チニングに効くミノーってどれなの?ダウンショットリグとの活用法に注目
春になると、シャローレンジにチヌが入ってくるようになります。 フローティングミノーなら、チヌの目線に送り込みやすいでしょう。 でも飛距離が出にくいですし、ボトムからあまり離れ…
FISHING JAPAN 編集部チヌやキビレを河川の河口域で狙うとき、フローティング仕様のペンシルベイトが、ビッグサイズを連発してくれることがあります。
どんなふうにキャストして誘えばいいのか、使い方やおすすめのチニングゲーム用ペンシルをご紹介しましょう。
目次
チニングゲームにおける、フローティングペンシルベイトの役割について考えてみましょう。
なんといっても、圧倒的に飛距離を伸ばすことができます。
チヌやキビレは、足元に定着しているケースの他に、沖合いの地形変化に付いているケースが多いです。
特に牡蠣殻とブレイクラインが絡んでいるミオ筋などには、驚くほど多くの魚影が集まっていることがあります。
そんな沖合いまでフルキャストして届けるには、細身シェイプで空気抵抗を抑えたペンシルが、ベストマッチなのです。
実際に広大な河川の河口域で、チニングゲームを展開してみました。
いやはや広過ぎて、いったいどこにチヌが居るのか、さっぱり見当もつきません。
そこで取り出すのが、水面に浮くペンシルです。
ロングキャストが、いともカンタンに決まりますし、沖合いの水面でウキのように目立ってくれます。
ロッドワークに対しては、機敏に反応するので、誘いの要素はバッチリ。
そしてチヌがアタックしてきたら、水面が乱れるのですぐにバイトと分かります。
こんな便利なサーチベイトは、他には見当たらないでしょう。
それでは、チニングゲームにおすすめのペンシルを、具体的に3つ挙げてみましょう。
まず最初に取り上げるのが、ダイワのシルバーウルフ ラフトリックです。
実際に釣り場でキャストしてみると、驚くほど飛距離が伸びていきます。
スピニングタックルはもちろん、太いモノフィラメントラインを巻いたベイトタックルでも、沖合いのブレイクラインに届いてくれるのは、とてもありがたいです。
そして浮き姿勢は、ほぼ立ち姿勢。
ボディの8割程度が水没している状態になるので、ロッドワークがしっかりと伝わり、水を攪拌してくれます。
チヌのバイトを確実にフックアップするため、お腹側のフックアイが、ボディのほぼ真ん中まで移動させているのも見逃せません。
2024年には、フローティングペンシルの第二弾・シルバーウルフ ラフダイバーがリリース予定。
チニングゲームにはペンシルが効くことを、ダイワが強く認識している証しでしょう。
ダイワ(DAIWA)ルアー/ソルトウォーター(プラグ)シルバーウルフ ラフトリック90F 半々ピンク
チニングゲームにおすすめのペンシル、2つめは、タックルハウスのクロナッツです。
カウンターウエイトが、ボディ内部に配置されていて、ロッドワークに対して俊敏にターンを繰り返してくれます。
大小2種類のサイズが用意されていますが、どちらを使ってもチヌがよく反応してくれます。
10gを下回る軽めのウエイトで、空気抵抗は小さく、着水音も静かです。
不用意にチヌを驚かすことなく、じんわり丁寧に食わせることができます。
ドッグウォークアクションで、さほど水飛沫が散ることはありません。
ひたすら水に絡んで、ダイブしては浮き上がり、生命感を溢れさせてくれます。
タックルハウス ルアー RESISTANCE CRONUTS 67 No.12 ダブルチャート.
チニングゲームにおすすめのペンシル、3つめは、シマノのブレニアス ブリームペンシル75Fです。
全長75mmというコンパクトサイズは、チヌ・キビレの口に収まりやすく、バラシを抑えてくれます。
ウエイト8gは、飛距離を伸ばしつつも、派手で雑な着水音にはなりにくいです。
チヌの警戒心を膨らませないアプローチを続ければ、あっという間に釣り上げることができるでしょう。
河川の堰や水門周りでも、じっくり粘る使い方を実践しやすいです。
カラーバリエーションは、合計13種類と豊富なので、釣り場に居るベイトフィッシュにマッチしたもの選んでください。
シマノ(SHIMANO) ルアー チニング ブレニアス ブリームペンシル 75F XH-T75S 005 ブラウンシュリンプ
チニングゲームでペンシルを操るのに適している、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。
ロッドは、MLからMパワーブランクスのベイトロッドが合います。
スピニングロッドでもキャストできるのですが、牡蠣殻やコンクリート護岸に擦れる可能性のある場所が多く、太いモノフィラメントラインを使えるベイトロッドのほうが、安心してアプローチできるでしょう。
リールは、14lb以上のモノフィラメントラインをたっぷり巻けるベイトリールが、マッチします。
ダイワからリリースされているチニングゲーム用ベイトロッド・シルバーウルフシリーズのラインナップから、76MLB-Sを選んでみました。
ウエイトは100gと、とても軽く作られています。
全長は2.29mなので、取り回しのいい長さのブランクスといえそうです。
2ピース仕様で、仕舞寸法は118cmにまで縮まります。
適合するルアーウエイトは、4gから18gまで。
適合するPEラインは、0.4号から1.0号まで使えます。
モノフィラメントラインなら、14lb前後のフロロカーボンラインが合いそうです。
ブランクスの先径/元径は、1.4/12.9mm。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.0%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて感度が高く、チヌ・キビレがついばんでくるアタリまでも、手元で感じ取れそうです。
フリーリグはもちろん、ペンシルをロングキャストするのにも対応できるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
しなやかに曲がり込むブランクスですから、掛かったチヌの重さでしっかり曲げながら、時をかけてランディングに持ち込みましょう。
慌てると、バラシにつながってしまいます。
チヌの口周りはとても硬く、フックが貫通していないことが多々あります。
単に引っ掛かっているだけかもしれないので、ラインテンションは絶対に緩めないようにしてください。
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 22 タトゥーラ TW 80H(2022モデル)
ダイワからリリースされているロープロファイルデザイン型ベイトリール・タトゥーラWシリーズのラインナップから、80番サイズのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は7.1対1なので、ハンドル1回転につき71cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は4.5kgで、ウエイトは180g。
スプール寸法は、直径/幅が、32/21mmです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを100m巻けます。
ハンドルの長さは85mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際にフィールドで使ってみると、とてもコンパクトで扱いやすく、スプール回転は滑らかに回り続けてくれます。
クラッチの切れ・つながりともにスムーズで、安定した飛距離を叩き出します。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
小型サイズのベイトリールなので、細いPEラインを巻いてアプローチするのにも向いています。
PEラインを使う場合には、その先端にショックリーダーラインをひとヒロほど結ぶようにしてください。
チニングゲームに使ってみたいおすすめペンシルやその使い方、マッチしそうなロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?
水平に近い浮き姿勢のペンシルを持っているなら、板オモリを用意して、最後尾周辺に貼ってみてください。
ほぼ垂直に近い立ち浮き姿勢にアレンジしたほうが、水中から見上げているチヌの目に留まりやすいですし、移動距離を抑えた誘いを繰り出すことができます。
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