ハリスの太さと釣果の関係を示した図

細いハリスで当たっても、獲れなければ0匹|小湊「鯛丸」船長が太いハリスを選ぶ理由

FISHING JAPAN 編集部

同じ場所に、細いハリスで狙う船と、太いハリスで狙う船がいます。千葉県鴨川市の小湊漁港から出る「鯛丸」は、太いほうを選んでいます。

9月6日(日・長潮)の釣果は、シマアジ、マダイ、ヒレナガカンパチでした。船長のコメントが長いので、核心だけ引きます。

「同じ場所で ハリス細めで狙う船もいる感じですが 細めで当たっても取れないので 自船はガッツリとヒラマサ仕掛けで 太いハリスで狙っていきますので よろしくお願いします」

「細めで当たっても取れない」。ここが要点です。

釣りの記録に残るのは、獲れた魚だけです。当たりの回数は残りません。細いハリスで当たりが2倍になっても、切られていれば数字は増えません。

鯛丸の9月6日は、ヒラマサが獲れていません。船長は「メインのヒラマサは 反応はいい感じでも残念ながら。ちょっと潮が合わないのかなぁ」と書いています。反応はあった。それでも0本でした。

では太いハリスなら獲れるのか。そこも単純ではありません。

9月2日(水・中潮)を見ます。鯛丸はヒラマサ2.10~5.50kgを2匹上げました。ただし同じ日の記録には「大型の当たりがありましたが、残念ながらクッションゴムが切れてしまい」ともあります。9月3日(木)には「ハリス切れ、すっぽ抜けありで」と書いています。

太くしても、バラすときはバラします。それでも5.50kgを獲った日があるのは、太いほうを選んでいるからです。

つまり船長は、当たりの数を減らしてでも、来た1本を獲りにいく側を選んでいます。狙っているのが大型だからです。

反対の考え方もあります。食いが渋い日や潮が澄んだ日は、細いほうが当たりは増えます。数を釣りたい日なら、そちらが正解になることもあります。

大事なのは、どちらが正しいかではありません。乗る船がどちらの方針かを、先に知っておくことです。

明日から変えられること

予約の前に、その船の釣果コメントを3日分読みます。船長は狙い方を言葉で書いています。

読むところは3つです。どの魚をメインに置いているか。仕掛けの太さや号数に触れているか。「大型狙い」なのか「数狙い」なのか。

鯛丸の場合は、はっきり書いてあります。「ガッツリとヒラマサ仕掛けで 太いハリスで」。大型を獲りに行く船です。数を釣りに行くつもりで乗ると、狙いがずれます。

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