初心者にマッチしたおすすめの竿はどれなの？扱いやすさ重視で選んでみた！

釣りをこれから始めようとしている初心者アングラーにとって、タックル選びはとても大切でハードルの高いもの。

いったいどんなものを選べばいいのか、その目安が分かりません。

釣具店の店員さんが薦めるものを、そのまま買っていいのか？と感じている人に、まずは竿の選び方から詳しくご紹介しましょう。

初心者アングラーが竿選びをするとき、頭の中でイメージしてもらいたいのは、どんな釣りをしたいか？ということ。

「いやいや、それすら決まってないんだよ！とにかく魚に触れたい！」

という人なら、ズバリ！ルアー釣りもエサ釣りも可能な竿が、ベストでしょう。

どちらか一方しかできない、専用性の高い竿を手にするのは、たくさんの魚に触れてからでじゅうぶん間に合います。

これ1本でずーっと釣りを続けたい！という要望には、応えることができません。

というより、自分自身の竿に対する要求が移り変わるので、最初の1本では済まないでしょう。

それでは初心者アングラーが準備したい、おすすめのルアー+エサ二刀流竿をピックアップしていきます。

●初心者アングラーにマッチするおすすめ竿①アルファタックル・クレイジージョイスティック

グラス素材のソリッドブランクスで作られている、とても短いスピニングロッドです。

この竿なら、ルアーをキャストしやすいですし、エサ釣りにも転用することができます。

グラスソリッドのメリットは、とてもしなやかに曲がり込んで、小さな魚でもバラシにくいということ。

それから、大きな魚が掛かっても、まず折れないという丈夫さが備わっていること。

ガイドには、定番のFuji製ガイドリングが装着されているので、細いラインを用いても、破断してしまう心配がほとんど要りません。

グリップには、コルクが使われていて、手にした感触は、高級感に溢れています。

リールシートは、スピニングリール用なので、2000番サイズ前後のものを装着してください。

流行りのライトソルトゲーム、例えばアジをターゲットにしたアジングや、メバルを狙うメバリングに使えます。

さほど長いブランクスではないので、超遠投は難しいですが、漁港内で釣りを楽しむならじゅうぶんな長さといえるでしょう。

短さを活かすなら、漁港の防波堤に隣接しているテトラブロックの隙間を探ってみましょう。

いわゆる穴釣りにも向いていて、その際にはエサをハリに付けてアプローチすればいいのです。

穴釣りでは、思わぬ大物が食い付いてくることがあり、この竿のグラスソリッドの強さを実感できるはず。

強引にリールハンドルを回して、弓なりに曲がったこの竿で支えつつ、40cmクラスのアコウやアイナメをゲットしてみましょう。

淡水に持ち込めば、トラウトゲームやナマズ・バス・ギル・フナ・コイなどを釣ることができます。

クレイジージョイスティックには、オレンジカラー以外に2種類の配色が用意されていて、とても鮮やかで可愛いですから、女性や子供にも人気の高いアイテムです。

●初心者アングラーにマッチするおすすめ竿②ダイワ・エギングX

イカをエギで狙うエギングゲーム用のスピニングロッドは、万能竿の要素をたくさん含んでいます。

まず、飛距離を伸ばせるメリットを持っています。

遠くのポイントに、カンタンに届けることができますから、ルアー釣りにもエサ釣りにも使いやすいです。

そして、手元感度がとても高いので、微細なアタリでもしっかりとらえられるでしょう。

例えば、シロギス。

本格的な投げ釣りロッドではないので、ちょい投げ釣り用の仕掛けを準備しましょう。

ゴカイやイソメなどの虫エサをハリに付けて、軽くキャストしてみてください。

天秤の重さがあれば、驚くほどの飛距離を伸ばすことが可能です。

4.0号程度のエギまで背負えるブランクスパワーがあるので、10号程度のオモリ・天秤なら対応できます。

サイドハンドキャストでゆるりと投げて、慣れてきたらオーバーヘッドキャストで飛距離を稼いでください。

天秤を着底させたら、リールハンドルを回して糸フケを取り除きます。

ラインにテンションが軽く掛かった状態をキープしておけば、エサに食い付いてきたシロギスのアタリを、手元で感じ取れるでしょう。

このエギングロッドを用いたちょい投げ釣りでは、シロギス以外にハゼ・コチ・アジ・イワシ・セイゴ・カサゴ・メバルなどをターゲットにできます。

ルアーを結べば、シーバスやチヌ・キビレなどが狙えるでしょう。

当然エギをキャストすれば、アオリイカやコウイカも釣れるわけで、エギングロッドほど初心者アングラーに多くの経験をさせてくれる竿はないといえそうです。

●初心者アングラーにマッチするおすすめ竿③シマノ・ゾディアス

淡水におけるバス釣り用に作られた、軽量でショートレングスなスピニングロッドです。

全長2mを少し下回るサイズなので、取り回しがバツグン。

草木が伸びている場所でも、干渉しにくいのが大きなメリットでしょう。

しかもウエイトが軽いので、手元感度は高め。

微細なアタリもとらえやすく、積極的にフッキングをおこなって魚を釣り上げましょう。

グリップは、スリムで握りやすいので、トゥイッチやジャークといったロッドワークも繰り出しやすくなっています。

元々ルアー全般を操れるように作られていますから、ミノーやペンシルからワームリグまで、柔軟に使いこなせるでしょう。

また投げやすさ・感度の高さを利用して、エサ釣りにも転用しやすくなっています。

キャロを用いれば、ハゼやシロギスを釣るにベストマッチかもしれません。

メッキやカマスをミノー・シャッドプラグで狙う、ライトソルトウォーターゲームにも、転用しやすいでしょう。

●初心者アングラーにマッチするおすすめ竿④シマノ・コルトスナイパーBB

全長3mを超える長い竿なので、遠投するのに向いています。

しかもこれは、振り出し式になっていて、持ち運びがとても便利。

仕舞寸法は116.5cmにまで縮まりますから、クルマに乗せっ放しでも場所を取りません。

釣りをしたいときに、すぐに取り出せるのが、最大のメリットといえそうです。

ウエイトも軽めで、最大60g程度の負荷に耐えられますから、投げ釣りやサビキ釣りにも転用できます。

当然メタルジグやルアーのキャストにも使えるので、ショアジギングゲームを満喫することが可能です。

短い竿では困難なアプローチを実現できるということは、これまで届かなかったエリアを探れることに。

自分の釣りスタイルを大きく広げてくれる可能性を秘めた、おすすめの1本といえるでしょう。

ただし、振り出し式ということは、ブランクスそのものが薄いことになります。

剛性や耐久性がもの足りないな！と感じたら、2ピース仕様の並継竿にシフトするのもいいのではないでしょうか。

装着するのは、4000番サイズ前後のスピニングリールに。

リールも1台のみでは済まないので、必要に応じて少しずつ増やしていくのが理想的です。

初心者アングラーにおすすめの釣り竿をピックアップしてみましたが、いかがでしたか？

最初からあれこれと揃えずに、釣りをマスターするための竿を手元に置きたいものです。