フエダイって釣ったことある?釣り方+おすすめタックルや食べ方をチェック!
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FISHING JAPAN 編集部海水温が上がってきたら、砂浜にはたくさんのアングラーが集まってきます。
手には長めのロッドが握られていて、本格的に投げ釣りを展開するつもりなのでしょう。
ターゲットは、白く美しい魚体の、キス。
ここでは、キスの釣り方や仕掛け・タックルについて、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
キス=シロギスを釣るには、居場所を選定する必要があります。
投げ釣りなので、砂浜かな?というイメージが強いのですが、朝マズメが過ぎると一気にアタリが遠退いてしまう傾向が。
沖合いのカケアガリやヨブを丁寧に探っても、朝マズメほどのアタリは発生しません。
となれば、釣りそのものを諦めたほうがいいのでしょうか?
いやいや、それでは昼間の時間がもったいないです。
キスの居そうな場所を、じっくり探し出してみましょう。
さまざまなポイントへ仕掛けを投入することになるので、枝バリの多い本格的な投げ釣り用仕掛けでは、根掛かりトラブルを発生させてしまうかもしれません。
メインのハリを含めて、2本程度のハリにとどめましょう。
そして天秤は、ボトムで立ち上がる姿勢になる、立ち天秤を選んでください。
そうすると、一定以上の飛距離は引き出せますし、根掛かりトラブルは減りますし、さまざまな地形のポイントを探りやすくなります。
こういうキス釣り用の仕掛けのことを、ちょい投げ仕掛けと呼び、釣りスタイルを、ちょい投げ釣りと呼んでいます。
本格的な投げ釣りではないものの、手軽に投げ釣りが楽しめますし、対応可能なシチュエーションが拡大します。
キスの居場所で迷っているときや、昼間のキス釣りをどうしようか悩んでいるときに、とても重宝するでしょう。
また、ちょい投げ釣りの際に手にするタックルは、シーバスゲーム用やエギングゲーム用などの、ライトソルトウォーターゲーム用スピニングロッドを転用できます。
ちょい投げ釣り専用のロッドを用意しなくてもかまわないのが、とても嬉しいです。
リールも、他の釣り方で用いるスピニングリールを装着して、そのまま使ってみましょう。
PEラインがスプールに巻かれているので、ショックリーダーラインをやや太めのものに結び換えれば、根ズレ対策になるでしょう。
それでは懸案の、キスの居場所を探してみましょう。
砂浜以外で、おすすめの釣り場をひとつずつ巡っていきます。
朝マズメに砂浜に居たキスは、太陽が昇ると、その場に残るものや沖合いに出るもの、そして近場に移動するものに分かれる!と想定してください。
潮通しの良い場所には、キスが捕食するエサが豊富なので、そういうところからチェックしていきます。
まず、足を向けたのが、砂浜に隣接している磯です。
磯そのものではなく、砂浜の中に岩場が点在しているようなところへ、先ほどのシンプルなちょい投げ仕掛けを投入してみました。
当然岩場にハリが引っ掛かってしまうので、ズル引きは禁物。
岩と岩の間の砂場に、ちょい投げ仕掛けを落とし込んで止めるイメージで、アプローチしてください。
キスのアタリが無ければ、ロッドを立てて素早く巻き取ります。
こうすることで、仕掛けを岩場に引っ掛けてしまうトラブルを、未然に防げるでしょう。
でも、岩場を恐れて巻き上げを繰り返すことになるので、広範囲をしっかり探れている感じではないです。
もっと効率よくキスに出会える釣り場は、ないのでしょうか?
キスの居場所として、朝マズメから昼間にかけておすすめな場所は、河川の河口域です。
いわゆる汽水域と呼ばれる辺りまで、ちょい投げ仕掛けで探ってみましょう。
ボトムは、基本的に砂地なので、仕掛けをズル引きしながら誘いをかけられます。
河口域なら、河川のコンクリート護岸が延びていて、その先端や周辺からアプローチできます。
飛距離がさほど出なくても、河川の流れが潮の流れの役割を果たし、たくさんのキスを集めてくれるでしょう。
実際に河口域でちょい投げ仕掛けを投入すると、ハゼに混じってキスがよく釣れます。
ハリに掛かったキスに、マゴチが食い付いてくることもあります。
マゴチはキスが大好物ですから、マゴチの居るところにはキスが居る!という、納得の展開になります。
ここでも、用いるタックルは、シーバスゲーム用やエギングゲーム用のスピニングタックルが、扱いやすいでしょう。
キスのちょい投げ釣りに使ってみたくなる、おすすめのスピニングタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、エギングゲーム用の8ft以上のスピニングロッドがマッチします。
リールは、3000番サイズ前後のスピニングリールが合うでしょう。
シマノからリリースされているエギングゲーム用スピニングロッド・セフィアSSシリーズのラインナップから、S83MLを選んでみました。
全長は2.51mと、長めブランクスですから、カンタンに飛距離を伸ばせるでしょう。
2ピース仕様で、仕舞寸法は129cmにまで縮まります。
ウエイトは100gと軽めで、ブランクスの先径は1.8mmです。
適合するエギサイズは、最大で3.8号なので、25g程度の天秤・シンカーなら背負えるでしょう。
適合するラインは、PEラインなら0.4号から1.0号まで。
ブランクスのカーボン素材含有率は、98.6%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて張りのあるブランクスに仕上がっていると感じました。
高い感度が、キスの微細なアタリをとらえてくれるはずです。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
グリップ周りはスリムで握りやすいですから、ボトムの地形変化を上手くかわしながら、キスの居場所を絞り込んでみてください。
シマノの軽量スピニングリール・ヴァンフォードシリーズの中から、3000番サイズのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は5.8対1なので、ハンドル1巻きにつき86cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
実用ドラグ力は3.5kgで、最大ドラグ力は9.0kg。
ウエイトは200gと軽めで、ハンドルアームの長さは55mm。
スプール寸法は、直径/ストロークが47/17mm。
ラインキャパは、PEラインなら1.0号を190m、モノフィラメントラインなら10lbを110m巻けます。
実際に手に取ってみると、とても軽くて扱いやすい印象を持ちました。
ハンドルノブはつまみやすく、ハンドルの巻き心地は滑らかそのものです。
ローター回転もスムーズなので、糸フケが発生したら素早く回収できるでしょう。
実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。
軽いスピニングリールは、手持ちがとても楽になり、釣りに必要な集中力が高まります。
キスのアタリをしっかりとらえていく上でも、じゅうぶんなスペックを備えたスピニングリールといえるでしょう。
キスの特徴や釣り方・仕掛け・場所選定や、おすすめのスピニングタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
河口域のコンクリート護岸は、足場が高いので、注意して歩くようにしてください。
またボトムには、砂以外の泥や牡蠣殻などが堆積していることがあります。
仕掛けに付着してくるものをチェックして、根掛かりトラブルが多発しそうなら、積極的に立ち位置を変えてみましょう。
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