メバリングに効くおすすめルアー特集！メバル専用アイテム以外にも大注目

メバルをハードルアーやワームリグで狙う、メバリングゲームが盛んにおこなわれています。

産卵で接岸したメバルは、冬から春にかけてその位置をキープしますから、ショアからのキャスティングで釣ることができます。

いったいどんなルアーチョイスが有効なのか、実釣から導き出したおすすめアイテムをご紹介しましょう。

春のメバリングゲームに投入して、実績が高かったのは、小粒なサイズのシンキングミノーです。

そのサイズのミノーといえば、渓流トラウトゲームで多用されています。

もしトラウトの経験がある人なら、そのままシンキングミノーを海で使ってみてください。

特にフックを交換する必要はなく、全長35mm程度から50mmぐらいまでのものを、メバリング用スピニングタックルに結びます。

シンキングミノーのウエイトは、5g前後はありますから、かなり飛距離を伸ばせるでしょう。

使ってみたい釣り場は、定番の漁港周りではありません。

砂底が広がるサーフで、ロングキャストしてみてください。

そうすれば、ボトムまで沈めても、根掛かりトラブルを防ぐことができます。

またジグ単などのワームリグよりも、フックポイントの数が多いので、メバルのショートバイトをフッキングに持ち込みやすいでしょう。

釣り方として、ひとつ工夫が要ります。

砂しかない砂底でキャストし続けるのではなく、岩が転がっている場所に少しずつ近寄っていきましょう。

目安は、サーフに磯場が隣接しているところ。

最初はサーフでキャストして、あとから磯場に近寄っていくアプローチスタイルにすると、根掛かりトラブルは抑えられるはずです。

ロングキャストして着底、そこからただ巻きリトリーブを敢行するだけでOK。

もし岩に接触する機会が多いのなら、少しサーフ寄りに戻るのも効果的です。

そうやってベストなトレースラインを導き出し、根掛かりトラブルの少ないところでシンキングミノーを泳がせ続けてみましょう。

トラウトゲーム用の小振りなシンキングミノーは、しっかりと前方からの水流を受けてくれます。

ウォブリングアクションにメリハリがありますから、リトリーブスピードを落とせば、やや曖昧なアクションにシフトするでしょう。

この曖昧さ＝時折ブルッ！と震えるようなアクションが、春のメバルによく効きます。

流行りのラパラ・カウントダウンエリートには、チャート系やピンク系のカラーバリエーションが揃っていますから、35mmや50mmタイプを積極的に使ってみてください。

またラパラの既存モデル・カウントダウンシリーズも、とても有効です。

おすすめは、パールホワイト系カラー。

メバルの追従が良好で、リアフック周辺に噛み付いてくることが多いでしょう。

メバリングに使うと、バイトがひんぱんに発生するルアーとして知られているのが、スピンテールジグです。

50mm程度の全長なら、小振りなボリュームなので、違和感なくメバルがアタックしてくれます。

このルアーは、ロングキャストしやすいですし、同じレンジをトレースし続けるのにも向いています。

メバルのアタリが発生するレンジを見抜けば、そこを徹底して叩けるのが強みでしょう。

ショアからロングキャストしたら、一旦ボトムまで落として、ロッドティップを立ててからリトリーブを開始しましょう。

リフト&フォールでも使えるのですが、ただ巻きリトリーブのほうがバイトが多い気がします。

ブレードのカラーは、シルバーがメイン。

潮の状態や時間帯によって、ゴールドやチャート・ホワイトなどを使い分けてみてください。

フックは、ヘッドパーツに下に装着されているので、ボトムに転がる岩などと接触すると、フックポイントが鈍ってしまいます。

常にフックポイントを確認して、鈍っているようならすぐに交換してください。

スプーンルアーといえば、これまたトラウトゲームでよく使われるハードルアーです。

金属製のものがほとんどなので、魚の歯では、噛み千切ることはできません。

それを上手く活用すれば、海水温の上昇で現れたフグに対処することが可能です。

ワームだとカンタンに破壊されてしまいますが、スプーンならフグの攻撃をかわせるでしょう。

メバリングゲームにマッチするスプーンは、3g以上の小粒フォルムなもの。

シングルフックのまま、キャストしてもかまいません。

バーブレスフックの場合が多いので、メバルのバイトを手元で感じたら、ラインテンションを緩めずにランディングしましょう。

そうすれば、バラシをしっかり防ぐことができます。

メバリング用のワームは豊富にリリースされていますが、バス釣り用のものを転用して誘うこともできます。

全長70mmを超える、極細ストレート+ロングワームなら、水中でのアピールはバツグン。

ジグヘッドに装着してキャストしてもかまいませんし、キャロで広範囲をトレースするのも有効です。

ナローゲイブタイプのオフセットフックを利用すれば、根掛かりトラブルを防ぎながら操れるでしょう。

メバリングゲームに使ってみたくなる、おすすめのスピニングタックルをご紹介しましょう。

あまりショートレングスなブランクスでないほうが、広範囲のエリアを探りやすいでしょう。

シマノからリリースされているライトソルトウォーターゲーム用スピニングロッド・ソアレBBシリーズのラインナップから、S76L-Sを選んでみました。

全長は2.29mなので、ロングキャストに向いています。

2ピース仕様で、仕舞寸法は117.2cmにまで縮まります。

ウエイトは75gで、ブランクスの先径は0.8mm。

適合するルアーウェイトは、0.6gから12gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら1.5lbから4lbまでで、PEラインなら0.1号から0.6号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、76.0%になっています。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

シマノから発売中のライトソルトウォーターゲーム用スピニングリール・ソアレBBシリーズの中から、C2000SSPGを選んでみました。

ギア比は4.6対1なので、ハンドル1巻きにつき62cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

実用ドラグ力は1kgで、最大ドラグ力は3kg。

ウエイトは185gで、スプール寸法は直径/ストロークが、43/13.5mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら2.5lbを140m、PEラインなら0.6号を140m巻けます。

ハンドルアームの長さは40mmで、ボールベアリングは5個搭載されています。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に抑えられているのが嬉しいです。

春のメバリングゲームに効果的なおすすめルアー&ワームや、使ってみたいスピニングタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

これから海水温が高まっていくと、メバルは沖合いの深場へ移動してしまいます。

それまでにショアからのロングキャストで、大型メバルを釣り上げてみましょう。