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メタニウムDC特集!新型は出る?出ない?オールラウンドに使える高性能ベイトリール

FISHING JAPAN 編集部

現行モデルのシマノ・メタニウムDCが世に出たのが、なんと2015年。

こんなに長くモデルチェンジがおこなわれないのは珍しく、今か今かと待ち望んでいるユーザーは少なくないでしょう。

中古市場での人気も健在で、筆者もメタニウムDCのヘビーユーザーですから、新型の動向が気になって仕方ありません。

ここでは、メタニウムDCの特徴や有効な使い方、そして新型に期待するスペックについて取り上げてみましょう。

メタニウムDCってどんなリールなの?

メタニウムDCとは、シマノから発売中のベイトリールのことです。

バス釣りに使うのをメインとしていますが、海水対応タイプなので、シーバスゲームやロックフィッシュゲーム・チニングゲームなどにも転用することができます。

外観は、姿勢の低いロープロファイルデザイン系。

ウエイトは190gから195gと、とても軽く作られているのが特徴です。

メタニウムDCには、シマノオリジナルのDCブレーキ・I-DC5が搭載されています。

バックラッシュトラブルをしっかり抑えるために、5段階のブレーキ調整が可能です。

またマイクロモジュールギアが採用されていますから、滑らかな巻き心地を長く体感することができるでしょう。

その他XシップやHAGANEボディなど、軽快に使えるスペックが豊富に採用されています。

ただし、これらは全て8年前のもの。

2015年に産声を上げたベイトリールですから、旧スペックになってしまっていることは否めません。

実際に使ってみて不自由を感じたことはないのですが、さすがに傷や擦れ跡が増えてきました。

新型のメタニウムDCがリリースされたら、絶対に買い換えを検討するのに!と心に秘めている人は、結構いるのではないでしょうか。

しかし、8年間もモデルチェンジをおこなわないというのは、シマノの新製品サイクルから見ても、とても珍しいことです。

もしかすると、現行モデルが最終型になってしまうのでしょうか。

新型が出ない理由をいろいろと考えてしまいますが、もしリリースされるとなれば、マグナムライトスプールⅢとコアソリッドボディに、最新のDCブレーキを組み込んだものが理想です。

コンパクトフォルムでパーミングしやすく、徹底した軽量化とバックラッシュトラブルの無さが売りとなるはずです。

現行モデルのメーカー希望販売価格が6万円台ですから、新型もその価格帯に落ち着くかもしれません。

果たして、新型のメタニウムDCの需要は、どれくらいあるのでしょう。

DCブレーキ搭載機として、上位機種にはアンタレスやカルカッタコンクエストがあります。

下位機種には、SLX DCシリーズやスコーピオンDC・クラドDCが設定されています。

となると、メタニウムDCの立ち位置が、かなり狭いことが分かります。

新型がなかなかリリースされない理由は、ここにもあるのかもしれません。

メタニウムDCの実釣インプレ!

現行モデルのメタニウムDCを、実際にフィールドで使ってみました。

2015年に購入したもので、最初はバス釣りに投入したのを覚えています。

スプールに巻いたのは、14lbのモノフィラメントライン。

ぴったり100mまで巻けるので、ロングキャストするのにとても重宝しました。

キャストの際にロッドを振り切ると、一瞬スプール上でラインが膨らみます。

14lbは太過ぎたのかな?とも感じましたが、次の瞬間DCブレーキによる制動が掛かって、バックラッシュトラブルを見事に防いでくれました。

空気抵抗の大きいビッグベイトやマグナムクランクベイトを、強風の中キャストしても、ほとんどバックラッシュに至らないのは、このベイトリール最大のメリットといえるでしょう。

メタニウムDCをソルトウォーターゲームでも使ってみた!

現行モデルのメタニウムDCを、ソルトウォーターゲームでも使ってみました。

河口域に持ち込んで、ミノーやポッパーをロングキャストします。

スプールに巻いたのは、1.5号のPEライン。

先端には、フロロカーボンのショックリーダーラインをつなぎました。

18gのミノーや9gのポッパーをキャストし続けたのですが、やはりDCブレーキが効いて、バックラッシュトラブルはほとんど無し。

シーバスやチヌが猛然と食い付いてきても、強引にハンドルを回して引き寄せることができました。

PEラインが、スプールとボディの隙間に入ってしまうトラブルもなく、とても快適に使えます。

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メタニウムDCを装着して使ってみたいおすすめのベイトロッドを選んでみた!

メタニウムDCをグリップに装着して使ってみたくなる、おすすめのベイトロッドをご紹介しましょう。

まずは、バス釣り用から。

ロングキャストに加えて、トゥイッチやジャークなどのロッドワークを果敢に繰り出すつもりなら、こちらのロッドがマッチします。

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シマノからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・エクスプライドシリーズの中から、166M-2を選んでみました。

全長は1.98mと、操りやすい長さに設計されています。

これぐらいなら下に向けても、水面を叩かずにトゥイッチワークを実践できるでしょう。

継数は2本で、仕舞寸法は102cmにまで縮まります。

ウエイトは97gと軽めで、ブランクスの先径は1.8mmです。

適合するルアーウェイトは、7gから21gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで、PEラインなら最大3号までとなっています。

グリップの長さは235mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、98.4%です。

実際に手に取ってみると、独特な張りが備わっていて、手元感度の高いベイトロッドだと感じました。

継目はスムーズに曲がり込みますし、グリップは細身で握りやすく作られています。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

バス釣りで用いるルアーなら、かなり幅広く操れるのではないでしょうか。

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シマノから発売中のシーバスゲーム用ベイトロッド・ディアルーナシリーズの中から、9.6ftのMLパワーブランクスモデルを選んでみました。

全長は2.90mと、とても長めのブランクスなので、ロングキャストするのに向いています。

継数は2本で、仕舞寸法は148.6cmとやや長め。

ウエイトは136gで、ブランクスの先径は1.7mmです。

適合するルアーウェイトは、8gから32gで、適合するラインは、PEラインなら0.8号から2号です。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99.8%になっています。

実際に手に取ってみると、とても長くてしなやかに曲がり込むブランクスという印象を持ちました。

ミノーやバイブレーションルアー・シンペン・スピンテールジグなどを、ロングキャストしてみたくなります。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

防波堤や護岸からのキャストはもちろん、サーフからのアプローチにもマッチするでしょう。

大型魚が掛かることを想定して、ランディングネットは必ず持参するように心がけてください。

メタニウムDCを使いこなしてさまざまな釣りスタイルを満喫しよう!

メタニウムDCの特徴や使い方、マッチしそうなおすすめのベイトロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?

最新のベイトリールもいくつか入手するようになりましたが、使い慣れたメタニウムDCを手放すのは、まだまだ先に感じます。

もっとコンパクトなデザインにシェイプアップされて、手のひらの内にすっぽり収まるような新型を見てみたいものです。

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