海釣り公園の楽しみ方！どんな釣り方をすればいいの？【初心者向け】

休日になると開園時間前からたくさんの人が並ぶ、人気の釣りスポット・海釣り公園。

さまざまな地域に設置されるようになりましたが、どうやってお目当ての魚を釣るのがいいのでしょうか。

ここでは、海釣り公園で実践してみたい、おすすめの釣り方を分かりやすくご紹介します。

海釣り公園とは、家族や仲間と一緒に釣りが楽しめる施設のことです。

きっちりと施設エリアが仕切られているところでは、入場のゲートで入場料を支払って中に入るようになっています。

当然利用時間も定められていますから、それに合わせて現地に向かうようにしましょう。

駐車場にクルマを停めて、釣りタックルを手持ちで運び、いざ海釣り公園へ入場。

エサ釣りをするつもりなら、販売所で購入できるところが多いです。

飲み物や食べ物に関しては、海釣り公園へ到着する前に、近くのコンビニなどへ立ち寄って揃えておきたいものです。

それでは、海釣り公園での釣り方について、ご紹介します。

まずは他の釣り人の位置を確認してください。

エサ釣り・ルアー釣りと、アプローチの異なる釣り人が、あちこちに散らばっています。

ウキ釣り仕掛けでエサ釣りをしている人を見つけたら、そのそばでルアーを投げるのはNG。

理由はウキが揺れたり、撒きエサで集まっている魚が散ったりするからです。

いいよいいよ、かまわないから！と言ってくれる人もいますから、とりあえずはひと声かけて、ルアーをキャストしていいか了解を得てください。

自分もエサ釣りをするなら、隣りに釣り座を構えるのは問題ないでしょう。

やはりひと声かけて、釣りを始めるようにしましょう。

海釣り公園で人気の釣り方は、ズバリ！サビキ仕掛けを用いた釣りです。

4m前後の振り出し式磯竿に、サビキ仕掛け＋コマセカゴをぶら下げて、カゴには小さなアミエビを入れます。

仕掛けを海中へ投入し、上下の竿を振って撒きエサを散らせば、イワシやアジ・サバなどが集まってくるでしょう。

海釣り公園のサビキ釣りで釣れたアジは、活け締めしてクーラーボックスで保管するのもいいですが、せっかく活きのいい状態なので、ハリを背中にかけて泳がせてみるのも面白いです。

泳がせ釣り用のタックルは、サビキ仕掛け用とは別に用意しておかなければなりません。

太くて剛性のある遠投磯竿に、4000番前後の大きめスピニングリール、そこに太いラインを巻いて誘いをかけます。

シーバスや青物など、大型の魚が掛かるので、ランディング用のネットも足元に置いておきたいものです。

そして何より重要なのが、周囲への配慮。

掛かった魚が左右に暴れ回って、他の釣り人の仕掛けと絡んでしまうのを避けなければいけません。

じゅうぶんな間隔をとっておこなえるときだけ、泳がせ釣りを実施するようにしましょう。

海釣り公園の施設内を移動しながら釣りを楽しむつもりなら、アジングゲーム用タックルでルアーをキャストすることをおすすめします。

ルアーのサイズが極小で、ウエイトも1g前後のジグ単がメインになりますから、エサ釣りの人の迷惑になりにくいメリットを持っています。

空いている場所を見つけたら、すぐにキャスト。

アジのいるタナを探って、1匹釣れたら集中的にそのタナをトレース。

アタリが遠退いたら、ジグ単に装着しているワームのカラーやボリュームを切り換えれば、またバイトを拾えるようになります。

ただし、ウキを揺らすほどの着水波を発生させないとはいえ、エサ釣りをしている人がそばに居たら、必ずひと声かけてルアーをキャストする了承を得てください。

全ての釣りは、他の釣り人との円滑なコミュニケーションがベースとなります。

海釣り公園では、それが特に顕著に表れますし、定められた現地のルールも遵守するようにしてください。

海釣り公園で使ってみたくなる、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

一般的なサビキ釣り用タックルは、そのまま現地で転用可能です。

泳がせ釣りタックルやランディング用ネットも、持ち込みたいところでしょう。

てもそうなると、手持ちタックルの量がかなり多めに。

もっとシンプルに動きやすさを優先するなら、前述のアジングゲーム用タックルに絞り込むのがいいかもしれません。

シマノからリリースされているアジングゲーム用スピニングロッドで、通常のアジングモデルよりも長めの設計になっているのが特徴です。

ジグ単などの軽めのリグを、ロングキャストするのに向いています。

サビキ釣りとポイントがバッティングするのを、上手く避けられるでしょう。

全長は1.93mで、2ピース仕様。

仕舞寸法は、99.0cmにまで縮まります。

ウエイトは65gと軽めで、先径は0.8mmと細め。

適合するルアーウェイトは、0.3gから6gまでなので、幅広いルアーを使いこなせるでしょう。

適合するラインは、PEラインなら0.1号から0.4号まで、モノフィラメントラインなら1lbから3lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、86.3%になっています。

実際に手に取ってみると、とても軽くてよく曲がり込む印象を持ちました。

継目部分の曲がりも素直で突っ張ることはなく、アジやメバルなどの小型魚のアタリを、しっかりととらえてフッキングに持ち込めるでしょう。

実売価格は7千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

購入しやすい価格だと、新しい釣りスタイルにチャレンジしやすいので嬉しいです。

シマノの汎用型スピニングリール・サハラシリーズの中から、C2000番サイズのハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は6.0対1になっていて、ハンドル1巻きにつき79cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

実用ドラグ力は2.0kgで、最大ドラグ力は3.0kg。

ラインキャパは、PEラインなら0.6号を150m、モノフィラメントラインなら3lbを125m巻けます。

ウエイトは210gで、ハンドルの長さは45mm。

ボールベアリングは、4個装備しています。

実際に手に取ってみると、ハンドル回転はスムーズで滑らかですし、ローター回転も軽快そのもの。

ドラグの出はややスムーズさに欠けるものの、事前に緩めに調整しておけば、ラインブレイクなどのトラブルは皆無でした。

実売価格は6千円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

この価格なら、ロッドと一緒に購入することも検討しやすいでしょう。

アジングゲーム用タックルを組めば、アジ以外の魚もカンタンに釣れます。

海釣り公園なら、メバル・セイゴ・カマス・メッキ・キビレ・チヌ・タイなど、小型魚全般をターゲットにできるでしょう。

エソもよく掛かってきますが、歯が鋭いのでラインが切られる可能性が高いです。

素早くランディング用ネットですくって、取り込んでしまいましょう。

海釣り公園の特徴や魚の釣り方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

手軽に海釣りを楽しめるスポットとして、ますます人気が高まる場所であるのは間違いないでしょう。

人が増えるとトラブルも多くなるので、周囲に気配りしながら釣りを楽しむことを忘れないでください。