときどき胴長30cmを超えるものが交じるので引きが強くて楽しめました。
結局、この日はイカメタルの出番はなく午後11時で打ち止め、スッテで釣り上げたイカは30パイほどだったがアジのお土産がたっぷりあったので満足な釣行となりました!
続いて、この釣行で使用したタックルを紹介していきます。
シマノ(SHIMANO) ロッド 船竿 19 海春(かいしゅん) 50-270 マダイ ヒラメ イサキ イナダ ハマチ アジ サバ 夜イカ
ロッドは、シマノの海春(かいしゅん) 50-270がおすすめです。
6:4調子なので波があるときでも船の揺れを竿がある程度吸収してくれ、掛かったイカをバラしにくいし、スッテに乗りに来たイカが竿に弾かれて外れることが少ないロッドです。
シマノ(SHIMANO) 電動リール 16 フォースマスター 1000 右ハンドル
リールは、シマノのフォースマスター1000がおすすめです。
ギア比が5:1、最大ドラグ力が20.0と余裕のパワー、糸巻き量は3号のPEラインがマックスで400mも巻けるから、マダイや青物釣りにも使える汎用性の高いリールです。
また、シロイカだけでなく、大型のスルメイカの多点掛けにも耐えられるパワーが魅力のリールです。
シマノ(SHIMANO) PEライン タナトル8 300m 2.0号 42.8lb PL-F78R 釣り糸 ライン 2号
シマノのタナトル8の2号は、8本よりのしなやかなPEラインです。
ラインの見やすさにこだわったカラーパターンで、1色が10mで5色で染め分けされています。
1m、5m毎のピッチマーキングもさらに見やすく工夫されていて、2号の最大ライン強力は42.8kgもあるから余裕のパワーと強さも備えています。
今回はシロイカの釣り方やタックルを釣行記を交えてご紹介しました!
シロイカ(ケンサキイカ)はイカの中でも非常に美味しいイカとされています。
釣行で釣り上げたシロイカはもちろん美味しくいただきました。
イカ釣りの楽しみは、食べるところまでずっと続きます。
みなさんもシロイカ釣りにチャレンジして、楽しい秋を迎えてくださいね。
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