ロングワームの使い方をマスターしたい!シンプルで奥深いおすすめアイテム
レッグパーツやアーム・ツメが伸びているホグ系ワームとは異なり、細長いフォルムオンリーのロングワームは、どうやって使えばいいのでしょうか。 見た目は、生き物に似ているワームのほう…
FISHING JAPAN 編集部ボリュームのあるワームには、そのボディ内部にじゅうぶんなスペースがあります。
そこにネイルシンカーを突き刺せば、カンタンにウエイトアップを図れるでしょう。
これをネイルリグと呼び、冬のバス釣り攻略の切り札として使うことができます。
そのセッティングの方法や使い方、マッチしそうなおすすめタックルについて、詳しくご紹介しましょう。
目次
ネイルリグとは、タングステン製のネイルシンカーを用いて、ワームのウエイトをアップする仕掛けのことです。
テキサスリグやフリーリグのように、ワームの外にシンカーが並ばないので、根掛かりトラブルの危険性が格段に低くなります。
いわゆるノーシンカーリグと、外観は同じなので、スルスルと障害物を抜けてくるのに長けているのです。
しかもウエイトを好きな位置に設置できるので、ワームそのもののバランスを切り換えることもできます。
水中で最も安定するのは、ネイルシンカーをワームの最下部に沿って刺し込むこと。
具体的なセッティングの方法を、順に解説してみましょう。
まずは、細長くてボリュームのある、4inchから5inch程度のワームを用意します。
シャッドテール系なら一誠のキャラメルシャッド、ピンテール系ならデプスのデスアダーでしょうか。
どちらもオフセットフックを装着してノーシンカーリグに仕上げるので、まずは3/0番以上のワイドゲイブなオフセットフックを装着してください。
フックのゲイブ部分が、ワームの真ん中辺りを突き通っているはずです。
そこを境にして、前半のボディに1本、後半のボディに1本、ネイルシンカーを刺してみましょう。
ネイルシンカーの素材は、高比重なタングステンのほうが、細くて重いものを選べます。
ボディ前半には、1gを超えるウエイトのネイルシンカーを、ボディ後半には、1gを下回るネイルシンカーを刺しましょう。
理由は、ボディ後半のほうがアクションが大きく、柔軟性を持たせた状態にしたいからです。
ネイルシンカーの刺す位置には、しっかりこだわってください。
好きなところにプスプス刺していると、キャストの際に回転したり、水中での泳ぎ方が不安定になります。
JACKALL(ジャッカル) JKタングステンカスタムシンカーネイル 0.9g(1/32oz)9個入
ネイルリグを仕上げる際に、ネイルシンカーを刺す位置はとても重要です。
ワームのボディ前半部には、できるだけお腹側、しかも外側に近いところに突き刺しましょう。
そうすることで、低重心バランスに仕上がります。
そしてボディ後半部は、できるだけボディの真ん中に突き通るように刺してください。
低重心バランスにしたいなら、後半部もお腹側じゃないの?と感じるかもしれません。
しかし実際にお腹側に刺して泳がせてみると、ワームのウォブリングアクションの影響からか、徐々に上向きにテールが反ってくるのです。
その反りは、ネイルシンカーのズレから生じているようで、いちいち修正しながらキャストを繰り返さなければなりません。
そこでおすすめなのが、短くて軽めのネイルシンカーをボディの真ん中に突き刺すことです。
後半部の真ん中部分にネイルシンカーがあれば、アクションの影響を受けにくく、位置がズレてしまう事態も抑えられるでしょう。
別の方法として、ボディ後半部のネイルシンカーを、垂直に立てて刺す!というやり方もあります。
オフセットフックの真後ろ辺りに垂直に刺せば、ワームのウォブリングアクションをほとんど阻害しないでしょう。
このネイルリグによってウエイトアップしたワームは、着底が早くなり、ボトムからほぼ離れずにトレースすることができるようになります。
冬のバス釣りにおいて、これほどナチュラルに誘いをかけられるリグはないといえるので、ぜひ積極的に活用してみましょう。
ネイルリグに向いている、おすすめのワームをピックアップしてみました。
細長くてボリュームのあるものなら、ネイルシンカーを刺しやすく、自分なりのカスタマイズを実践できるでしょう。
ワームの長さは、釣り場のシチュエーションによって変えたいので、豊富にラインナップされているワームが有利になります。
ベイトタックルでロングキャストしたいなら、高比重素材のワームが必須です。
ケイテック(KEITECH) (Keitech) スイングインパクトファット 3.8インチ #026 クリアーシャートリュースグロー
一誠 キャラメルシャッド 4inch issei Caramel Shad 22 リザーバーベイト 4inch
ネイルリグをロングキャストしてボトムトレースするのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、Mパワー以上のブランクスを持ったベイトロッドがマッチします。
リールは、16lbのモノフィラメントラインを大量に巻けるベイトリールがいいでしょう。
シマノ(SHIMANO) バスロッド ゾディアス 2021 167M-S/2 バス釣り 2ピースモデル
シマノからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・ゾディアスシリーズのラインナップから、ソリッドティップタイプのMパワーブランクスモデルを選んでみました。
全長は2.01mもあるので、ネイルリグをロングキャストするのに適しています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は103.0cmにまで縮まります。
ウエイトは100gと軽めで、ブランクスの先径は1.4mmです。
適合するルアーウェイトは、4gから15gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら最大12lb前後まで対応可能です。
グリップの長さは235mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は98.2%になっています。
実際に釣り場で使ってみると、ロッドティップは素直に曲がり込む感じで、バットパワーはしっかり保持される印象を持ちました。
ノーシンカーリグをキャストしやすいので、それよりもウエイトアップしているネイルリグなら、安定した飛距離を叩き出せるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
手元感度は高めなので、ネイルリグによるボトムトレースで拾っていく情報を、丁寧に受け取ることができるでしょう。
シマノから発売されているロープロファイルデザイン系ベイトリール・バンタムシリーズの中から、ハイギア仕様を選んでみました。
ギア比は7.1対1なので、ハンドル1回転につき78cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、スプール寸法は直径が35mm、幅が19mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。
ウエイトは220gで、ハンドルの長さは42mm。
ボールベアリングは、8個搭載しています。
実際に手に取ってみると、剛性感の備わったベイトリールだと感じました。
巻き心地はとても滑らかでスムーズ、キャストフィールもバッチリです。
飛距離は、軽めウエイトのルアーでも伸びますし、バックラッシュトラブルはさほど発生しません。
ネイルリグに8g以上のウエイトがあれば、問題なくキャストできるでしょう。
実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。
バンタムシリーズはとてもパーミングしやすいので、長時間の釣行になっても、手首やヒジなどに負担がかかりにくく、ロッドワークも繰り出しやすいでしょう。
ネイルリグの特徴や使い方・セッティング方法や、おすすめのワーム&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ネイルシンカーには、長さ・太さが設定されています。
できるだけ短くて細いほうが、ワームのアクションを邪魔しないでしょう。
ウエイトアップを微調整しながら、ベストなバランスを見つけ出してください。
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