トップウォーターでバスを釣るにはどうすればいいの？時期やおすすめルアー&タックル特集

水面に浮かぶトップウォータールアーで、バスを釣るのは難しいといわれています。

本当にその通りでしょうか？

ここでは、トップウォーターでバスを釣るためのアプローチ方法について、深掘りしてみましょう。

トップウォーターとは、水面に浮かぶルアーを駆使して、バスやシーバス・チヌなどを誘う釣り方のことです。

ここでは、バス釣りに絞って考えてみましょう。

水面は、ひとつの行き止まりです。

それより上には、水が無いので、魚は泳ぎようがありません。

バスの捕食対象である小魚は、バスから逃れようとして水面にたどり着き、立ち往生してしまいます。

勢い余って、水面から飛び出す小魚も。

つまり、トップウォーターの釣りは、バスに追い込まれた小魚を演出して誘う釣りなのです。

小魚だけではありません。

昆虫やカエルなどの小動物も、水面でもがき、水面に追い込まれます。

ということは、アングラーがイメージしているよりも、トップウォーターはよく釣れる釣り方といえそうです。

実際にフィールドに出て、トップウォーターの釣りを実践してみましょう。

水温の高まる時期なら、小魚・昆虫・カエルなどの姿が、あちこちで見られます。

具体的には、6月から7月。

この時期は、雨の多い時期でもあり、一日中ローライトなコンディションになりがちです。

ローライトなら、バスにとって障害となる眩しさは抑えられ、水面を見上げやすいでしょう。

トップウォータールアーを水面でアクションさせれば、かなり高い確率でバスに発見されるはず。

問題は、とこにどんなルアーを投入して、どんなふうにアクションさせるか？です。

フィールドを、山間部の池に絞り込み、流れ込み・流れ出しがハッキリしている池で、釣りをおこないました。

ローライトなので、カバーの日陰に潜んでいたバスは、オープンウォーターに出てきます。

ただし、ずっと居続けるわけではなく、いつもの隠れ場所と行ったり来たりを繰り返しています。

トップウォータールアーをキャストするなら、そういうカバーから少し離れた場所へ一投め。

着水したら、ゆっくりとカバーへ向けて移動させてみましょう。

その動線は、間違いなくバスの動線と重なります。

自分の動線の上に、小動物が居る状態になりますから、無視し続けるのは困難でしょう。

まるで我慢できずに飛び出してきたかのような、激しいバイト！

意外とカンタンに、一匹めのバスを釣ることができました。

トップウォーターの釣りでは、どうしても岸際のカバー周りにルアーを届けてしまいます。

そこは隠れ家であり、もし誤ってカバーにルアーフックを引っ掛けてしまうと、バスに大きなプレッシャーを与えることに。

それではトップウォーターで釣ることは難しくなります。

着水点は、離れたところ。

そこからスタートして、岸際のカバーへ向かうことで、余計なプレッシャーのない状態でアプローチできます。

着水点を2ヵ所から3ヵ所に増やして、同じ岸際カバーへルアーを向かわせるのも効果的です。

カバーにたどり着いたら、しばらく静止させて、自分が起こした波にルアーを乗せて揺らすようにしましょう。

トップウォーターの釣りでは、ボートやカヤック・フローターなどに乗って、ルアーをキャストする機会が多いです。

そのどれもが、池の沖合いに浮いて、岸際カバーを撃っていくというスタイルになりがちです。

それでは、隠れ家からバスを引き出して、沖合いへ引っ張り出すベクトルになってしまいます。

警戒心の強いバスなら、そんな誘いには乗らないでしょう。

キャストしたルアーを回収して、次のキャストをおこないたいという、アングラー側の都合が優先されているアプローチです。

それをしっかり止めることで、釣れるバスの数は、驚くほど増えるに違いありません。

ぜひフィールドで実践してみましょう！

トップウォーターのバス釣りを実践するのに向いている、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。

ロッドは、6ft以上の張りのあるブランクスを持ったベイトロッドが合います。

リールは、16lb前後のモノフィラメントラインを大量に巻けるベイトリールがいいでしょう。

ダイワからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・リベリオンシリーズのラインナップから、6102MRBを選んでみました。

かなり長めのブランクスですから、飛距離はじゅうぶん伸ばせるでしょう。

全長は、2.08mと、ロングキャストはもちろん、アキュラシー精度の高いキャストも実践できます。

2ピース仕様で、仕舞寸法は109cmにまで縮まります。

ウエイトは、109gと軽めです。

ブランクスの先径/元径は、2.0/12.4mmになっています。

適合するルアーウエイトは、5gから21gまで。

適合するラインは、8lbから16lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99.0%になっています。

実際に手に取って継いでみると、とても軽くて取り回ししやすいブランクスだと感じました。

曲がりは、とても素直でしなやかですから、バスが掛かっても全体で支えることができるでしょう。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

ダイワのリベリオンシリーズは、アイテム数が多くて、釣り方に合わせていろいろ選べるのがメリットです。

あまり硬くないブランクスのほうが、ラインスラックを利用したドッグウォークアクションを実践しやすいでしょう。

ダイワからリリースされているロープロファイルデザイン系ベイトリール・ジリオンSV TWシリーズのラインナップから、エクストラハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は8.5対1なので、ハンドル1回転につき90cmものラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は5.0kgで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら、16lbを80m巻けます。

ウエイトは、175gと軽め。

スプール径は、34mm。

ハンドルの長さは、90mm。

ボールベアリングは、8個搭載されています。

実際に手に取ってみると、とても軽くてコンパクトなデザインに設計されています。

剛性感もあるので、ハンドルの巻き心地は、とてもなめらかです。

実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっているのではないでしょうか。

ダイワのジリオンシリーズは、サイドハンドキャストでルアーを送り出すと、低弾道でよく伸びてくれます。

着水時の音は小さめなので、バスを驚かすことなく誘いをかけられるでしょう。

レベルワインド周りのTWSには、浮きゴミなどが付着しやすく、そのまま放置は厳禁です。

釣りから帰宅したら、真水で洗浄メンテナンスを施し、キレイに水分を拭き取るようにしてください。

トップウォーターの釣りの特徴やアプローチ方法、おすすめのロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか？

羽根モノやスイッシャー・ペンシル・ポッパーなど、さまざまなトップウォータールアーが用意されています。

自分の通うフィールドでは、どれが効果的なのか、いろいろキャストして確かめてみましょう。

大きくて重いトップウォータールアーのほうが、遠くまで飛ばせますが、着水音が大きく、バスに警戒されがちです。

きっちりサミングをおこなって着水音を抑えるか、小型のトップウォータールアーにシフトしてみましょう。