西伊豆 松崎新港が14年ぶりに釣り人へ開く

14年間、釣り禁止だった港が開きます|西伊豆・松崎新港、9月12日・13日の2日間限定、1日50人。予約はスマホで

FISHING JAPAN 編集部

14年間、釣り人が入れなかった港の扉が、今月開きます。静岡県賀茂郡松崎町の松崎新港です。松崎町観光協会が9月2日にプレスリリースを出しました。「海釣りGO 松崎新港 釣り三昧」を、9月12日(土)と13日(日)に開きます。

事実から並べます。時間は5時30分から11時30分までの6時間。定員は1日50人。対象は中学生以上。釣り許可証は保険込みで2,700円です。予約はアプリ「UMIGO」からで、キャンセルは3日前まで。地元の名店の食事を、追加料金で堤防に届けてもらえます。

背景に、閉じた理由があります。松崎新港は平成22年に供用が始まったあと、マナーの悪化で立入禁止になりました。リリースは、今回の開放を「14年ぶりの釣り利用」と書いています。昨年度に「釣り利用トライアル」を試し、好評だったため、今年は本格的に始めることになりました。

運営の形も決まっています。「松崎新港海釣り施設連絡協議会」が発足しました。構成員は松崎町、静岡県下田土木事務所、松崎町観光協会、伊豆漁業協同組合です。参加費の一部は、海の生き物を増やす活動に充てられます。伊豆漁業協同組合松崎支所との連携です。

業界の目で見ると、この形には意味があります。港を閉じるのは簡単です。開け直すのは、管理する人と、責任を持つ組織と、お金の流れが要ります。松崎町は、その3つを協議会・予約制・許可証というかたちにしました。人数を50人に絞り、アプリで予約し、保険を付けます。マナーで閉じた港を開けるときの、ひとつの手順書です。

釣り人にとっては、選択肢がひとつ増えます。西伊豆は船釣りの港は多くても、堤防で気軽に竿を出せる場所は限られてきました。1日50人という枠は狭く見えます。ただ、その狭さが続けるための条件でもあります。

数字を一つだけ置いておきます。50人が2,700円を払うと、1日で13万5千円です。2日で27万円。リリースによれば、このうちの一部が海の生き物を増やす活動に回ります。大きな金額ではありません。それでも、港を開けた人たちが「続けられる」と判断できる数字かどうか。今年の2日間は、その答え合わせでもあります。

今年は12日と13日の2日で終わります。来年からは定期的に開く予定だと、リリースは書いています。うまくいけば、同じ手順で開く港がほかにも出てくるかもしれません。まずは9月の2日間です。行ける人は、アプリで席を取ってみてください。

釣りニュース」カテゴリの人気記事

MONTHLYランキング