チニングゲームをトップウォータールアーで楽しみたい!釣れる時期やおすすめアイテム特集
チヌ=クロダイのルアー釣りであるチニングが、アングラーの間で広まってきています。 特に水面でのバイトシーンを見ることができる、トップウォーターゲームの人気が高いですね。 どれ…
FISHING JAPAN 編集部曇りや雨の日が多い時期は、昼間でも薄暗くなりますから、バスが上を向きやすい状況です。
併せて水温も上がっているので、バスの目線に浮かぶことになるトップウォータールアーが、有効に働くでしょう。
中でもウイングパーツを伴なった羽根モノルアーは、広範囲を探るのにも、ピンポイントでネチネチ粘るのにも適しています。
ここでは、羽根モノルアーの特徴や使い方について、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
羽根モノルアーとは、バス釣りやナマズ釣りなどで用いる、水面に浮かんで誘いを掛けられるルアーのことです。
いわゆるトップウォータールアーのカテゴリーに含まれていて、金属で出来たウイングパーツが、ボディの左右に突き出しているのが特徴です。
ウイング=羽根なので、羽根モノルアーと呼ばれるようになりました。
その歴史はかなり古く、1800年代の後半には、すでに原型がアメリカで登場しています。
羽根が付いているので、鳥や虫などを模しているのかと思いがちですが、エサっぽさよりもその優れた機能が前面に押し出されている印象が強いです。
ウイングパーツは、キャストして着水したと同時に、水流を受けて左右に開きます。
そのままつないだラインを引っ張ると、前につんのめるのではなく、左右交互に水流を逃がし始めるのです。
左側の羽根から水が逃げれば、ボディ全体が左に傾きます。
その動きのせいで、右側の羽根に強く水流が当たることになり、今度は右側から水が逃げます。
まるで左右の羽根で、クロールを泳いでいるかのようなアクションを発生。
ラインを引っ張り続けると、そのクロールアクションも続くのです。
水面は大いに攪拌され、複雑な波を起こしますから、水中からその様子を見ているバスが、黙ったままでいられるはずがありません。
羽根モノルアーをよりスローに引っ張ってくると、バスの影が追従してくるのが分かります。
それが1匹では済まないケースもあり、複数のバスが取り合いをすることも。
そこまで集魚力の高いトップウォータールアーは、とても珍しいのではないでしょうか。
真下から突き上げるようなバイトが多く、ルアーそのものが弾き飛ばされることも。
羽根モノルアーを使いこなせれば、バス釣りがより一層面白くなるのは間違いないでしょう。
羽根モノルアーの使い方は、とてもシンプルです。
キャストして着水、リールハンドルをゆっくり回して、スローにリトリーブすればOKです。
ただし、あまりにスローに引っ張ると、左右にボディを振るクロール泳ぎができません。
上手くクロールするギリギリのスピードを、羽根モノルアーに与えてください。
コツは、最初の立ち上がりをやや速めにリトリーブすること。
それでクロール泳ぎに勢いが付くので、あとはスローリトリーブにシフトすれば、上手く泳ぎ続けてくれます。
完成度の高い羽根モノルアーほど、このクロール泳ぎへのシフトがやりやすいでしょう。
全くクロールしようとしないルアーは、どこかに欠陥があると見ていいのかもしれません。
羽根モノルアーを自作している人がいますが、ウイングパーツ部分の角度を変更できるようになっていて、クロール泳ぎするように調整可能にしているケースがあります。
市販の量産モデルにも、このウイングパーツ調整機能を保持しているものが存在します。
羽根モノルアーは、浅場でも深場でもバスを引き寄せることができます。
水を攪拌するチカラがそのベースになっていますし、加えて発生する干渉音も、バスを振り向かせます。
ボディ内部にラトルが入っていれば、そのラトル音も集魚効果に直結しているでしょう。
ウイングパーツに藻や浮きゴミなどが絡まると、通常の効果が得られないので、水面に障害物の無い場所で使うようにしましょう。
ただ、少々の浮きゴミなら弾き飛ばしてしまうので、アングラー個々の判断で投入してみてください。
フックは、ボディが連続アクションしていますから、大きいものをぶら下げてもバスに見切られにくいでしょう。
羽根モノルアーをロングキャストしてスローリトリーブするのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、張りのあるベイトロッドなら、じゅうぶん飛距離を伸ばすことができます。
リールは、太いモノフィラメントラインを豊富に巻けるベイトリールがベターでしょう。
シマノ(SHIMANO) ルアー竿 バス釣り 22 エクスプライド 1610M
シマノからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・エクスプライドシリーズの中から、1610Mを選んでみました。
全長は2.08mとやや長めなので、ロングキャストを敢行するのにちょうどいいでしょう。
継数は2本ですが、グリップジョイント方式を採用していますから、仕舞寸法は176.3cmと長めです。
クルマへの積み込みや積み降ろしの際に、ロッドティップやガイドを干渉させて破損しないように注意してください。
ウエイトは100gと軽めで、先径は1.8mm。
適合するルアーウェイトは、7gから21gまでです。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで、PEラインなら最大3号まで使えます。
グリップの長さは250mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、99.5%になっています。
実際に手に取ってみると、とても張りがあって全体的にしなやかに曲がり込む印象を持ちました。
羽根モノルアーをラインに結んで飛距離を伸ばすのに、とても扱いやすい調子ではないでしょうか。
実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。
オカッパリはもちろん、ボートデッキからのアプローチにもマッチするでしょう。
シマノから発売中のベイトリール・バンタムシリーズの中から、ハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は7.1対1なので、ハンドル1巻きにつき78cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、スプール寸法は直径が35mm、幅が19mmです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。
ウエイトは220gで、ハンドルの長さは42mm。
ボールベアリングは、8個搭載しています。
実際にフィールドで使ってみると、クラッチの切れ・つながりはスムーズで、スプール回転も軽やかです。
太いラインでも飛距離を伸ばせますから、さまざまなシチュエーションの釣り場で使ってみましょう。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
ソルト対応なので、チニングゲームやロックフィッシュゲーム・シーバスゲームなどにも、積極的に転用できるのが強みです。
羽根モノルアーをキャストするなら、ナイロン素材のモノフィラメントラインを巻いて、水面で漂わせてみましょう。
太さは4号前後、強度は16lb前後あれば、じゅうぶん耐えられるはずです。
羽根モノルアーの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
水面でアクションしてくれるので、バイトの一部始終を直接見ることができます。
その迫力は、他の釣りではなかなか味わえない強烈なもので、羽根モノルアーファンが多いのも肯けます。
曇りや雨の日が多い時期に使い方をマスターすれば、他のシーズンでも大いに楽しめるルアーとなるでしょう。
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