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河口域で効くルアーってどれなの?おすすめのミノー・ペンシル・クランクベイト

FISHING JAPAN 編集部

河川から淡水が流れ込んできて海水と交わるのが、河口域です。

上流からの豊富な栄養分に惹かれて、小魚やエビ・カニ・貝などが集まってくると、それらを追ってさまざまな大型魚も入り込みます。

そんな状況下でキャストするのに適しているルアーについて、分かりやすくご紹介しましょう。

河口域はどんな状態なのか把握しよう!

河口域は、河川の最下流に当たるので、上流から流れてくる栄養分が豊富に存在しています。

雨が降ると濁りが河川に広がりますが、まさにこれが栄養の塊。

微生物がたくさん含まれているので、それを捕食するために小魚やエビ・カニ・貝などが集まってくるわけです。

日頃は海に棲んでいる生き物でも、河口域なら海とつながっているので、接近することは容易です。

ルアーのキャスティングゲームを実践する上で、この場所を外してアプローチを組み立てるのは、かなりもったいないといえるでしょう。

そこで河口域を探るために使ってみたくなる、おすすめのルアーを取り上げてみましょう。

●河口域で活躍してくれるおすすめルアー①小型サイズのミノー

上流からの栄養分・微生物を捕食しに集まってくる小魚の動きを、小型サイズのミノーで演出してみましょう。

飛距離を伸ばしたいならシンキング仕様のほうがいいのですが、河川の流れに乗せて漂わせたいなら、フローティング仕様のミノー一択といえそうです。

河川の流れに乗せれば、ロングキャストすら必要ではなくなります。

軽くキャストしてどんどんラインを送り出せば、100m程度流すぐらいカンタンでしょう。

そこからリトリーブを始めれば、かなり広範囲の河口域を探ることができます。

また手元まで巻き取ってしまわなくてもかまいません。

途中でリールハンドルを回すのを止めて、再度ラインを送り出せば、1回のキャストで何度もリトリーブをおこなうことが可能です。

そのたびに違うエリアを探れるので、魚が食い付いてくる確率も跳ね上がるでしょう。

このフローティングミノーの漂わせアプローチのことを、ドリフト釣法と呼びます。

ドリフト釣法は、河口域を攻略する上で欠かせないもので、流す距離を伸ばせば伸ばすほど、ターゲットの魚にアングラーの存在を気づかれにくくなります。

フローティングミノーのサイズを、7cm前後のものから12cm程度のものにとどめておけば、ショートバイトでも乗りやすいでしょう。

実際に食い付いてくるのは、シーバス・チヌ・キビレが多くなります。

より海に近い場所なら、マゴチが積極的に食い付いてきます。

ドリフトさせながら、時折ロッドティップを立ててトゥイッチやジャークを繰り出し、水中にミノーを沈めては再度浮かせてみてください。

河口域でペンシルベイトを操ってみよう!

●河口域で活躍してくれるおすすめルアー②小型サイズのペンシルベイト

こちらもフローティング仕様のペンシルベイトにすると、ドリフト釣法を実践できます。

流れに乗せては、ドッグウォークアクションやダイビングアクションを繰り出してください。

ボディサイズは、7cmぐらいから11cmぐらいまでなら、シーバスやチヌ・キビレが反応してくれます。

ペンシルベイトにはリップが付いていないので、急速に深く潜行することはありません。

高い浮力に引っ張られて、すぐに水面へと戻ることになるでしょう。

その際に発生する水紋に注目してください。

一度限りの水紋にすることなく、幾重にも連なっている水紋を、ロッドワークで作り出しましょう。

クランクベイトなら効率よく河口域をチェック可能!

●河口域で活躍してくれるおすすめルアー③クランクベイト

バス釣り用のルアーとして知られている、丸々と太ったカタチのクランクベイトは、海ではあまり使われてきませんでした。

最近では、ハゼやロックフィッシュ狙いに選ばれるケースが増えています。

河口域では、2cm程度の小粒なクランクベイトをキャストすると、ハゼがたくさん釣れます。

もっと大きな6cm前後のクランクベイトも、積極的に使ってみましょう。

具体的には、河口域に接している水門や堰・排水管などの人工ストラクチャーに、クランクベイトのリップをぶつけてみます。

太いラインが使えるように、ベイトタックルでアプローチしてみましょう。

リップが何かに触れたら、リトリーブを止めて浮かせます。

その繰り返しを丹念におこなっていると、ストラクチャーに潜んでいるシーバス・チヌ・キビレを引き出すことができるかもしれません。

実際にバス釣り用の12g前後のクランクベイトを投入してみたら、ひんぱんにバイトしてきました。

素早く巻き取るよりも、スローに丁寧にアプローチするほうが、噛み付きは深くなりました。

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河口域で使ってみたくなるおすすめのタックルを選んでみた!

河口域でクランクベイトをキャストして誘うのに向いている、おすすめのベイトタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、7ft前後のブランクスのベイトロッドがマッチします。

リールは、16lb前後のモノフィラメントラインを豊富に巻けるベイトリールがいいでしょう。

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シマノからリリースされているチニングゲーム用ベイトロッド・ブレニアスシリーズの中から、B73L+を選んでみました。

全長は2.21mなので、軽く振り込むだけで飛距離を伸ばすことができます。

継数は2本で、仕舞寸法は113.5cmにまで縮まります。

これならクルマに積み込みやすいですし、さまざまな釣り場へ持ち込むのも楽でしょう。

ウエイトは107gと軽めで、先径は1.6mmと細め。

手首やヒジなどに負担がかかるほどの重さが無いことは、長い時間釣りをする上で大きなアドバンテージといえます。

適合するルアーウェイトは、2gから18gまで。

適合するラインは、PEラインなら0.4号から1.0号まで、モノフィラメントラインなら16lb前後なら使えるでしょう。

ブランクスのカーボン素材含有率は、98.8%に設計されています。

実際に手に取ってみると、長めブランクスなのにとてもしなやかで、バットにはじゅうぶんなパワーが備わっている印象を持ちました。

全体的に曲がり込むブランクスなので、バックスイングをしっかり取れば、キャストはさほど難しくはないでしょう。

実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。

チヌ・キビレはもちろん、シーバスが掛かっても対応できるのが嬉しいです。

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シマノから発売中のロープロファイルデザイン系ベイトリール・バンタムシリーズの中から、ハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は7.1対1ですから、ハンドル1巻きにつき78cmのラインを回収することができるようになっています。

最大ドラグ力は5kgで、スプール寸法は、直径が35mm、幅が19mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。

ウエイトは220gで、ハンドルの長さは42mm。

ボールベアリングは、8個搭載しています。

実際に手に取ってハンドルを回してみると、しっかりした剛性による滑らかな巻き心地を味わえます。

スプール回転は軽快そのものなので、飛距離を伸ばすのに適しているはずです。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

河口域のフィッシュイーターたちをルアーで釣り上げよう!

河口域におけるルアーアプローチの方法やおすすめアイテム・タックルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

広大な釣り場ですから、まずは魚を探し出すところから取り組んでみましょう。

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