梅雨のシーバスはどうやって釣ればいいの?6月におすすめのルアー特集
6月は梅雨の季節、毎日多くの雨が降り続いています。 雨は地面を伝って河川に流れ込みますから、河川の水質に濁りをもたらす原因となります。 これが、シーバスの釣り方にどのような影…
FISHING JAPAN 編集部河川から淡水が流れ込んできて海水と交わるのが、河口域です。
上流からの豊富な栄養分に惹かれて、小魚やエビ・カニ・貝などが集まってくると、それらを追ってさまざまな大型魚も入り込みます。
そんな状況下でキャストするのに適しているルアーについて、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
河口域は、河川の最下流に当たるので、上流から流れてくる栄養分が豊富に存在しています。
雨が降ると濁りが河川に広がりますが、まさにこれが栄養の塊。
微生物がたくさん含まれているので、それを捕食するために小魚やエビ・カニ・貝などが集まってくるわけです。
日頃は海に棲んでいる生き物でも、河口域なら海とつながっているので、接近することは容易です。
ルアーのキャスティングゲームを実践する上で、この場所を外してアプローチを組み立てるのは、かなりもったいないといえるでしょう。
そこで河口域を探るために使ってみたくなる、おすすめのルアーを取り上げてみましょう。
●河口域で活躍してくれるおすすめルアー①小型サイズのミノー
上流からの栄養分・微生物を捕食しに集まってくる小魚の動きを、小型サイズのミノーで演出してみましょう。
飛距離を伸ばしたいならシンキング仕様のほうがいいのですが、河川の流れに乗せて漂わせたいなら、フローティング仕様のミノー一択といえそうです。
河川の流れに乗せれば、ロングキャストすら必要ではなくなります。
軽くキャストしてどんどんラインを送り出せば、100m程度流すぐらいカンタンでしょう。
そこからリトリーブを始めれば、かなり広範囲の河口域を探ることができます。
また手元まで巻き取ってしまわなくてもかまいません。
途中でリールハンドルを回すのを止めて、再度ラインを送り出せば、1回のキャストで何度もリトリーブをおこなうことが可能です。
そのたびに違うエリアを探れるので、魚が食い付いてくる確率も跳ね上がるでしょう。
このフローティングミノーの漂わせアプローチのことを、ドリフト釣法と呼びます。
ドリフト釣法は、河口域を攻略する上で欠かせないもので、流す距離を伸ばせば伸ばすほど、ターゲットの魚にアングラーの存在を気づかれにくくなります。
フローティングミノーのサイズを、7cm前後のものから12cm程度のものにとどめておけば、ショートバイトでも乗りやすいでしょう。
実際に食い付いてくるのは、シーバス・チヌ・キビレが多くなります。
より海に近い場所なら、マゴチが積極的に食い付いてきます。
ドリフトさせながら、時折ロッドティップを立ててトゥイッチやジャークを繰り出し、水中にミノーを沈めては再度浮かせてみてください。
●河口域で活躍してくれるおすすめルアー②小型サイズのペンシルベイト
こちらもフローティング仕様のペンシルベイトにすると、ドリフト釣法を実践できます。
流れに乗せては、ドッグウォークアクションやダイビングアクションを繰り出してください。
ボディサイズは、7cmぐらいから11cmぐらいまでなら、シーバスやチヌ・キビレが反応してくれます。
ペンシルベイトにはリップが付いていないので、急速に深く潜行することはありません。
高い浮力に引っ張られて、すぐに水面へと戻ることになるでしょう。
その際に発生する水紋に注目してください。
一度限りの水紋にすることなく、幾重にも連なっている水紋を、ロッドワークで作り出しましょう。
●河口域で活躍してくれるおすすめルアー③クランクベイト
バス釣り用のルアーとして知られている、丸々と太ったカタチのクランクベイトは、海ではあまり使われてきませんでした。
最近では、ハゼやロックフィッシュ狙いに選ばれるケースが増えています。
河口域では、2cm程度の小粒なクランクベイトをキャストすると、ハゼがたくさん釣れます。
もっと大きな6cm前後のクランクベイトも、積極的に使ってみましょう。
具体的には、河口域に接している水門や堰・排水管などの人工ストラクチャーに、クランクベイトのリップをぶつけてみます。
太いラインが使えるように、ベイトタックルでアプローチしてみましょう。
リップが何かに触れたら、リトリーブを止めて浮かせます。
その繰り返しを丹念におこなっていると、ストラクチャーに潜んでいるシーバス・チヌ・キビレを引き出すことができるかもしれません。
実際にバス釣り用の12g前後のクランクベイトを投入してみたら、ひんぱんにバイトしてきました。
素早く巻き取るよりも、スローに丁寧にアプローチするほうが、噛み付きは深くなりました。
OSP バスルアー ブリッツ BLITZ-DR P47ヌメリシャッド 1072447
河口域でクランクベイトをキャストして誘うのに向いている、おすすめのベイトタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、7ft前後のブランクスのベイトロッドがマッチします。
リールは、16lb前後のモノフィラメントラインを豊富に巻けるベイトリールがいいでしょう。
シマノ(SHIMANO) ブリーム ベイトロッド 19 ブレニアス B73L+ 2023追加モデル マルチカラー
シマノからリリースされているチニングゲーム用ベイトロッド・ブレニアスシリーズの中から、B73L+を選んでみました。
全長は2.21mなので、軽く振り込むだけで飛距離を伸ばすことができます。
継数は2本で、仕舞寸法は113.5cmにまで縮まります。
これならクルマに積み込みやすいですし、さまざまな釣り場へ持ち込むのも楽でしょう。
ウエイトは107gと軽めで、先径は1.6mmと細め。
手首やヒジなどに負担がかかるほどの重さが無いことは、長い時間釣りをする上で大きなアドバンテージといえます。
適合するルアーウェイトは、2gから18gまで。
適合するラインは、PEラインなら0.4号から1.0号まで、モノフィラメントラインなら16lb前後なら使えるでしょう。
ブランクスのカーボン素材含有率は、98.8%に設計されています。
実際に手に取ってみると、長めブランクスなのにとてもしなやかで、バットにはじゅうぶんなパワーが備わっている印象を持ちました。
全体的に曲がり込むブランクスなので、バックスイングをしっかり取れば、キャストはさほど難しくはないでしょう。
実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。
チヌ・キビレはもちろん、シーバスが掛かっても対応できるのが嬉しいです。
シマノから発売中のロープロファイルデザイン系ベイトリール・バンタムシリーズの中から、ハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は7.1対1ですから、ハンドル1巻きにつき78cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力は5kgで、スプール寸法は、直径が35mm、幅が19mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。
ウエイトは220gで、ハンドルの長さは42mm。
ボールベアリングは、8個搭載しています。
実際に手に取ってハンドルを回してみると、しっかりした剛性による滑らかな巻き心地を味わえます。
スプール回転は軽快そのものなので、飛距離を伸ばすのに適しているはずです。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
河口域におけるルアーアプローチの方法やおすすめアイテム・タックルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
広大な釣り場ですから、まずは魚を探し出すところから取り組んでみましょう。
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