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刺されると危険!毒魚ゴンズイの習性や釣り方+食べ方を知りたい!

FISHING JAPAN 編集部

淡水に棲んでいるナマズに見える、ニョロニョロと泳ぐ海水魚が居ます。

その名は、ゴンズイ。

可愛い外見に似つかわしくない毒トゲの持ち主なので、危険生物として認識してください。

ここでは、ゴンズイの特徴や習性について、深掘りしてみましょう。

ゴンズイとは

ゴンズイとは、ナマズ目ゴンズイ科に属している海水魚のことです。

地方における別の呼び名は、ギギ・ハゲギギ・ググなど。

なかなかインパクトの強い呼び名ばかりで、この魚がかなり個性的であることが感じ取れるでしょう。

ゴンズイの体型は、円筒形で細長くなっています。

頭や胴体は、丸みを帯びていて、最後尾へ行くにしたがって側扁しています。

体色は、茶色がベースになっていて、体側に2本の黄色い縦線が走っています。

成魚になると、この黄色が薄くなっていきます。

ゴンズイの口には、4対・8本の口ひげが伸びています。

ナマズの仲間に含まれるので、体表にウロコはありません。

代わりに粘液がかなり分泌されていて、触るとヌルヌル状態です。

ただし、その触る行為が、とても危険を伴ないますから注意してください。

ゴンズイの背ビレと両方の胸ビレには、毒のトゲが生えています。

成魚は、体長25cm程度にまで成長します。

幼魚の間には、ゴンズイ玉と呼ばれる群れを形成して泳いでいることが多いです。

ゴンズイの生息域は、日本の本州沿岸の岩礁域や、その周囲の砂地に分布しています。

夜行性なので、釣りをするなら夜がおすすめですが、雨や曇りの日なら日中でも活発に食い付いてくれます。

捕食対象は、エビやカニなどの甲殻類や魚卵です。

ゴンズイの産卵時期は初夏で、メスが一度に600粒ほどの卵を産み落とし、オスがそれを守る習性を持っています。

卵が孵化した稚魚を、オスが守っているのもよく見かけます。

胸ビレのトゲと骨を擦り合わせて、独特な音を出すのも特徴的です。

ギギやググといった呼び名は、もしかするとこの発生音に起因しているのかもしれません。

ゴンズイの釣り方はこちら!

ゴンズイの釣り方は、夜釣りがメインになります。

エサ釣りなら、ゴカイ・イソメ・エビなどをフックに付けて、ちょい投げ釣りでカンタンに釣れます。

タックルは、メバリングゲーム用のライトスピニングタックルがマッチするでしょう。

そのままジグヘッドにワームを付けてキャストしても、ゴンズイは食い付いてくれます。

取り込みの際には、毒のトゲにじゅうぶん注意してください。

もし誤って刺された場合、タンパク質系の毒なので、60℃程度お湯に患部を浸すと痛みが和らぎます。

それでも痛みが気になるようなら、専門医の診察を受けるようにしましょう。

エサ釣り・ワームリグの釣り以外なら、小型ミノーやマイクロメタルジグなどでも誘うことができます。

特に漁港内のコンクリート護岸エリアでは、足元のボトムへマイクロメタルジグをフォールさせて、リフト&フォールでゴンズイをフックアップに持ち込めるでしょう。

かなり暴れるので、フックを口から外すときに、毒トゲに刺されないようにしてください。

ゴンズイの食べ方もチェック!実は意外と美味しい魚!

ゴンズイの食べ方も確認してみましょう。

実は食べてみると、驚くほど美味しいことが分かっています。

包丁を入れて身をさばくと、とても柔らかいです。

淡白でクセがなく、脂が乗っています。

汁物に調理するケースが多いですが、淡水のナマズ同様、蒲焼や煮付けにしても美味しく食べられます。

体表のヌメリは、塩で丁寧に揉んで落としてください。

触る前には、毒のトゲを必ずカットしておきましょう。

味噌汁に調理する場合、ゴンズイの表皮ははがさずそのままにします。

そうすることで、表皮のプルプルとした食感を味わうことができます。

ゴンズイは、身や皮だけでなく、肝もとても美味しいです。

塩漬けなどに仕上げて、ご飯と一緒に食べてみましょう。

ゴンズイを釣るのにおすすめのスピニングタックルを選んでみた!

ゴンズイを釣るのに適している、おすすめのメバリングゲーム用スピニングタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、長めブランクスで張りのあるスピニングロッドがマッチします。

リールは、2000番サイズ以上のスピニングリールなら、ちょい投げアプローチにも対処できるでしょう。

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ダイワからリリースされているメバリングゲーム用スピニングロッド・メバリングXシリーズのラインナップから、74UL-Tを選んでみました。

全長は2.24mと長めなので、ちょい投げ仕掛けやワームリグをロングキャストするのに向いています。

2ピース仕様で、仕舞寸法は116cmにまで縮まります。

これなら夜釣りで釣り場まで持ち運ぶのが、とても楽でしょう。

ウエイトは110gで、ブランクスの先径/元径は、1.3/9.9mm。

適合するルアーウエイトは、0.5gから7gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから5lbまでです。

PEラインなら、0.15号から0.4号まで使えます。

ブランクスのカーボン素材含有率は、87.0%になっています。

実際に手に取ってみると、軽くて振り込みやすく、美しいベントカーブを描くブランクスだと感じました。

継ぎ目でギクシャクした曲がりにはならず、グリップは細身で握りやすいです。

実売価格は6千円台と、とても低価格な設定に抑えられているのが嬉しいです。

メバリングゲームをしていて、ゴンズイが釣れることがあるので、このスピニングタックルならじゅうぶん役割を果たしてくれるでしょう。

魚バサミやフィッシュグリップランディングネットは、必ず用意して釣りに臨んでください。

素手で魚に触るのは、とても危険が伴なうので絶対にやめましょう。

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ダイワから発売されている汎用型スピニングリール・フリームスシリーズの中から、2000番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。

フリームスは、とてもコンパクトで扱いやすいスピニングリールなので、さまざまな釣り方に対応することが可能です。

ギア比は5.2対1なので、ハンドル1巻きにつき68cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは185gと軽め。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3.0lbを150m、PEラインなら0.4号を200m巻けます。

ハンドルアームの長さは40mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

実際に使ってみると、とても軽くて巻き心地が滑らかなのが体感できました。

ローター回転もスムーズですから、キャストしたルアーをただ巻きリトリーブするのに適しています。

実売価格は9千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

ライトソルトウォーターゲーム全般に有効に使えるスピニングリールなので、おすすめの1台といえそうです。

モノフィラメントラインとの相性は良いほうですが、やはり細いPEラインを巻いて、風の中でもロングキャストできるようにセッティングしたいものです。

0.4号より細いPEラインでも対処できますが、ショックリーダーラインと結ぶのがタイヘンになるので、自宅でノット仕上げの練習をおこなっておきましょう。

ゴンズイを安全に釣り上げて美味しく食べよう!

ゴンズイの特徴や習性・食べ方・釣り方や、おすすめのスピニングタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

海には他にも毒を持った魚が、複数生息しています。

素手ですぐにつかむことは、危険ですのでおこなわないようにして、魚バサミで固定してからフックを外してください。

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