魚のイラスト

タイを狙って釣りたい!ショアから釣れるタイってどれなの?

FISHING JAPAN 編集部

ショアからのキャスティングゲームで釣れる魚の中で、タイの種類は結構な数にのぼります。

イラストの魚は赤いのでマダイだと分かりますが、他にもターゲットとなるタイがいます。

ミノーやバイブレーション・メタルジグ・ショアラバなどを駆使しながら、ショアからタイ釣りを楽しんでみましょう。

その釣り方や、おすすめのタックルについてご紹介します。

ショアからルアーをキャストして釣れるタイってどれなの?

タイは元来、沖に浮かぶ船から釣る対象魚のイメージが強かったように感じます。

現在でもタイラバゲームがブームになっているので、船釣りとは切っても切れない縁でつながっているでしょう。

でもそのタイラバから派生したショアラバに、タイがひんぱんに食い付いてくるようになっています。

適切なポイント選びや釣り方を実践すれば、ショアからのキャスティングゲームでタイ釣りを楽しめるでしょう。

さまざまなタイが釣れるのですが、ここでは2種類に絞り込んで、その釣り方をご紹介します。

●ショアからのキャスティングゲームでターゲットにするタイ①マダイ

まずは、マダイの釣り方から見ていきましょう。

産卵の時期にはかなり接岸してくるので、そのタイミングでルアーを投入する!というのが、一般的なアプローチです。

でもそれだと、時期が過ぎたら釣れないの?ということに。

実はそうではなく、潮の状態と水深・ボトムの地形変化によって、マダイが定着しているところを絞り込むことができます。

潮は、かなりの勢いで岸と平行に流れているところがおすすめです。

岸辺に立って見渡すだけで、すっ飛んでいく潮の流れのあるところ、見た経験があるのではないでしょうか。

しかも足元から一気に深くなっている、水深のある場所がベストです。

ボトムの地形変化は、砂より岩場。

潮の流れが急速ですから、岩場であるのは当然かもしれません。

瀬戸内海でショアからマダイ釣りをしたときに、そういうシチュエーションによく遭遇しました。

自分の住んでいる近場に、似たようなところがあれば、マダイが潜んでいるかもしれません。

キャストしたショアラバに藻が付いてくるようであれば、釣れる確率は一気に上がるでしょう。

潮の流れに翻弄されないように、重めのショアラバを用意してください。

飛距離をもっと伸ばしたいなら、メタルジグは鉄板系バイブレーションも効果があります。

でも急に深くなっていく地形変化で、なおかつ岩場なので、ショアラバのほうがフォールでも巻き上げでも釣れるのでは?と考えます。

ライトショアジギングタックルでマダイを釣り上げよう!

ショアラバを使ってマダイを釣るとき、ライトショアジギングゲーム向けのスピニングロッドは必需品です。

ブランクス部分に配置してフルキャストできますし、強烈な引きをする大型マダイにもしっかりと対応できます。

ショアラバが着底した際の操作性を高めながら飛距離を伸ばし、手元に伝わる情報を元にさまざまな対処法を選んでいくことが可能です。

潮流が強いポイントでは、流されないために重いショアラバを使用します。

その際には、硬さが強めのブランクスを備えたショアジギング向けスピニングロッドに切り替えることを推奨します。

しかし、あまりにも硬すぎるロッドティップのスピニングロッドだと、マダイアタリを弾き返してしまう可能性があるので、しなやかなロッド選びが釣果に直結することを忘れないでください。

最近になって、ショアラバ専用のスピニングロッドも販売開始となりましたので、マダイ釣りに適したものを見つけたらぜひ挑戦してみてください。

産卵期のマダイには、スリムなミノーが効果的です。

約110mmのシンキングミノーが、尾から葉タバコのように食べられた経験があるので、ルアーの選択肢に加えてみてください。

クロダイもショアから狙えるタイの一種!

●ショアからのキャスティングゲームでターゲットにするタイ②クロダイ

マダイとは生息エリアがまるで違うクロダイ=チヌも、ショアから狙えるタイといえるでしょう。

使用するルアーは、ホグ系ワームを装着したフリーリグや、ポッパー・ペンシルなどのトップウォータールアーなど。

釣り場は、浅瀬の広がる河口域がおすすめ。

ボトムの地形変化をフリーリグでなぞりながら、グッ!と重くなる感触があればロッドを立ててフッキングへ移ってみましょう。

ロッドは、エギングゲーム用やシーバスゲーム用のスピニングロッドを転用して、リールも2500番程度のスピニングリールがマッチします。

前述のマダイ釣り用タックルよりも、ライトな組み合わせになりそうです。

タイを釣るのにおすすめのタックルを選んでみた!

タイを釣るのに向いている、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。

マダイをターゲットにするなら、ライトショアジギングゲーム用のスピニングロッドがマッチします。

リールは、5000番前後のスピニングリールで対応しましょう。

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ダイワからリリースされているショアキャスティングゲーム用のスピニングロッドです。

全長は2.90mとやや長めなので、振り抜くだけで飛距離を伸ばせるでしょう。

継数は2本で、仕舞寸法は150cmになります。

自重は230gで、先径/元径は2.2/15.8mmと太目です。

適合するルアーウエイトは、最大で65gまでなので、ショアラバをロングキャストするのに向いているでしょう。

メタルジグなら、80gまでキャスト可能です。

適合するPEラインは、最大で3.0号までとなります。

ブランクスのカーボン素材含有率は、94%です。

実際に手に取って振ってみると、とてもシャープで張りのあるブランクスに仕上がっています。

これならイメージした距離を飛ばせますし、ボトムに着いた感触も判別しやすいでしょう。

マダイが食い付いてきたら豪快にフッキングを決めて、弧を描いた状態をキープしながら引き寄せることができそうです。

マダイの口は硬いので、ラインテンションを緩めるとバレてしまうかもしれません。

ロッドを立てた状態を支えつつ、しっかりとリールハンドルを回して、一気に引き寄せるようにしましょう。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

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ダイワから発売中の人気モデル、セルテートシリーズの5000番です。

ギア比は6.2対1とエクストラハイギア仕様なので、ハンドル1巻きにつき105cmものラインを巻き取ることができるように作られています。

自重は250gで、最大ドラグ力は12kgです。

ラインキャパは、PEラインなら2.5号を300m、モノフィラメントラインなら20lbを170m巻けます。

ボールベアリングは10個搭載されていて、ハンドルの長さは60mm。

スプールの直径は、54mmに設計されています。

実際に手に取ってみると、ボリュームの割りに軽く作られているのが分かります。

ハンドル回転はスムーズで、ノブは握りやすく感じました。

実売価格は4万円前後と、ハイスペックならではの価格帯に収まっています。

さまざまなタイをショアからアプローチして釣り上げよう!

タイの釣り方をマダイ・クロダイに分けてピックアップ、おすすめのタックルもご紹介しましたが、いかがでしたか?

瀬戸内海に面している各ショアラインが、マダイを狙う条件を満たしているようです。

よく似たシチュエーションを見つけたら、ぜひショアラバをキャストしてみてください。

クロダイは、河口エリアを丹念に探ると、ビッグサイズに遭遇できるかもしれません。

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