ブルスライドの使い方特集！デプスの人気バックスライドフォール用ワーム

オフセットフックを装着しただけで、バックスライドフォールしてくれるワームは、釣り場で扱いやすいです。

重さがじゅうぶんにあってキャスタピリティにも優れているワームとなると、やはりデプスのブルスライドが挙げられるでしょう。

その特徴や有効な使い方について、分かりやすくご紹介します。

ブルスライドとは、デプスからリリースされている、バス釣り用の高比重ワームのことです。

ボディの内側に、高比重の要因となるグラスサンドとソルト＝塩がびっしり含まれていて、重さはなんと13.0gにも達しています。

ワーム単体でこの重さがあれば、通常のベイトタックルでロングキャストできてしまえるでしょう。

ブルスライドの全長は、3.4inch＝8.636cmですから、まさにバスにとってひと口サイズです。

この全長なら、装着するのにマッチしているオフセットフックは、4/0番から5/0番になります。

そしてボディ素材には、エビやザリガニなどの甲殻類を粉砕して混合しています。

甲殻類成分によって、バスを強烈に刺激する味と匂いが付くことに。

高い集魚効果と咀嚼時間を高めてくれるので、釣れる数は増えますし、ビッグバスに出会える機会も膨らむでしょう。

ブルスライドには、蛇腹状テールとアームが付いています。

ここできっちりと水流を拾って、バックスライドフォールを引き起こすわけです。

オフセットフックは、この蛇腹状テールの真ん中辺りから突き刺してセッティングをおこなってください。

そうするとノーシンカーリグでキャストしたとき、蛇腹状テールの逆側を先頭にして、斜め下方向へフォール＝バックスライドフォールしていきます。

そのメリットは、ズバリ！着水してからの距離の伸びです。

ほとんどのバス釣り用ワームリグは、着水した真下に向かってフォールします。

着水地点よりまだ奥へ滑り込ませることができるとなると、例えば木々の枝が突き出している、オーバーハングの奥を攻めることが可能になります。

そういう奥まった場所にこそ、ビッグバスが潜んでいる可能性が高いのです。

しかも、オーバーハングの奥そのものの水面を乱すことなく、滑り込むようにほぼ無音でアプローチできることは、かなりバイトに直結しやすいです。

無防備な生き物が、自分のほうから入ってきてくれた！と、そのテリトリーを守っているバスは感じるでしょう。

感じたら次の瞬間は、猛然とバイトすることにシフトしているはず。

まさにバスを釣るためのきめ細かなアプローチが、全て含まれているといえるでしょう。

ブルスライドの使い方として、ノーシンカーリグによるバックスライドフォールを提示しましたが、実はネイルシンカーを用いると、もっと幅広いシチュエーションを攻略することができます。

蛇腹状テールと真逆側、つまりオフセットフックのゲイブよりも先の部分に、0.9g以上のネイルシンカーを刺してみてください。

当然ウエイトはアップしますし、それによるキャスト飛距離の伸びが得られます。

そしてもうひとつ、着水してからのバックスライドフォールも、距離が伸びてくれるのです。

あまりに重さを加えると、その場で沈もうとするチカラに変わってしまいますから注意してください。

オーバーハングの奥まで届きにくいときに、ぜひネイルシンカーを取り出して試してみましょう。

ブルスライドの使い方として、スリップシンカーを用いたフリーリグもおすすめです。

スリップシンカーは、ラインの上を滑り降りて、ワームより先に着底します。

それを後追いしながら、ゆったりと着底するワームの様子を見て、バスは食い付いてくるでしょう。

ブレイクラインなどに張り付いているバスを攻略するのに、とても有効な使い方といえそうです。

ブルスライドを正確にキャストしてバックスライドフォールさせるのに適している、おすすめのベイトロッドをご紹介しましょう。

ダイワからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・スティーズシリーズの中から、C610MH+を選んでみました。

全長は2.08mなので、ロングキャストはもちろん、アキュラシー精度の高いアプローチにも向いているでしょう。

2ピース仕様で、グリップジョイント方式ですから、仕舞寸法は178cmと長くなっています。

ウエイトは108gと軽めで、ブランクスの先径/元径は、2.2/12.9mm。

適合するルアーウエイトは、9gから35gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら10lbから20lbまでで、PEラインなら最大4.0号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、100.0%になっています。

ブルスライドの特徴や使い方、おすすめのベイトロッドについてご紹介しましたが、いかがでしたか？

高比重バランスのワームを使いこなして、バス釣りをもっと楽しみましょう！