ブラックバスをルアーで釣りたい!初心者にもおすすめの各カテゴリー別ルアー大全集!
ブラックバスを釣るためには、ルアーを選んでキャストしなければなりません。 でも釣具店はもちろん、ネットの通販サイトを覗いてみたら、とんでもない数のブラックバス釣り用ルアーが並ん…
FISHING JAPAN 編集部独特のミノーシェイプを世に広めたのは、フィンランドを発祥の地とするルアーメーカー・ラパラかもしれません。
どこから見ても小魚、襲われる側の弱々しさと、コンパクトな中にも確固とした生命感を宿らせている、秀逸なデザインといえるでしょう。
世界中で愛されるベースが、まさにここに見い出せるという気がします。
ラパラが作り出すルアーの特徴や、実際に使ってみたインプレ、おすすめアイテムを詳しくご紹介しましょう。
ラパラとは、人の名前です。
ルアーメーカーを立ち上げた人、ラウリ・ラパラから採ったもので、とても分かりやすくインパクトがありますよね。
この創始者は、フィンランドの漁師でした。
毎日湖に船を浮かべては、ハリにエサを付けて仕掛けを投入します。
エサは奥さんが調達し運んできていたそうで、それを不憫に思ったのか、はたまたエサの持ちが悪いのを改善したいと思ったのか、エサの代わりになるものを手削りで作り始めました。
それがラパラルアーの原点です。
つまり、ラパラルアーは、釣りを楽しむためのものではなく、漁師が生活のために漁をおこなう道具だったのです。
ラパラという道具の凄みは、群れの中でバランスを崩した小魚の動きを表現したところにあります。
群れを構成している小魚は、機敏でリズム感があり、常に整然と泳いでいます。
でも、何かの都合で身体を傷めてしまった個体は、群れと同じ動き・泳ぎを保つことができません。
ヨロヨロと列を乱し、トレースしていく層もちぐはぐでコースを外れがちに。
何より、痙攣するような小さな揺れを発生させたかと思ったら、全く静止してゆっくり落ち込んでいくような、下降動作も含まれるようになります。
気を取り直して浮上しようとするも、いつもと違う不器用で無防備な浮き上がり方を晒してしまう、そんな傷んだ個体を、ラウリ・ラパラは漁の合間に発見していたのでしょう。
「オレがエサにするならこいつだな!」
そのひらめきが、ラパラルアーとして具現化されていったのです。
当然ラパラルアーは、よく釣れると評判になりました。
当時のヨーロッパは戦争中で、従軍した創業者は戦場でも自前のルアーを使って、食料の確保を実践したそうです。
ウワサは広まり、戦後釣具店で取り扱われるようになって、アメリカにも渡りました。
マリリン・モンローが表紙となった「ライフ」誌にラパラの紹介記事が掲載されたことがきっかけで、爆発的なセールスを記録。
こうして世界中のアングラーに知られるようになっていったのです。
それでは、数あるラパラルアーの中から、おすすめのアイテムを取り上げてみましょう。
ルアーだけではなく、最近でPEラインなどの釣り関連アイテムもラパラブランドで発売されるようになりました。
機能的でよく使うものを中心に、インプレを絡めてご紹介します。
外観がよく似ているものが多数出てきますので、じっくり見て確認してくださいね。
Rapala(ラパラ) クランクベイト シャッドラップ 7cm 8g ブルー B SR7-B ルアー
まずはロングビルタイプのシャッドラップから。
ミノーというより、側面が広くてフラットですから、シャッドと呼ぶにふさわしいデザインをしています。
薄くてバルサ材を使っているので、フローティング仕様ではあるものの水によく絡み付いてくれますよ。
リップをボトムやカバーに接触させては、イレギュラーなアクションを発生させて魚を誘います。
全長7センチモデルは自重8グラムと軽めですが、現代のベイトフィネスタックルがあれば、イメージ通りにキャストを繰り返すことができるでしょう。
カラーバリエーションが豊富ですから、釣り場に居るベイトフィッシュに合わせて選ぶところから始めてください。
とにかくよく釣れます。
その釣れっぷりに驚きながら、カラーローテーションへ移行してみましょう。
Rapala(ラパラ) シャッド シャロー シャッドラップ 5cm 5g シャッド SD SSR5-SD ルアー
こちらは、シャッドラップのリップ形状が短くなったもので、あまり深く潜ることができない仕様になっています。
水深の浅いエリアや、ボトムにいろいろ沈んでいるエリアなとで、積極的に使ってみましょう。
水面を魚が意識している時間帯などても、有効に活用することができます。
またリップが短いぶん、ロッドワークに俊敏に反応して左右へダートさせやすいですから、活性の低い状況での誘いにも使ってください。
キャスティングの際に空気抵抗が抑えられていますから、軽い自重でも意外と遠くまで飛んでくれるのがメリットです。
Rapala(ラパラ) シャッド ジョインテッド シャッドラップ 5cm 8g パーチ P JSR5-P ルアー
ボディがジョイント形式になっているシャッドラップです。
浮力を抑え気味にしているので、潜らせるとその層に浮きも沈みもせず漂うことができますよ。
いわゆるサスペンド仕様になっているので、魚にバイトチャンスを与えやすいルアーといえるでしょう。
ジョイント部分が、独特のうねるようなアクションを引き出してくれるので、タフコンディションほど実力を発揮してくれる心強い味方かもしれません。
バス釣りやシーバスゲームに有効ですが、実は岩礁帯エリアに潜むカサゴやアイナメ・ソイ・アコウなどの、ロックフィッシュゲームにもよく効きます。
ベイトタックルでアプローチして、リップで岩肌をヒットしながら、止めて誘ってはまたリトリーブを再開していると、大型のロックフィッシュが豪快にバイトしてくれることが。
ぜひソルトウォーターゲームの世界へ、シャッドラップを持ち込んでみてください。
Rapala(ラパラ) ビッグベイト スーパーシャッドラップ 14cm 45g ゴールドフィッシュ GF SSR14-GF ルアー
外観はシャッドラップですが、全長14センチで自重なんと45グラムもある、ビッグベイトカテゴリーに含まれるルアーです。
フローティング仕様なので、流れに乗せてドリフトさせながら扱えますよ。
シーバスゲームをベイトタックルで楽しんでいるアングラーに、よく用いられていることで知られています。
例えば、水路が河川に流れ込む堰の下。
滝つぼのようになっているところにこのルアーを投入して、流れに乗せながらシーバスを誘ってみましょう。
ルアーのサイズがビッグですから、バイトしてくるシーバスも大きい可能性が高まります。
ラパラを代表するルアーのひとつ、ラパラCD-7です。
CDとは、カウントダウンのこと。
このルアーをキャストして着水させると、ゆっくり水中に消えていきます。
最終的にはボトムまで到達するシンキング仕様になっているのですが、ボトムに着いても横倒れしないように作られていますよ。
フックを下にしてボトムと接触し、その姿のままキープできるのです。
横倒れしなければ、フックが根掛かりする確率は抑えられますし、リトリーブからの動き出しもスムーズになります。
ただし、他メーカーのミノールアーと違って、キビキビとしたウォブリングやローリングアクションは望めません。
そのままほとんどアクションせずに、スーッと引っ張られていく感じ。
その距離が長くなるにしたがって、時折プルッ!とボディを揺する程度でしょうか。
実はこれが、傷んで群れから外れた小魚の動きを、絶妙に表現しています。
ブリブリ腰を振って泳ぐのではなく、ランダムに揺れるアクションのほうが、魚の捕食スイッチをオンにしやすいということでしょう。
ですから、あまり動こうとしないCD-7を不安に感じたりしないようにしてください。
ラパラ(Rapala) カウントダウンエリート7.5cm 10g CDE75-GDAY アユ
ラパラのカウントダウンシリーズが、進化を果たしました。
その名は、カウントダウンエリート。
飛距離は、従来のものと比べて約20パーセントも向上し、着水後の水平フォール姿勢で魚を誘います。
流行りのドリフト釣法にもしっかり対応し、タングステン素材のコアウエイトも採用していますよ。
スタンピングステンレスプレートを貫通ワイヤーシステムの代替として搭載していますから、強度のアップと低重心化を実現しています。
渓流に棲むイワナやヤマメ・アマゴ辺りを、積極的に狙ってみたいですね。
Rapala(ラパラ) PEライン ラピノヴァX マルチゲーム 150m 0.8号 17.8lb 4本編み ライムグリーン RLX150M08LG
ラパラブランドからPEラインもリリースされるようになりました。
とても安い販売価格ですから、コスパ優秀なのは間違いないところでしょう。
このPEラインは、4本撚りで視認性の高いライムグリーンカラーが施されています。
シーバスゲームやロックフィッシュゲーム・チヌゲーム・エギングなどに使ってみてはいかがでしょう。
ラパラの特徴や、おすすめルアー関連アイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
歴史あるラパラも、時代の波にしっかり乗れるように軌道修正を試みています。
変わらないものは、何もありません。
変えたくないものをきっちりと見い出して、さりげなくそれを最新アイテムに載せてくるラパラの姿勢に、共感するアングラーは少なくないでしょう。
これからのラパラにも、大いに期待したいですね。
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