ベイトリール 写真

ベイトリールのメリット、デメリットって?その特徴や使い方をもう一度おさらいしてみましょう!【保存版】

FISHING JAPAN 編集部

ベイトリールという言葉は、ベイトキャスティングリールの短縮形なのです。

ベイトとは直訳するとエサのことで、「エサを投げるリール」がベイトリールの直訳的な意味になります。ですが実際には、ベイトはルアーを指し、「ルアーを投げるリール」が実際の定義になるでしょう。

ベイトリールはスタードラグリールとも呼ばれていましたが、今日ではあまり使用されていないようです。

スタードラグリールという名前は、リールの側にあるドラグレバーの星形の形状から命名されました。

二軸リールというのは、二軸受けリールの略で、

スプールを貫通するが左右のケーシングに存在するメタルやベアリングによって支えられている設計から、この名前がつけられました。

さて、それではこのベイトリールの長所と短所について少し触れてみましょう。

ベイトリールのメリット

ベイトリールの大きな特長は、スプールが回転して道糸を出したり、巻き込んだりすることです。

最大のメリットといえば、スプールが回転しながら道糸を直角に巻き取っていくので、スピニングリールのように糸にヨリがかからないことです。

それと数種類のギアを組み合わせることで、ハンドルの回転を効率よくスプールに伝えることができるため、スピニングリールと比べて巻き上げる力、つまり釣力が大きいです。

両軸リールも、スピニングリールと比べて、巻き上げ力が強いです。

また、スプールの直径や幅を大きくすることで糸巻き量がどんどん増やせます。

そのため、水深500mを超える深海釣り用の電動リールや、1000m以上の糸巻き量が必要なカジキ用の大型トローリングリールなど、両軸タイプのリールでないと実現できないものが多いです。

ベイトリールのデメリット

このようにいくつかのメリットがあるかわりに、防ぎようがないデメリットもあります。

その最たるものがバックラッシュです。

バックラッシュは、スプールの回転と道糸が出ていくスピードが合わなかったときに起きます。

道糸が出ていくスピードよりもスプールの回転が遅いときには起きません。

反対に、道糸が出ていくスピードよりスプールの回転が速くなったときに起きるのです。

これを防ぐためには、サミングによって、親指(サムとは親指の愛称)でスプールエッジや巻いてある道糸を軽く押さえることで、スプールの回転をコントロールする必要があります。

このサミングが上手にできないことには仕掛けを遠くに飛ばすことが難しいというのが、これまでの両軸リールのデメリットのひとつでした。

しかし昨今は、バス用など小型の両軸リールの場合は、バックラッシュを防ぐ装置が付いたものが増えたので、遠投がそれほど難しくなくなりました。

各メーカーの開発者がそれぞれのメリットを活かしつつ、デメリットを減らすタックルを開発しているおかげですね!

釣り人の皆さんも、ベイトリールのメリット、デメリットを熟知して、釣りを楽しんでください!

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