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ハオコゼの毒に要注意!習性や釣れたときの取り扱い方を知りたい!

FISHING JAPAN 編集部

防波堤や磯場で釣りをしていると、全身赤みがかった小型の魚が釣れることがあります。

ヒレがピンッ!と立っていて見た目のカワイイ魚で、その名は、ハオコゼ。

いったいどんな特徴や習性を持っているのか、詳しくチェックしてみましょう。

隣りで釣りをしているおじさんからは、早く海へ逃がせ!と言われるのですが・・。

ハオコゼとは

ハオコゼとは、カサゴ目ハオコゼ科に属している海水魚のことです。

地方によって呼び名が変わり、オコゼ・ハマオコゼ・マツカサ・イラオコゼなどと呼ばれています。

ハオコゼの体色は、全体的に赤い地色に褐色の斑紋が散らばっています。

背ビレは、目玉の上から伸びていて、黒斑が点々と並んでいます。

お腹の部分に赤みが集中している個体が多く、体表にはウロコがほとんど見られません。

表皮は、厚くて硬いのが特徴です。

ハオコゼの体長は、成魚に育っても10cm程度にとどまります。

頭部の比率は高めで、お腹から尾ヒレにかけてはスリムです。

口はさほど大きくありませんが、目玉は丸くてよく目立ちます。

目玉の下にトゲが突き出ていて、独特な顔つきを作り出しています。

ハオコゼの内臓には、とても強い苦味があり、背ビレは長くて鋭く尖っています。

このトゲに毒がありますから、釣り上げて素手で持つのは絶対にやめてください。

魚バサミなどを用意しておいて、しっかりボディを挟んでから口に掛かったフックを取り外すようにしましょう。

背ビレや臀ビレ・腹ビレのトゲには、毒腺があります。

実際に刺されると、かなりの激痛を伴ない、釣りを続けるのは無理でしょう。

ハオコゼの生息域は、本州の中部エリアから南り沿岸部などに分布しています。

浅場の藻場=アマモやガラモなどが生えているところに棲んでいます。

防波堤の穴釣りや投げ釣りなどをしていると、カサゴやシロギスに混じって釣れることがあります。

基本的に夜行性ですから、日中はほとんど動き回らず、藻の中や防波堤の壁に沿ってじっとしていることが多いです。

ハオコゼの捕食対象は、エビ・カニなどの甲殻類や小魚、ゴカイやイソメなどの多毛類になります。

毒を持っていて敬遠されがちに感じますが、観賞魚としての人気は高く、水槽で飼われているハオコゼをときどき見かけます。

ハオコゼの釣り方や毒の対処方法!

ハオコゼの釣り方は、穴釣り・投げ釣りなどがメインとなりますが、専門で釣っている人をほとんど見かけません。

体内に持っている毒は、タンパク質系のもので、刺されると激痛に襲われます。

手のひらを刺された経験がありますが、パンパンに腫れ上がってジンジン傷み続けます。

刺されたときの応急処置は、まず刺さったトゲを取り除いてください。

その傷口をしっかりと洗浄し、40℃を超える温水に浸します。

ハオコゼの毒は、熱で分解される性質を持っているので、温めると痛みが引いてくることがあります。

ただし、これは応急処置に過ぎないですから、必ず病院で診てもらうようにしましょう。

ハオコゼの食べ方もチェック!

ハオコゼの食べ方は、刺身か唐揚げぐらいでしょうか。

ただし、体の小さな魚なので、刺身として取れる身は、かなり小さくなりますし、その捌き作業が危険です。

注意していてもトゲが指に刺さりますから、調理前にハサミで各ヒレをカットしてしまいましょう。

内臓やヒレ・エラなどを取り除いた状態で、唐揚げにします。

他の魚の唐揚げに混じって、ハオコゼを食べてみたのですが、これもまた身が小さくてしっかり味わえるものではありませんでした。

食べるために持ち帰るほどの魚ではないといえそうです。

刺される危険を回避するためにも、釣れたらその場でリリースしてあげましょう。

ハオコゼが釣れた!おすすめの対処アイテムを選んでみた!

ハオコゼは、穴釣りや投げ釣りをしていると、思わぬタイミングで掛かってきます。

素手で触るわけにはいきませんし、タオルで包んだぐらいでは、背ビレのトゲがカンタンに貫通してくるでしょう。

釣り場に持参しておきたい、おすすめの対処アイテムは、やはり魚バサミです。

あまり小さなサイズだと、ハオコゼが暴れて逃げ出したときに、手などに触れてしまう危険があります。

できるだけ大きなサイズのものを購入して、タックルバッグなどの中に入れておきましょう。

ベルモント(Belmont) MP-146 ライトフィッシュグリップ ブラック 158x93mm

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ベルモントからリリースされている魚バサミ・ライトフィッシュグリップのブラックカラータイプです。

本体の材質には、PP=ポリプロピレンで出来ています。

サイズは、約158×93mmです。

ウエイトは、約35gと軽めなので、釣り場まで持ち込むのがとても楽です。

ハオコゼのような小型魚から中型魚まで、しっかりとつかめるように作られています。

グリップの先端が細くなっていて、かなり小さな魚でも挟めます。

グリップの内側にはリブが並んでいますから、暴れる中型魚も抑えられるでしょう。

挟んでも滑りにくいように、ギザギザの向きを変えてあります。

手になじむコンパクトサイズなので、自分の指先のように扱えるのが嬉しいです。

エサのゴカイやイソメなどを、エサ箱からつまみ出す際にも活用できるでしょう。

実際に釣り場で使ってみると、とても握り込みやすくて、軽く感じました。

釣れたアジやイワシを挟んでみると、しっかり安定して逃がしてしまう展開にはなりませんでした。

実売価格は400円台と、とても低価格な設定に収まっています。

大小さまざまなサイズの魚がいるので、それぞれにマッチした魚バサミを釣り場に持ち込みたいものです。

魚バサミと魚のサイズが似通っていないと、最悪の場合、魚を逃がしてしまうかもしれません。

複数種類持つようにして、選べる状態にしておきましょう。

プロックス(PROX) PEカットライトスプリットプライヤー 先曲リ PX8282SB

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プロックスからリリースされている釣り用プライヤー・PEカットライトスプリットプライヤーを選んでみました。

とてもコンパクトなデサインに作られていて、携行性に優れたミニスプリットプライヤーです。

細かい作業がしやすいですから、ハオコゼにフックが飲み込まれた状態でも、外しやすいでしょう。

また、PEラインが滑りにくい、ギザ刃仕様のラインカッターが付いています。

釣り場でカッターを取り出さなくても、これひとつあれば対応できるでしょう。

金属の部分は、錆びにくいステンレス素材が使われています。

グリップの部分は、樹脂製になっていて滑りにくいです。

先端のノーズ部分は、、ストレートと先曲がりの2種類から選べるようになっています。

スプリットリングオープナー機能があるほうは、全長11.2mm。

スプリットリングオープナー機能が無いほうは、全長11mmです。

実際に手に取ってみると、とてもつかみやすく、指先で安定して保持できると感じました。

ラインカッターはよく切れますし、極細のPEラインでも滑らずに固定してカットできました。

ショックリーダーラインのカットも楽に実施できるので、釣り場で重宝するのは間違いなさそうです。

魚にフックが飲み込まれたとき、魚バサミで魚体を挟んで安定されてから、ハリハズシ作業へ移りましょう。

角度を変えながら口の中へプライヤーの先端を送り込み、丁寧に作業をおこなってください。

実売価格は300円台と、とてもリーズナブルな価格に抑えられています。

ハオコゼが掛かったときの対処方法を理解して釣りを楽しもう!

ハオコゼの特徴や習性・釣り方・食べ方・毒の対処方法や、おすすめの対処アイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?

安全最優先で取り込みをおこなって、フックを丁寧に外してから、海へリリースしてあげるようにしましょう。

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