同じ松輪、同じワラサ、違う船|8時で切り上げる船長と、思い思いに釣らせる船長

同じ松輪、同じワラサ、違う船|8時で切り上げる船長と、思い思いに釣らせる船長

FISHING JAPAN 編集部

昨日、松輪江奈漁港からは何隻もワラサ船が出ました。同じ港、同じ魚、同じ日です。それでも、船の中で起きたことは違いました。

2隻を並べます。

正海丸。ワラサ3.00~4.50kgを1人2~10匹。トップが10本釣った時点で、船長は8時に青物をやめました。「トップ10本とキリが良かったので8時頃カツオマグロ狙いに移動をいたしました」。船が次の海へ動いています。

伝五郎丸。ワラサ2.00~4.50kgを1人1~5匹。船長のコメントです。「朝からワラサの当たり良く、バラシも多く残念でした。トップ8本掛けて5本。次に4本、3本とボウズ無く釣ることができ、途中マダイ狙いに行き、なんとかマダイの顔も見れました」

数字だけを見れば、10本と5本です。ですが、この2隻は同じ土俵に立っていません。

船宿ページを読むと、船の作りが違います。

正海丸は大型船です。乗船定員は30名あります。それなのに、マダイ釣りでは毎日14~16名までに絞っています。理由も書いてあります。

「隣との空間が広くとれ快適で"オマツリ"の発生も少なく、ハリスが長い釣りでもストレスなく釣りを行っていただけます」

定員の半分しか乗せない船です。釣割の評価は4.8で、件数は29件あります。

伝五郎丸は乗合15名の船です。紹介文を引きます。

「多くの人が訪れる松輪の釣り船の中でも"のんびりとした雰囲気"で釣りを楽しめます。船長は釣り方についても細かい決め事を指示せず、釣り人の方の思い思いの釣りを尊重します」

受付や電話対応は、主に船長の奥様が担当します。慣れない方にも案内してくれる、と書かれています。評価は4.6で、件数は10件です。

並べると、こうなります。

正海丸は、船長が判断して船を動かします。8時に切り上げてカツオへ向かったのが、まさにそれです。人数を絞って、釣りの質を作っています。

伝五郎丸は、釣り人に任せます。決め事を指示しない、と自分で書いています。

どちらが良いかではありません。どちらが自分に合うかです。

初めての人にとっては、この違いのほうが釣果より効きます。指示が飛ぶ船で気楽に構えるのは難しいものです。何も言われない船で正解を探すのも難しくなります。

料金も出しておきます。正海丸のワラサ&カツオ・マグロのリレー釣りプランが13,000円。伝五郎丸のワラサ釣りプランが10,000円です。1,500ポイントの還元が付きます。

伝五郎丸は2隻体制で、乗合と仕立の両方を受け付けています。仕立は1隻60,000円です。一年を通してはマダイ狙いで、初夏はイサキを狙います。

今日から変えられること

船宿を選ぶとき、釣果の数字だけを見比べません。紹介文と船長コメントに、その船の性格が書いてあります。

読むところは2つです。人数をどう扱っているか。釣り方をどこまで指示するか。この2つで、当日の過ごし方がほぼ決まります。

評価点は、件数と一緒に見ます。4.8(29件)と4.6(10件)では、同じ小数点でも重みが違います。

なお伝五郎丸は9月14日(月)が定休日です。9月19日から21日の3連休は、3日とも予約枠が開いていました。

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