ルアーのアップ写真

スモラバを駆使してビッグバスを釣り上げたい!【初心者必読】

FISHING JAPAN 編集部

水中を逃げ惑うエビやザリガニなどを表現するには、細かな手足やヒゲの震えを伴なうとバッチリ!

ラバージグよりもっとコンパクトで、細いシリコンラバースカートを纏っているのが、スモラバです。

ここでは、スモラバの特徴や使い方、おすすめのタックルについてご紹介しましょう。

スモラバとは

スモラバとは、バス釣りやロックフィッシュ・チヌゲームなどで活躍する、ラバージグの一種のことです。

とてもコンパクトでウエイトが軽く、極細のシリコンラバースカートで覆われているのが特徴といえるでしょう。

サイズ・ウエイトにこれといった決まりはないので、通常のラバージグよりボリュームダウンしていれば、スモラバと呼んで差し支えありません。

強いていえば、1gに満たないものから5g程度までのウエイトであれば、スモラバに該当します。

当然フック部分も小さく、一瞬でバスの口に吸い込まれるサイズになっています。

となれば、タフコンディションのバスに頭を悩ませるような展開に遭遇したら、スモラバを登場させると攻略できるかもしれません。

ワームをトレーラーに付けて用いるケースが多いですが、スモラバ単体で使うアングラーもいます。

ジグヘッドにシリコンラバースカートを巻き付けるだけで出来上がるので、スモラバを自作している人も少なくはないでしょう。

元々は、オカッパリの盟主・村上晴彦さんが、メディアでハンハンジグというスモラバをオープンにしたのが起源で、そこから一気に広がりを見せていきました。

とにかくよく釣れますし、操作しやすいルアーなのです。

用意するタックルは、スピニングロッドにスピニングリール

フロロカーボンラインの4lb前後を巻いて、その先端にスモラバを直結します。

カバーのそばにキャストすると、カンタンに引っ掛けてしまうかもしれないので、見えバスを発見してからアプローチしたり、縦ストに沿って落とし込んだり、ブレイクラインを丁寧に触りにいくときに使ってみましょう。

ボトムまで落とし込んでから、ラインスラックを取り除きます。

ラインがピーンと張り詰めたら、その状態をキープ。

ワームリグのようにズル引きを始めてしまうと、根掛かりトラブルが頻発するので、あえて移動は控えてください。

張り詰めたラインの変化を凝視して、もし緩むようなことがあればロッドを立ててフッキングしてみましょう。

バスが食い付いていたら、ロッドは弓なりに曲がります。

もし食い付いていなかったら、スモラバがポーンと手前に跳ねてくるので、根掛かりする前にリールハンドルを回し、回収してください。

そして再度キャストし、着底したらラインテンションを張り、アタリを待ちます。

ロッドをシェイクしてもかまいませんが、微細なラインの変化を見逃してしまう原因になるので、最初のうちはラインを張り詰めることに徹してください。

スモラバのガードはどう扱えばいいの?

スモラバには、ほとんどの機種にガードが付いています。

フックポイントをガードが隠していて、カバーなどに引っ掛かってしまうのを防いでくれます。

言い換えると、フッキングの邪魔をしていることにもなるので、その存在は釣果を大きく左右します。

自分でガードを抜いて、フッキング効率をアップする人もいますが、どれぐらい抜けばいいのか明確な定義は存在しません。

そもそも手を加えなければいけないガードなら、ちょっと問題を抱えているスモラバともいえるでしょう。

少しの負荷でしっかり曲がり込む柔らかさを持ち、フッキングの邪魔にならない長さも備わっているものが、ベストのガードです。

いろいろ使ってみて、納得のいくガードを持ったスモラバを探し出してください。

トレーラーの選び方!

スモラバには、ワームをトレーラーとして装着することがあります。

そのほうが、全体的なシルエットがエビ・カニに見えるからでしょう。

水中でアクションさせると、ベイトフィッシュに見えることもあります。

スモラバのバス釣り道具としてのポテンシャルが、確実にアップする要素だと考えていいでしょう。

ただし、あまりに硬くてボリュームのあるトレーラーだと、フッキングの邪魔になることが。

手足パーツが多過ぎるトレーラーも、フックポイントをそれらが覆ってしまい、フッキングミスの原因になることも。

シンプルで全体的なシルエットバランスを崩さないトレーラーを、時間をかけて見つけるようにしましょう。

カラーは、あえてスモラバと同色にしないほうが、バスにアピールできるケースがあります。

スモラバをキャストして操作するのにおすすめのタックルを選んでみた!

それではスモラバを操作するのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ベイトフィネスタックルが充実しているとはいえ、飛距離やフリーフォール状態を作り出しやすいのは、スピニングタックルのほうです。

極細のPEラインを巻けば、感度や飛距離アップを狙えますが、カバーに擦ってしまうことを考えると、最初はフロロカーボンラインの通しで操るのが適しています。

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ダイワのブレイゾンシリーズの中から、ロッドティップのしなやかなスピニングロッドを選んでみました。

自重は94gと軽めで、全長は1.85mに設計されています。

継数は2本ですが、グリップショイント方式なので、仕舞寸法は162cmと長めになります。

先径/元径は、1.2/10.9mmと細め。

適合するルアーウエイトは、1.8gから11gまで。

これならスモラバを操るのにじゅうぶんなパワーを持っているといえるでしょう。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら4lbから8lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、88%になります。

実際に手に取って振ってみると、とても軽くてよく曲がり込む印象のブランクスです。

ガイドは小径でラインが絡まりにくく、グリップ周りは細身にデザインされています。

スモラバを自在に操るのに、レスポンスよく反応してくれる味付けになっているでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

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ダイワの汎用型スピニングリール・クレストLTの2500番エクストラハイギアモデルです。

ギア比は6.2対1ですから、ハンドル1回転につき87cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は5.0kgで、標準自重は235gです。

ハンドルの長さは55mmで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら4lbを150m、PEラインなら0.6号を200mまで巻けます。

これくらいラインキャパがあれば、ロングキャストによって沖合いの地形変化も探れるでしょう。

ボールベアリングは、4個搭載しています。

実際に手に取ってみると、ハンドルは軽快に回ってくれますし、ローターのレスポンスも良好です。

実売価格は4千円台と、とても安く設定されているのが嬉しいです。

バス釣りをスタートする初心者アングラーが、購入を検討しやすい価格帯ではないでしょうか。

スモラバを駆使してタフコンディションのバスを攻略しよう!

スモラバの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

シリコンラバースカートは、カンタンにハサミでカットすることができます。

カットして減らすとボリュームが落ちるので、水中でのフォールスピードに変化が生まれます。

さまざまなシチュエーションに合わせて手を加えることで、釣れるスモラバを自作することができるでしょう。

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