チニングゲーム春対策!4月のチヌはどうやって釣ればいいの?
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FISHING JAPAN 編集部温かい水温に切り換わってくると、チヌがシャローエリアに入ってきます。
産卵も絡んでいるので、釣り方をじっくり練らないと、バイトには持ち込みにくいでしょう。
ここでは、チニングに効果的なワーム+リグについて、詳しくご紹介しましょう。
目次
春になって、シャローエリアで積極的に使ってみたいチニングのアイテムといえば、ワーム+リグです。
ハードルアーのミノーやポッパーなとでアプローチしても、果敢にアタックしてくるのは、もう少し夏に近づいてから。
産卵による体力の減退が残る春は、活性が高いものの、食わせ要素の強いものに振ったほうが、よく釣れます。
おすすめは、小振りで根掛かりトラブルのしにくい、ワーム+リグ。
これまでだと、フリーリグやテキサスリグがよく使われていました。
今年は、オフセットフックに独特なシンカーを装着して、カバーをカンタンにすり抜けながら使えるリグを、候補に加えてください。
ハヤブサからリリースされている、ジョインテッドシューティングボールヘッドは、ジグヘッドの頭の部分を独立させたものです。
くるりと回ったワイヤーがシンカー部分から伸びていて、ここにワンタッチでオフセットフックを装着することができます。
スプリットリングを接続部分に介さないので、オフセットフックが必要以上に動かず、横倒れしてしまう心配が要りません。
つまりフックポイントは、ほぼ常に立ち上がっており、チヌがバイトしてきたときのフッキングパワーを、ロスしなくて済むのです。
しかも好みのサイズ・デザインのオフセットフックを装着できるので、釣り場の状況に合わせたリグを作ることが可能です。
例えば、ジョインテッドシューティングボールヘッドのウエイトを3.5g以下にすれば、根掛かりトラブルを極端に抑えられます。
そこに4番から1/0番程度のオフセットフックを組み合わせて、ワームを装着してアプローチできるわけです。
フックは、同じくハヤブサのライトニングシャフトがおすすめ。
フックの剛性が、バランスよく保たれていて、サイズも豊富にラインナップされています。
刺さりもバツグンですから、チヌの口の大きさに合わせてセッティングしてみましょう。
ハヤブサ(Hayabusa) FF404 JOINTED SHOOTING BALL 1/8oz(3.5g)
チニングにおける、ジョインテッドシューティングボールヘッドとオフセットフックの組み合わせの強みは、引っ掛かりにくいことです。
底は取りやすく、カバーや地形変化の位置は、感知しやすいヘッドデザインに作られています。
それに加えて、フォール中の引っ掛かりトラブルは、上手く抑えられているのです。
ウエイトは、2.6gと3.5gが、特に使いやすい印象を持ちました。
オフセットフックの交換はやりやすいりので、臨機応変に切り換えていくほうが、釣果は伸びそうです。
春のシャローエリアなら、コンクリート護岸沿いや藻の生えている面を、丁寧にこのリグでなぞってみましょう。
藻に触れながらフォールさせていく感じが、ベスト。
チヌのバイトは、とても明確に手元に伝わってくるので、フッキングのタイミングが遅れないようにしましょう。
ジョインテッドシューティングボールヘッドとオフセットフックの組み合わせに合いそうな、おすすめのワームも取り上げてみましょう。
まず最初に装着したいのは、エビ・カニなどの甲殻類に似た、ホグ系ワームです。
細長い、テナガエビのようなデザインのワームも、かなり効きます。
全てのワーム+リグは、着底させて誘うのが基本。
キャストして表層からフォール、この間にチヌのバイトが発生することもありますが、とにかく着底させてください。
しばらく放置して、リグに装着したワームが、ゆっくり倒れ込んでいくのを待ちましょう。
オフセットフックを小さめサイズにしておくほうが、チヌの口の中に入りやすいです。
ただし、フックの線径が細くなってしまい、強烈な負荷には耐えられないかもしれません。
自分なりにさまざまなサイズを使ってみて、チヌのパワーにちょうどいいものを見つけ出してください。
ワームを任意の箇所でカットして使うのも、面白いでしょう。
ケイテック(KEITECH) (Keitech) クレイジーフラッパー 2.8インチ #401 グリパンシャート
ケイテック(Keitech) ネコカマロン 5.5インチ #101 グリーンパンプキンペッパー
シャローエリアでワーム+リグを操るのに使ってみたくなる、おすすめのチニング用ベイトタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、MLからMパワー前後のブランクスを持った、しなやかなベイトロッドがマッチします。
リールは、12lbのモノフィラメントラインを豊富に巻ける、軽量ベイトリールがいいでしょう。
シマノ(SHIMANO) ブリーム専用ロッド ブレニアス エクスチューン B76ML ベイトモデル (SiCリングガイド)
シマノからリリースされているチニングゲーム用ベイトロッド・ブレニアス エクスチューンシリーズのラインナップから、B76MLを選んでみました。
全長は2.29mと、オールラウンドに使いやすい長さに作られています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は117.3cmにまで縮まります。
これならクルマから積み降ろしやすいですし、さまざまな釣り場へ持ち込みやすいでしょう。
ウエイトは93gと軽めで、ブランクスの先径は1.7mm。
適合するルアーウェイトは、5gから24gまで。
適合するラインは、PEラインなら0.5号から1.2号まで。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.4%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて感度は高く感じました。
負荷に対しては、しなやかに曲がり込む印象が強く、チヌのバイトをバラしてしまうことは少ないでしょう。
ガイドには、ラインが絡まりにくいので、手返しのいい連続キャストを繰り出しやすいです。
実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。
じっくりとチニングの面白さを探りたいなら、おすすめの1本といえるのではないでしょうか。
シマノから2024年に新発売となったロープロファイルデザイン型ベイトリール・SLXシリーズのノーマルギア仕様です。
ギア比は6.3対1なので、ハンドル1巻きにつき63cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は5.5kgで、ウエイトは190.0gと軽め。
スプール寸法は、直径/幅が32/21mmです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを100m巻けます。
ハンドルの長さは42mmで、ボールベアリングは4個搭載しています。
実際に手に取って使ってみると、とても軽くてコンパクトにデザインされていると感じました。
手のひらで包み込めるので、フッキングの際のパワーが逃げず、しっかりとフックを掛けることができます。
クラッチの切れやつながりはバッチリなので、キャスト数は自然と伸びるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
ソルト対応のベイトリールですが、汽水域などで使った後は、必ず真水で洗浄メンテナンスをおこなってください。
チニング用ワーム+リグの特徴や使い方、おすすめのベイトタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
藻には、さまざまな水生生物が生息しています。
特にエビ・カニといった甲殻類は、チヌの大好物です。
甲殻類がピンッと跳ねて、水中をふらふらとフォールしていく状態を、ワーム+リグで表現してみましょう。
アタリが出たら、ラインがたるむか走り出します。
それを目視してから、リールハンドルを回してラインテンションを張り、フッキング動作へ移ってください。
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