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淡水のカワムツ特集!習性や釣り方+食べ方を詳しく知りたい!

FISHING JAPAN 編集部

河川に流れ込んでいる支流や水路に目を向けると、緩やかな流れのところに、黒い横線の入った魚を見つけることかできます。

その名は、カワムツ。

いったいどんな習性を持っているのか、釣り方や食べ方も含めて詳しくご紹介しましょう。

カワムツってどんな魚か知ってる?

カワムツとは、コイ目コイ科に属している淡水魚のことです。

身体の側面に、黒くて太い横線が走っているので、釣り上げたらひと目でカワムツだと判別できるでしょう。

地方による別名称は、アカマチ・モツ・ハヤなどです。

カワムツの体長は、10cmから15cmほどのサイズにまで成長します。

オスのほうがメスより、体格や尻ビレが大きくなり、全長20cm程度に見えるものも現れます。

ノドからお腹にかけて、赤い色が浮き出ています。

尻ビレが大きく、オイカワに似ているかもしれません。

また、ヌマムツにも似ていますが、胸ビレや腹ビレの色が、カワムツとは異なります。

カワムツの生息域は、能登半島や天竜川水系より西で、本州・四国・九州地方に広く分布しています。

海外では、朝鮮半島や台湾にも、カワムツの姿を見ることができます。

環境の変化や水質の汚染に弱い習性を持っていて、キレイな水質の河川で、なおかつ流れの緩いところを好む傾向があります。

カワムツの警戒心は強めなので、岩の沈んている場所や、植物の枝などが水面に覆いかぶさったようなオーバーハング下で、生息しています。

カワムツの捕食対象は、水草や藻類などで、水生の昆虫や小魚・甲殻類なども食べています。

産卵の時期は、毎年5月中旬ごろから8月下旬ごろにかけて。

お腹側が婚姻色=赤色となるのがオスで、顔は赤黒く変色します。

メスは、河川の浅瀬に群がるようになり、昼の暑い時間帯に砂礫の中に産卵をおこないます。

4年程度の寿命を持っていて、観賞用の魚としても人気があります。

カワムツの釣り方を2種類挙げてみた!

カワムツの釣り方は、エサ釣りとルアー釣りで対応することができます。

まずは、エサ釣りから。

延べ竿に道糸を結んで、その先に玉ウキ・板オモリ・ハリス留め・ハリス・ハリという仕掛けでOKです。

ハリは、ハエ針の2号程度でじゅうぶん対処できるでしょう。

エサは、サシや川虫・ミミズなどがおすすめで、市販のアカムシでも釣れます。

手軽にエサを用意したいなら、スーパーへ行ってうどんを購入しましょう。

それを細かくカットしてハリに付ければ、カワムツはカンタンに食い付いてきます。

次にピックアップするのが、ルアー釣り。

小型のミノーやシャッドをキャストして、ただ巻きリトリーブを繰り返していると、いきなりバイトしてきます。

河川の流れの緩やかな淵などで、じっくりと誘いをかけてみてください。

トラウトゲーム用のスピナーやスプーンルアーにも、積極的に食い付いてきます。

フックは小さめのバーブレスタイプにしておくと、フッキングの効率はアップするでしょう。

カワムツの美味しい食べ方はこちら!

釣ったカワムツを食べてみた経験がありますが、川魚独特の苦味が口の中に広がります。

捌いた身は、白身で弾力性があります。

食べるときは、塩もみをしてヌメリをよく取りましょう。

ウロコや内臓も、丁寧に外すほうが美味しく食べられます。

やや甘みのある身で、唐揚げや天ぷらなどの揚げ物料理に適しているのではないでしょうか。

甘露煮や煮付け・塩焼きなどにして食べることもできます。

あまり積極的に食べている印象はないものの、さまざまな魚料理レシピを試してみる価値は、じゅうぶんにあるでしょう。

カワムツをルアーで釣るのにおすすめのスピニングタックルを選んでみた!

カワムツをルアーで釣るのに適している、おすすめのスピニングタックルをご紹介しましょう。

アジングゲームなどのライトソルトウォーターゲーム用タックルで、しっかり対応できるはずです。

同じ淡水用なら、トラウトゲームのタックルも扱いやすいでしょう。

ロッドは、狭い水路でも振れるように、5ft前後のショートレングスなスピニングロッドがマッチします。

渓流トラウトゲーム用なら、豊富に揃っているでしょう。

リールは、1000番から2000番サイズのスピニングリールを装着すれば、ライトラインを駆使しながらアプローチできます。

使うルアーは、スピナーやスプーンがベースに。

35mm程度のシンキングミノーでも、カワムツがバイトしてきた実績があります。

50mm程度の小粒クランクベイトで釣れたこともあり、ルアーに対する反応はかなり良いのではないでしょうか。

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シマノからリリースされているネイティブトラウトゲーム用スピニングロッド・トラウトワンNSシリーズのラインナップから、S54ULを選んでみました。

2024年に新登場したロッドで、全長は1.63mと取り回ししやすい長さになっています。

インロー継ぎの2ピース仕様で、仕舞寸法は83.7cmにまで縮まります。

ウエイトは74gで、ブランクスの先径は1.4mm。

適合するルアーウェイトは、1gから7gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから6lbまでで、PEラインなら0.2号から0.6号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、96.1%になっています。

実際にロッドに触れてみると、とてもしなやかに曲がり込むブランクスだと感じました。

これならカワムツのバイトを弾いてしまう心配はいらないでしょう。

ガイドにはラインが絡まりにくく、手返しのいい連続キャストを繰り出せます。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

河川の支流や水路には、他の魚も数多く生息していますから、ランディング用ネットは持参しておくほうが無難でしょう。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 20 ヴァンフォード C2000S

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シマノから発売されている小型軽量スピニングリール・ヴァンフォードシリーズの中から、C2000番サイズのノーマルギア仕様を選んでみました。

ギア比は5.1対1なので、ハンドル1巻きにつき69cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

実用ドラグ力は2.0kgで、最大ドラグ力は3.0kg。

ウエイトは150gとかなり軽く、ハンドルアームの長さは40mmです。

スプール寸法は、直径/ストロークが43/13.5mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを125m、PEラインなら0.6号を150m巻けます。

ボールベアリングは、7個搭載しています。

実際に手に取ってみると、とても軽くて巻き心地は軽快そのものです。

ハンドルノブはつまみやすく、ローター回転も滑らかです。

実売価格は2万円台と、とても低価格な設定に抑えられているのが嬉しいです。

岩や木の枝にラインが擦れることが多いので、極細PEラインを巻くつもりなら、先端にショックリーダーラインを必ず結ぶようにしてください。

ショックリーダーラインは、フロロカーボン素材のものにすると、伸びが少なくて水に沈みやすいです。

擦れにも強いですから、ひとヒロほどの長さをPEラインの先端に結んでみましょう。

カワムツを釣り上げて美味しく食べよう!

カワムツの特徴や習性・釣り方・食べ方や、おすすめのスピニングタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

カワムツ料理を出している料理店は、あまり見かけませんが、山間部の食堂で甘露煮を食べた経験があります。

とても美味しく絶妙な食感で、素材を活かした調理が施されていました。

自分なりにレシピを考えて、カワムツ料理を作ってみましょう。

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