ゾディアスの2020年新作モデル167M-Sを使ってみた!20メタニウムとの相性も徹底インプレ
シマノの人気バス釣りロッド・ゾディアスに、2020年新作モデル・167M-Sが登場しました。
発売日当日に購入して、さっそく最寄りの池で振り回してきましたよ。
リールシートに搭載したベイトリールは、20メタニウムのXG=エクストラハイギアタイプ。
果たしてどんな操作感を味わえたのか、詳しくインプレしてみましょう。
目次
シマノのゾディアスとは
総合釣具メーカーのシマノからリリースされているゾディアスとは、低価格設定されたバス釣り用ロッドのエントリーモデルです。
初心者の人が購入しやすい価格帯を意識して作られていますから、実売価格は1万円台。
これなら大きな負担を感じずに、ロッド選びを楽しめますよね。
今回取り上げたのは、2020年の新作モデル・167M-Sです。
「167Mならイメージできるけど、最後尾に付いているSって何なの?スピニングロッドかな?」
いいえ、167M-Sはれっきとしたベイトロッドです。
最後尾のSは、ロッドティップにソリッドのカーボンブランクを採用している証しなのです。
2020年新作ベイトロッド・167M-Sとは
ゾディアスの新作167M-Sには、ソリッドティップが搭載されています。
具体的には、トップガイドから数えて4つ目のガイド足のところまでが、手触りの違う表面仕上げになっていますから、ソリッド部分が露出している箇所とみることができます。
トップウォータープラグやノーシンカーリグ程度の負荷が掛かると、トップガイドから2番目ガイドまでが、極端に曲がるようにセッティングされていますね。
ただし、曲がった瞬間真っ直ぐに復元しているので、ベロンベロンに軟らかい状態ではありません。
シマノ独自のハイパワーXによるカーボンテープの縛りで、しっかりと支えられている印象が強いですね。
ソリッドティップの効果
ルアーでボトムをトレースしてみると、ソリッドティップが柔軟に出入りします。
それが絶え間なく揺れる感じではないので、余計なラインスラックを発生させません。
ラインの自重によるたるみを、ピンッと張ってはまたたるませを繰り返していますね。
その間にバスのアタックがあれば、ラインが張りっぱなしになるので、すぐに視認できます。
つまり、目で見てフッキングの判断ができるロッドに出来上がっているのです。
実際にゾディアス167M-Sを使ってみた!
実際にバスを釣ってみました。
装着したベイトリールは、20メタニウムのXGで、ラインは12ポンドのフロロカーボンラインです。
結んだルアーは、浮力強めでサイズ短めな、バグリーのスピッティン・トゥイッチャー。
ゾディアス167M-Sが作り出すラインの張り・たるみに、機敏に反応してくれるルアーだと考えたからです。
スポーニング期のバスの釣り方
季節は暖かい春ですから、シャローエリアにたくさんのバスが出てきているはず。
でも、間違いなくスポーニング=産卵が絡んでいますから、普通にペンシルベイトをスライドウォークさせていても、バイトは見込めないでしょう。
ルアーに追従はしてきても、食い付くまでに移動距離が伸びてしまうと、自分のテリトリーに戻ってしまう習性があるからです。
スポーニング期は、バスが個々に持っているスポーニング・テリトリーというテーブルの上で勝負をするように心がけましょう。
風をうまく活用しよう!
ゾディアス167M-Sにバグリーを結んで、いざキャスト。
狙うのは水深の浅い、風の当たっていないカバーエリアです。
風が当たっていると水面が乱れるので、場に雑味が出ます。
風が起こす雑音は、スポーニング期のバスでなくても、上を向こうとする気持ちを削いでしまうことが。
ほんの少しの環境変化ですが、そこに着目してアプローチするだけで、釣れるバスの数やサイズが全く変わってきますよ。
ロッドは状況を作り出すための道具
ゾディアス167M-Sは、バット部に中ほどのパワーを有しているため、14グラム程度のルアーであれば、楽々と投げることが可能です。
キャスト時に力強く振らずに軽く投げることで、静かな着水音を作り出せます。
風がない状況とこの両方が揃うことで、アングラーとしてバスが上を向く条件を作り上げることが可能です。
ロッドは単にルアーを提示する道具ではなく、
その特性をしっかりと理解し、バスが好む条件を作り出せることが重要なのですよ。
シマノ(SHIMANO) バスロッド 20 ゾディアス バーサタイル ベイト グリップジョイント 167M-S ソリッドティップ
- 最安値価格
- ¥15,939(amazon)
ゾディアス167M-Sの実売価格は、1万円台とかなりリーズナブル。
ガイドは、前傾のFUJIステンレスフレームにOリングが搭載されていますね。
これだけでもずいぶんと価格を抑えることに貢献しているでしょうが、前述のハイパワーXソリッドティップやカーボンモノコックグリップなど、先進技術が豊富に採用されていることから、よくぞこの低価格がリリースできたな!というのが、正直な感想です。
20メタニウムを装着した状態でのバランスも素晴らしく、サイドハンドキャストからのバックハンドへの切り替えもスムーズにおこなえます。
グリップが長過ぎることはないので、スイング時にもルアーアクションをつけている時にも、ゲームベストに当たったりするトラブルは皆無でした。
また、このモデルからグリップジョイント方式に切り替わっているので、その装着感やバスを掛けたときに異音などが発生しないか気にかけていたのですが、全く問題ありません。
あとはロッドの耐久性ですが、これは半年以上使ってみないと分からないでしょう。
今からじっくり使ってみますので、いずれまたインプレを掲載することにします。
ソリッドティップ仕様のベイトロッドをまだ使ったことのない人に、ぜひおすすめしたい機種ですね。
キャストフィールが軽やかでスムーズ。
ロッドにブレがなく、全ての動作がきっちり完結してから次の曲がりへ移行するので、バタつきのようなラフさは一切感じられません。
それに加えて、繊細過ぎる扱いにくさもうまく取り払われていますから、自分の釣りスタイルに素直に組み込めるはずです。
ぜひ釣具店で手に取って、その感触を味わってみてくださいね!
シマノの関連記事はこちら
シマノのスピニングリールを使ってみた!エントリーモデルからハイエンドモデルまでおすすめ10選
シマノといえば、ロードバイクの製作メーカーとして世界的に知られていますが、それに匹敵するくらい釣具の総合メーカーとしても、ユーザーから高い支持を受けています。 その中でも特に注…
FISHING JAPAN 編集部シマノXEFO特集!シーバスなどのルアーゲームに活用したいおすすめアイテムシリーズ
シマノでタックルを揃えているルアーマンなら、XEFOブランドが気になりますよね。 XEFOは、シーバスはもちろん、あらゆるルアーゲームを楽しむ人のためにリリースされている、ウエア・バッ…
FISHING JAPAN 編集部「メタニウム」カテゴリの人気記事
- 24メタニウムDCの実釣インプレ特集!使用感+マッチしそうなおすすめロッドをチェック
- 23メタニウム100のスペック+使い方を徹底特集!2023年シマノの新ベイトリール
- シマノのベイトリール【20メタニウム】でソルトウォーターゲームを楽しみたい!
- 22メタニウムシャローエディションで8lbラインを使いこなしたい!シャロースプール標準装備
- ゾディアスの2020年新作モデル167M-Sを使ってみた!20メタニウムとの相性も徹底インプレ
- 24メタニウムDC新登場!コアソリッドボディにDCブレーキ初搭載のベイトリール!
- シマノのメタニウムをバス・シーバス・ロックフィッシュゲームで使ってみた!
- メタニウムDC特集!新型は出る?出ない?オールラウンドに使える高性能ベイトリール
「ゾディアス」カテゴリの人気記事
DAILYランキング