池の遠景写真

12月に減水する池が多いのはナゼ?おかっぱりバス釣り特集

FISHING JAPAN 編集部

12月に池へ足を運ぶと、いつもより減水しているケースがあり、底の状態が丸見えになっています。

水が覆っている面積も狭くなっているので、バス釣りに影響が出るのは必至でしょう。

いったいどんな対応をすればいいのか、分かりやすくご紹介しましょう。

12月のバスをおかっぱりで釣りたい!

12月は気温が下がるので、それに合わせて水温も下がってしまいます。

池に棲むバスなら、低水温の影響を少しでもかわすために、次のような動きをおこないます。

①水温の変化の少ないディープ=深場へ移動

②日照によって水温が温められやすいシャロー=浅場へ移動

どちらにもバスはいるのですが、②のシャローのほうが、一時的でしょうか。

何故なら、日照はいつまでも期待できるものではないからです。

午前中は日照が当たっていた場所も、午後には太陽の位置が移動してしまい、日陰になってしまうことが多々あります。

そうなると、水温が温められることはなく、バスが居付く理由も無くなるでしょう。

となると、①のディープのほうが、12月のバス釣りには適している場所といえそうです。

そこでさっそく池へ出向いてみたら・・・、なんと減水しているではないですか!

水位があれば間違いなくディープだつた場所も、減水によって浅い水深に変わってしまいました。

これではいったいどこにバスがいるというのでしょうか?

減水した池の岩肌を探そう!

減水した池でバスの居場所を見つける方法として、岸際をぐるりと観察してみてください。

赤土や泥・砂などではなく、岩肌のところがあれば要チェックです。

その岩肌が、水中へそのまま水没しているところなら、他の場所よりも地質が硬いことになります。

しかもそこに日照が当たっていたら、岩肌の温度は他よりも上がりやすく、それが接している水にも伝わるでしょう。

12月の冷たい水では、バスは思うように動けませんが、少しでも水温の上がる要因があれば、その近くにピタリと寄り添うポジションを取るはずです。

水中のどちらへ向かって岩肌が広がっているか、きっちりトレースすることができれば、貴重なバスを釣ることができるかもしれません。

おすすめのルアーは、リップの突き出たハードルアーでしょうか。

例えば、クランクベイト。

リップの先端から潜行するので、進行する方向に何かあれば、真っ先に接触します。

その衝撃は、ほぼ確実におかっぱりアングラーの手元に届くので、あっ!ここに岩肌が続いているな!と感じ取れるでしょう。

積極的にキャストする回数を増やしていくと、どのくらいの広さの岩肌が、どれくらいの深さまで存在しているのか、把握することができます。

リップがナニモノにも触れなくなったら、結構水深のある場所だ!とも判断できます。

また岩肌とリップの接触音は、意外と大きめなので、遠くを泳いでいたバスを引き連れて来てくれる可能性があります。

コンクリード護岸や石組みの周りでもバスが定着しているかも!

12月のバスを見つけるとき、減水している池なら、ぜひ岩肌を見つけてください。

もし岩肌が無い場合は、人工の石組みでもコンクリート護岸でもかまいません。

泥や砂以外なら、バスをしっかり引き寄せてくれる要素を保持しています。

硬いモノが無いときは、沈木でもかまいません。

そしてそういうシチュエーションで用いるクランクベイトは、硬くて頑丈なリップが付いているものを選びましょう。

すぐに欠けてしまうようなリップだと、岩肌やコンクリート護岸などに当てていくのは困難です。

おすすめのクランクベイトの中から、2機種選んでみました。

どちらもリトリーブからの動き出しが素早く、安定した泳ぎを見せてくれます。

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12月のバス釣りシーンで使ってみたいおすすめタックルを選んでみた!

12月のバス釣りシーン使ってみたくなる、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

オカッパリなら、ロングキャストしやすくするために、長めブランクスのベイトロッドがマッチします。

リールは、ロープロファイルデザイン系の軽量ウエイトベイトリールなら、長い時間釣りを続けても疲れにくいでしょう。

ダイワ(DAIWA) バスロッド リベリオン 662MFB 釣り竿

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ダイワからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・リベリオンシリーズのラインナップから、662MFBを選んでみました。

全長は1.98mと、とても操作しやすい長さに設計されています。

これぐらいなら、フルスイングしても草木に接触しにくいでしょう。

2ピース仕様で、仕舞寸法は103cmにまで縮まります。

ウエイトは104gで、ブランクスの先径/元径は1.8/10.9mm。

適合するルアーウエイトは、5gから21gまでです。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99%になっています。

実際に手に取ってみると、とても軽くて張りのあるブランクスだと感じました。

曲がり込みからの復元スピードが早めなので、しっかりとバックスイングを取って、軽く前方に押し出すようなキャストを心がけてください。

リトリーブに移ったら、リップが岩肌やコンクリート護岸に触れるまで潜行させます。

ゴツゴツと強く接触させるよりも、当たった瞬間にリールハンドルを回すのを止めて、少し浮かせてからリトリーブを再開させると、バスのバイトを取りやすいです。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。

グリップ周りもスリムなので握りやすく、安定した連続キャストを繰り出せるでしょう。

バスが食い付くと、ラインが横走りを始めるので、リールハンドルを回してラインテンションを張ってから、やや強めのフッキング動作をおこなってください。

ダイワ(DAIWA) ブラックバス ベイトキャスティングリール 22 ジリオン TW HD 1000H

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ダイワから発売されているバス釣り用ロープロファイルデザイン系ベイトリール・ジリオンTWシリーズの中から、HD1000Hを選んでみました。

ギア比は7.1対1なので、ハンドル1回転につき75cmのモノフィラメントラインを巻き取ることができるように作られています。

スピーディーに巻き取って、すぐに次のキャストへ移りたい人に向いているでしょう。

最大ドラグ力は、余裕の6.0kgです。

ウエイトは200gと軽めで、スプール寸法は直径34mmで、幅24mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m、PEラインなら1.5号を200m巻くことができます。

ハンドルアームの長さは100mmで、ボールベアリングは10個搭載しています。

実際に手に取ってみると、とても姿勢の低いデザインになっているので、キャストの際にチカラを込めやすく、フッキング動作のときはしっかりした安定感が生まれます。

実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯になっているのではないでしょうか。

モノフィラメントラインの16lb以上の太さなら、少々岩肌やコンクリート護岸などに触れても、傷んで破断してしまう展開にはなりにくいでしょう。

バスの居場所がディープとは限らないので視野を広く持とう!

12月のバスの居場所や特徴・釣り方、おすすめのバス釣り用タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

ずっとディープに潜んでいても、捕食活動ができなければバスは弱ってしまいます。

そうなる前に、冬でも定期的にシャローをチェックしにくるバスは、結構いるのです。

もしシャローに今回注目したような岩肌があれば、かなり高い確率で接近してくるかもしれません。

上手くクランクベイトで誘って、豪快にフッキングを決めたいものです。

雨の少ない12月には、池の水位が下がることがあります。

また冬の間に、池に設置しているポンプやパイプなどの修理をおこなうために、水を減らして作業をおこなうようです。

バス釣りをする際は、それらの工事・作業の邪魔にならないように配慮してください。

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