ルアー特集!ミノーを使いこなすにはどうすればいいの?おすすめアイテムもピックアップ
細長くて頭の下辺りにリップが付いているルアー=ミノーについて、どれくらい知っていますか? 水面に浮き上がるフローティングタイプや、ボトムに向かって沈もうとするシンキングタイプが…
FISHING JAPAN 編集部渓流でトラウトをターゲットする場合、釣り解禁の期限が9月末に設定されているところが多いです。
大自然の真っただ中で釣りを楽しめるのも、あと僅か。
そこでここでは、渓流で効果的なミノーの使い方についてご紹介します。
目次
渓流ミノーとは、コンパクトで小魚に似たフォルムの、リップ付きルアーのことです。
水面に浮き上がるフローティング仕様と、水中へ沈んでいくシンキング仕様、それから浮き沈みしないサスペンド仕様が用意されています。
渓流ミノーとしてひんぱんに使うケースがあるのは、やはりシンキング仕様のものではないでしょうか。
シンキング仕様が選ばれる理由として、
①落とし込みがカンタン!
②浮き上がりを抑えたレンジキープがカンタン!
③引き重りが小さくロッドワークに機敏に反応!
の3つが挙げられます。
ひとつずつ、詳しくチェックしてみましょう。
まずは、①の落とし込みがカンタンなのは、ボディの浮力が最初から抑えられているからです。
つまり、ボディが重いのです。
ただ、重過ぎるだけのボディでは、水中で機敏なアクションを生み出せません。
渓流の激しい流れには負けないものの、しっかりとフォールを続けてくれる、絶妙なウエイトバランスが設定されていることになります。
こうすることで、渓流のボトムに点在する岩などに接近できますし、そこに潜んでいるトラウトを効率よく誘うことが可能になります。
②の浮き上がりを抑えたレンジキープは、まさに絶妙なウエイトバランスの上に成り立っているもので、レンジキープができればトラウトに発見してもらいやすくなります。
また追従してきたトラウトの視界から、ミノーが急に消えてしまうトラブルも避けられるでしょう。
丁寧にレンジキープすることを実践すれば、さまざまな釣り場でトラウトを手にすることができるかもしれません。
渓流ミノーには、やや長めのリップが装着されているものがあり、より一層レンジキープしやすく感じるはずです。
③の引き重りが小さくロッドワークに機敏に反応するのも、シンキング仕様の渓流ミノーの特徴です。
キャストして引き重りが小さければ、強い流れの渓流にもアプローチしやすくなります。
またロッドワークに対して機敏に反応してくれますから、トゥイッチやジャークなどを繰り出しやすいです。
ミノーをトゥイッチすると、小さめの幅で左右にボディを揺らしつつ、トラウトを誘えます。
ミノーをジャークすると、大きめの振り幅で左右に飛ぶようなアクションを見せてくれます。
どちらもトラウトにとって刺激的なので、タイミングや場所によって任意に繰り出してみましょう。
どのロッドワークが特別効くということはありませんが、刺激のひとつとして使いこなすことで、トラウトのバイトを枯らさずに釣りを楽しむことができます。
ロッドワークに反応のいい、おすすめの渓流ミノーをピックアップしてみました。
ラインを細くすると、ミノーのレスポンスは向上する感じがしますが、ラインブレイクの危険性が高まります。
渓流には、ゴツゴツした岩や、複雑なカタチをした沈木などが点在していますから、細いラインが引っ掛かると衝撃で切れてしまうかもしれません。
PEラインを用いるにしても、ショックリーダーラインの太さにはじゅうぶんこだわって選びたいものです。
渓流ミノーの色は、ベイトフィッシュに似たものや、水中でよく目立つものを選べばOKです。
ひとつの色にこだわるのではなく、釣り場のシチュエーションに応じて、臨機応変に切り換えていくのがベターでしょう。
シルバー系やゴールド系は定番の色で、水質の濁りや日照の当たり方などに合わせて、チャートやピングなどの膨張色を絡めていくと、バイトが発生しやすくなります。
ミノーのリアフックにばかり掛かるようなら、思い切って別系統の色にスイッチしてやると、バイトの質そのものが変わることがあります。
スミス(SMITH LTD) ミノー D-インサイト 5g 53mm チャート ハク #10
渓流ミノーをキャストして操作するのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、軽めの入力でロングキャストを決めたいなら、スピニングロッドがマッチします。
リールは、2000番サイズのスピニングリールなら、水深のあるポイントでも落とし込みしやすいでしょう。
ダイワからリリースされている渓流トラウトゲーム用のスピニングロッド・シルバークリークのグラスプログレッシブシリーズの中から、48UL-Gを選んでみました。
全長は1.42mとショートレングスなので、さまざまなキャストを試しやすくなっています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は74cmにまで縮まります。
ウエイトは68gで、ブランクスの先径/元径は1.4/8.4mm。
適合するルアーウエイトは、1.5gから7gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから6lbまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、31%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とてもしなやかでスムーズに曲がり込んでくれるブランクスだと感じました。
ショートレングスですから、オーバーヘッドやサイドハンドはもちろん、バックハンドやピッチングによるキャストも、カンタンにこなすことが可能です。
実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。
いわゆるグラスコンポジットタイプのブランクスで、渓流ミノーのアクションをじゅうぶんに引き出してくれるチカラを備えた、完成度の高いスピニングロッドといえるでしょう。
ダイワ(DAIWA) スピニング 21 フリームス FC LT2000S-XH
ダイワから発売中のコスパ優秀な小型スピニングリール・フリームスシリーズの中から、2000番サイズのエクストラハイギア仕様を選んでみました。
ギア比は6.2対1に設定されていますから、ハンドル1巻きにつき81cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力の設定は5.0kgと大物にも対応できるレベルで、ウエイトは185gと軽くなっています。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら4lbを100m、PEラインなら0.5号を170mまで巻くことが可能です。
渓流の川幅を考えれば、じゅうぶん足りるラインストック量といえそうです。
ハンドルの長さは40mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際にフィールドで使ってみると、とても軽くて巻き心地も安定していると感じました。
ライトラインが扱いやすく、破断するトラブルもほとんど発生しません。
ドラグのレスポンスも良好なので、不意に掛かる大物の強い引きにも、しっかり対処できるでしょう。
実売価格は1万円台と、とても低価格な設定になっているのが嬉しいです。
渓流トラウトゲームはもちろん、海のライトソルトウォーターゲームにも転用できるようになっています。
エクストラハイギアなので、水流による抵抗をとらえやすく、トラウトの微細なバイトも手元で感じることが容易です。
キャストを重ねながら、このスピニングリールの特徴を理解し使いこなしてみてください。
渓流ミノーの特徴や使い方、おすすめのミノー&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
9月末で渓流でのトラウトゲームは終了になりますが、そこからは管理釣り場でのエリアトラウトゲームに切り換えて楽しみましょう。
渓流ではなかなか出会えない、巨大サイズのニジマスやブラウントラウト・イトウなどに対峙することができます。
ラインは太いものに巻き換えて、ビッグフィッシュを狙ってください。
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