ルアーのアップ写真

シーバスゲームでのシンペンの使い方ってどうすればいいの?

FISHING JAPAN 編集部

シーバスゲームに使うルアーには、さまざまな種類が用意されています。

ミノーの使い方なら分かるけれど、リップの付いていないシンペンって、どんなときにラインに結べばいいの?という意見を、よく耳にします。

ここでは、シンペンの特徴や、シーバスゲームにおける有効な使い方について、分かりやすくご紹介しましょう。

シーバスをシンペンで誘うにはどうればいいの?

シーバスゲームにおけるシンペンの役割は、タフコンディションの攻略です。

ミノーには、リップが付いています。

前方からの水流をしっかり受けて、左右へ散らす効果があり、それに伴ってウォブリングアクションが発生します。

左右に規則正しくボディを振るわけで、水押し効果やフラッシング効果も得られるでしょう。

でもよくよく考えてみると、そういうハデハデしいアクションを、シーバスが常に好むとは考えられません。

そんな動きで泳いでいる小魚は、ほぼ存在しないからです。

いかにも人工物的な、ルアーらしい動きが、ウォブリングアクション。

それが通用しないとき、アングラーは対策を講じなければならないのです。

ミノーよりもタイトなアクション=小刻みな振動を発生する、バイブレーションルアーはどうでしょうか。

確かにウォブリングアクションではありませんし、フラッシング効果も強力です。

実際に使ってみると、シーバスの反応は上々なのですが、やはりタフコンディション攻略とまではいきません。

そこでおすすめしたいのが、シンペンです。

シンペンにはリップが無く、水流をスムーズに受け流す特徴があります。

その際に発生するアクションは、弱めのローリングアクションや不規則なダートアクション。

ちょっとアピール力が足りないんじゃないの?と感じてしまいがちですが、アピール力が欲しいときは、ミノーやバイブレーションルアーを使えばいいのです。

デイゲームやナイトゲームに関係なく、タフコンディションのシーバスを振り向かせることのできるナチュラルさが備わっているのが、シンペンの強みといえるでしょう。

圧倒的な飛距離を叩き出して、沖合いの潮目やナブラを叩けてしまうシンペンがあります。

その名は、ダイワのモアザンスイッチヒッターDH。

76Sと97Sがラインナップされていて、どちらもボディサイズの割りにウエイトが重くなっています。

そのぶん飛距離が伸び、広範囲を探るのに長けています。

デイゲームで潮目の位置が確認できる釣り場や、河口域の広大な干潟エリアなどで、シーバスの居場所を突き止めるのに使ってみましょう。

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シマノのおすすめシーバスゲーム用シンペン!

シーバスゲームにおすすめのシンペンとして、次に挙げるのが、シマノのエクスセンス スライドアサシン100Sです。

ウエイトが23gで、重心移動システム搭載ですから、かなり遠くまでアプローチできます。

着水してからのスイム姿勢・フォール姿勢は、ほぼ水平をキープ。

頭部が凹んでいるので、前方からの水流をしっかり受けて、独特のアクションを発生させます。

貫通ワイヤー仕様で耐久性があり、どんどんキャストを重ねてシーバスを誘うことが可能です。

実際にフィールドで使ってみると、飛距離は軽く50mを超えていきます。

スライドダートアクションが時折発生し、追従してきたシーバスにスイッチを入れやすいと感じました。

太軸のトレブルフックがぶら下がっても、基本的なナチュラルアクションは変わらず。

これならアングラーの思い通りに、扱いやすいでしょう。

シマノ(SHIMANO) シーバス用シンキングペンシル エクスセンス スライドアサシン 100S X AR-C XL-210R 016

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シーバスゲームに外せないラッキークラフトのワンダーシリーズ!

シーバスゲームにおすすめのシンペンといえば、ラッキークラフトのワンダーシリーズは外せないでしょう。

小さくてスリムなものから、大きくて重いものまで、タイプが豊富に揃っています。

80mm前後のサイズなら、しなやかに曲がるスピニングロッドでアプローチできますし、着水後はただ巻きリトリーブが、最もよく釣れるでしょう。

独特なローリングアクションと、ダートアクション。

スローにリトリーブしても、しっかり誘い続けてくれるレスポンスの良さが、ワンダーシリーズの強みです。

フックサイズを変えたり、お腹側に板オモリを貼ったりして、自分なりにチューニングを施してみてください。

一段深いレンジをトレースしやすくなりますから、釣れるシーバスの数もサイズもアップするでしょう。

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シーバスゲームでシンペンをキャストするのにおすすめのロッド&リールを選んでみた!

シーバスゲームでシンペンをロングキャストするのに適している、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。

ロッドは、しなやかに曲がり込んでくれる、MLからMパワーブランクス程度のスピニングロッドが合います。

リールは、2500番から3000番サイズのスピニングリールなら、PEラインを大量にストックできるでしょう。

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ダイワからリリースされているシーバスゲーム用スピニングロッド・シーバスフラットシリーズのラインナップから、90MLを選んでみました。

ウエイトは、たったの135gしかありません。

まるでバス釣り用スピニングロッドと同じくらいの軽さなので、各種ロッドワークを繰り出すのにとても便利でしょう。

全長は、2.74mもありますから、ロングキャストアプローチするのに向いています。

2ピース仕様で、仕舞寸法は141cmにまで縮まります。

これならさまざまな釣り場に持ち込みやすいですし、クルマからの積み降ろしも楽におこなえるでしょう。

適合するルアーウエイトは、7gから35gまで。

多くのシーバスゲーム用シンペンが、このウエイトの範囲内に収まりますから、安心して使えそうです。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで。

PEラインなら、1.5号を中心に幅広く使えるでしょう。

ブランクスの先径/元径は、1.8/13.4mmです。

実際に手に取ってみると、とても軽くて振りやすく、多くのシチュエーションで活躍できる印象を持ちました。

グリップは細身で握りやすく、大型のシーバスがシンペンに食い付いても、しっかり支えて耐えられるでしょう。

実売価格は9千円台と、とても低価格な設定に抑えられているのが嬉しいです。

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ダイワから発売されている汎用型スピニングリール・レグザシリーズの中から、2500番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。

ギア比は5.3対1なので、ハンドル1巻きにつき75cmのラインを回収することができるように作られています。

最大ドラグ力は余裕の10kgで、ウエイトは220g。

ボールベアリングは5個搭載されていて、ラインキャパはPEラインなら0.8号を200m巻けます。

ハンドルアームの長さは、50mmです。

実際に手に取ってみると、カチッとした剛性が備わっていて、ハンドルの巻き心地は滑らかそのものです。

ローター回転も安定しているので、ラインスラックが発生したときでも、素早く巻き取れるでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

シンペンをシーバスゲームで活用してランカーサイズを釣り上げよう!

シーバスゲーム用シンペンの特徴や使い方、おすすめのアイテムやロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?

スローにただ巻きリトリーブして、ボトムの地形変化に接触しなければ、そのスピードを維持してみましょう。

ロッドを立てたり、巻き取りスピードを上げたりしたら、より表層付近をトレースすることになります。

表層トレースが効く場合もあるので、自分なりにシンペンの使い方をアレンジしてみてください。

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