シマノのホリデーパックで釣りたい！定番人気の万能竿からおすすめ番手をピックアップ

シマノのホリデーシリーズはコスパ優秀なベーシックアイテムとして多くのアングラーに愛用されています。

ホリデーイソ・ホリデー小継・ホリデーマリンなど充実したアイテムの中で、特に圧倒的な人気を誇るのが、万能竿として知られるホリデーパックです。

モバイルロッドと呼ばれるようになったコンパクトなロッドは、以前はパックロッドと通称されていました。

そしてまさにそれを継承しているのがシマノのホリデーパックなのです。

ここではこの竿のスペックについて詳しくご紹介していきます。

シマノのホリデーパックとは、コンパクトに収納できて数多くの釣り方に対応可能な、低価格の万能竿のことです。

全部で12種類も番手が用意されていますが、全てのロッドの仕舞寸法が44.5センチで統一されています。

これは凄いスペックで、釣り方を変えて長く硬いロッドにしても、携行性は全く変わらないことになります。

いつものカバンに入れて、釣り場へ持ち込むことができる利便性は、他の追随を許さないでしょう。

しかも安い価格帯で販売されているので、長さの異なる・硬さの異なる複数種類のロッドを購入しやすいメリットがあります。

例えば船釣りなどで、対象魚が変わっても持ち込むロッドを入れ替えるだけで対応できてしまうのがいいですよね。

また家族や仲間の分のロッドを持参する際にも、ホリデーパックを人数分用意すれば済みます。

クルマに常時積んでおけば、破損トラブルが発生してもすぐに対応できますね。

シマノのホリデーパックには、穂先にグラスソリッドが設置されています。

これにより、魚のアタリを弾くことなく乗せて、フッキングに持ち込むことができますよ。

穂先の視認性も高いですから、アタリを目で見てからフッキングの動作に入れます。

しなやかなロッドによって、魚が暴れるのを吸収し、時間をかけて弱らせながら水面まで浮かせることができるのが嬉しいですね。

振り出し式ですから、ロッドを伸ばした際にガイド位置がズレないよう、真っ直ぐに揃えることを実践してください。

シマノのホリデーパックのリールシートに注目してください。

DPSタイプのリールシートですから、リールフットをしっかり固定することができます。

またガイドの足がさほど高くないので、装着するリールは、スピニングリールでもベイトリールでも可能になっていますよ。

船釣りでバーチカルに攻めるなら、ベイトリールを装着してみるようにしましょう。

仕掛けやルアーを少しでも横方向にキャストするなら、スピニングリールを装着して使ってみてください。

どちらも使い勝手がよく、操作しやすいのが大きなメリットといえます。

それでは、シマノのホリデーパックの中から、おすすめの番手を取り上げてみましょう。

錘負荷の違いで3種類、長さの違いで4種類用意されています。

それぞれに個性があり、対象魚や釣り場のシチュエーションによって使い分けることができるでしょう。

錘負荷10号のホリデーパック・1.80メートルです。

最も短くて軟らかいロッドに仕上げられていますから、軽いルアーや仕掛けをキャストするのに向いていますよ。

例えば、アジング用のジグ単やキャロ、メバリング用のシンペンやミノーなど、ピンポイントへ正確にキャストしたいときに使ってみましょう。

またオモリと流線バリを使ったカンタンなちょい投げ仕掛けで、ミオ筋などに潜んでいるシロギスやハゼを釣るのにも適しています。

穂先にプルプルとアタリが出ますから、ロッドを立ててフッキングを決めてください。

あまり素早く巻き取り過ぎると、魚が外れてしまうかもしれませんから、ロッドの曲がりをキープしたまま慎重に寄せるようにしましょう。

短いロッドを用いるときの鉄則ですね。

2.40メートルの長さがあるので、防波堤釣りや波止釣り・サーフからの投げ釣り・船釣りなどに使うことができます。

チヌゲームにも使ってみましたが、30センチクラスのキビレなら余裕で取り込むことができました。

エギングやライトショアジギング・サビキ釣り・チョイ投げで使ってみて、アジやサバ・シロギス・カレイ・メバル・イワシ・サヨリ・アオリイカ・イナダ・カサゴ・イシモチなどをターゲットにしてみましょう。

護岸に潜んでいるシーバスなどを狙うときも、これくらいの長さのほうが取り回しがいいかもしれません。

しっかり曲げるのは全然かまいませんが、ラインは伸びのあるナイロンを使うほうが、ロッドにかかる負荷を和らげることができるでしょう。

2.70メートルは、ホリデーパック最長の長さですから、遠投するときに使いたいですね。

ただし、10号負荷なので、あまり重いルアーや仕掛けを乗せることは難しいというのが、実際に使ってみたインプレです。

よく曲がる特徴から、バラシは抑えられるでしょう。

足元のポイントへフォールで誘いをかけるのが適しているかもしれません。

チヌなどをヘチ釣りで楽しんだり、定着しているロックフィッシュをバーチカルに攻めるのに向いているでしょう。

20号負荷の2.10メートルロッドです。

オモリは30号まで載せられるので、船釣りでボトムを取りながら使うのに適しているでしょう。

これだけ長さがあれば、船べりをロッドで叩いてしまうことも防げます。

ただし、グラスソリッドの穂先ですから、急激に絞り込まれると船に当たってしまうかもしれません。

じゅうぶんに注意しながら、波による船の揺れも考慮に入れて釣りを楽しんでください。

20号負荷の最長2.70メートルロッドですから、長さを活かした釣りを展開できそうですね。

特に船釣りでは、波の上下が荒いときに重宝するでしょう。

ショアからの投げ釣り用としても、しっかりとした張りを伴なうロッドですから、遠投して広範囲をチェックするのに向いています。

ただし、投げ釣り専用というよりは、ルアーのフロートリグやキャロを操るほうが適している印象ですね。

こちらは、最も短くて最も硬いホリデーパックとなります。

バイトしてきた魚を弾いてしまうような硬さはありませんから、安心して使うことができますよ。

船釣りでカワハギ仕掛けなどをバーチカルにぶら下げて使うのに適しています。

そんなロッドを仕舞寸法44.5センチで、カバンに入れて船に持ち込めるというのが、ちょっと不思議な感覚になりますね。

岩礁帯などに潜んでいるロックフィッシュをターゲットに、テキサスリグや重めのジグヘッドリグを結んでアプローチした経験があります。

少々の根掛かりでも外せますし、食い付いたカサゴが根に潜っても引き出すことができました。

しっかり曲がるのですが、パワーとトルクがあって魚をイイ感じに浮かせてくれるイメージで使えます。

またバス釣りにもメインのロッドの代わりに使ったことがあります。

流行りのパワーフィネスを、このロッドで実践してみました。

2.10メートルの長さは、ちょうど使いやすかったですし、カバーの中で食い付いてきたバスを無理やり引きずり出すのに、何らトラブルはありませんでした。

途中で2回ほど引っ掛かりましたが、ロッドを強めにあおったらカンタンに抜け出せたので、積極的に使うことは可能でしょう。

これは、最も硬くて最も長いホリデーパックです。

4号クラスのエギを結んで、潮に乗せてドリフト釣法にトライしたことがありますが、ダートさせるのは難しかったものの、流すだけならじゅうぶん仕事をしてくれましたよ。

アオリイカが乗った瞬間、きれいに曲がってくれるので、バラシはほとんどなくランディングもスムーズでした。

硬過ぎないのにパワーとトルクがあるというのは、やはりかなり使い勝手がいいですね。

シマノのホリデーパックの特徴や、おすすめの番手を取り上げましたが、参考になりましたか？

ロッドは長くなればなるほど遠投しやすくて、掛かった魚もバレにくくなります。

しかしそれは、しっかりとロッドで魚の重みを感じ取り、曲がった状態をキープし続けてこそ成立するもの。

シマノのホリデーパックは、全体的によく曲がるように作られている良心的な設計ですから、それをうまく活用してバラシを減らす練習を重ねたいものです。

何度も釣り場に通うことで習得できますから、せび続けてみてくださいね。