キジハタの釣り方特集!堤防から釣るにはいつごろがいいの?
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FISHING JAPAN 編集部岩礁帯などに潜んでいるロックフィッシュの中で、ひと際有名なのが、カサゴです。
オールシーズン釣れるといわれていますが、冬の魚のイメージか強いのはどうしてでしょうか。
ここでは、6月の雨の季節にカサゴを狙う方法について、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
カサゴとは、スズキ目メバル科の海水魚のことで、北海道南部から本州・九州・四国の沿岸なら、ほとんどどこでも釣ることができます。
水温が高まると、船が浮かぶ沖合いの深場へ落ちる傾向があるのですが、実際に夏の堤防で釣りをしても、カサゴは掛かってきます。
産卵の時期が冬なので、それを理由に活発に接岸してきますし、サイズも抱卵可能なビッグなものが多くなります。
カサゴ釣りは冬だ!といわれているのは、これが原因といえるでしょう。
では、6月の雨の時期には、カサゴはどうなっているのでしょう?
確かに冬よりは水温が上昇しているのですが、全てのカサゴが沖合いの深場へ移動してしまうわけではありません。
堤防などの沿岸部に、しっかりと残っていて釣りの対象となり得るでしょう。
ただし、産卵に適した体格の大きな個体は、ほとんど深場に落ちている状態で、体長20cmに満たない程度の若いカサゴが、護岸に定着している感じになっています。
カサゴは成長するのが極めて遅いので、20cm以下のサイズか釣れたら持ち帰らずに、その場でリリースしてあげたいものです。
成長すれば当然産卵をし、全体的な個体数アップに貢献してくれます。
釣り上げた魚は全て自分のもの!どうしようとかまわない!という発想は抑えて、将来も楽しくカサゴ釣りができるように、キャッチ&リリースを徹底したいものです。
さて、6月の雨の時期のカサゴの釣り方ですが、まずはどこに居るか見つけなければいけません。
小型サイズであることが分かっているので、用いるルアーも小さくてアピール度の高いものが好ましいでしょう。
例えば、テール部分がフラットで尚且つ弧を描いているワーム・グラブを手に取ってみてください。
水中へ沈んでいく際に、水流を受け止めてテールがピロピロと棚引いてくれます。
リトリーブしてもピロピロアクションをしてくれるので、あらゆるレンジで目立つのは間違いないでしょう。
サイズは2inchから3inch程度の、小振りなボリュームのものなら、この時期のカサゴに口にも収まりやすいはずです。
具体的には、ジャッカルからリリースされている赤パケシリーズのリズムグラブ 2.4inchなら、20cm以下のカサゴでも丸飲みできるでしょう。
ジャッカル リズムグラブ 2.4inch 赤パッケージ JACKALL Rhythm Grab ピンクバックゴールド 5本入
6月のカサゴを探すのに、グラブ系ワームを用いて堤防周りの護岸をチェックします。
通常ならジグヘッドにグラブを装着するのですが、護岸は複雑なカタチをしていて引っ掛かりやすくなっています。
毎キャスト根掛かりトラブルに見舞われているようでは、なかなかカサゴまでたどり着かないでしょう。
そこでおすすめなのが、オフセットフックにグラブを装着してキャストすることです。
オフセットフックなら、そのハリ先をグラブのボディ内部に隠せるので、根掛かりトラブルは激減します。
テキサスリグやダウンショットリグなど、豊富なリグを試しながら、堤防周りの護岸を探ってみてください。
ワイドゲイブのオフセットフックを活用するのが主流になっていますが、グラブに深いスリットが刻まれているタイプなら、ナローゲイブのオフセットフックが使えます。
ナローゲイブのメリットは、容易にカサゴの口の中へ入り、小さなフッキングパワーでもフックを貫通させやすい点です。
ショートバイトが頻発するような釣り場なら、ぜひナローゲイブのオフセットフックを試してみてください。
カサゴを堤防周りで探す際に、ボトムまでワームリグを落とし込む作業が求められます。
その際、シンカーと離れた状態でワームがフォールするほうが、誘い+食わせの要素が高まるでしょう。
ラウンドアイのスイベルが付いたスリムシンカーなら、ラインに通してオフセットフック+グラブを連ねるだけで、効果的なリグを構成できます。
このリグのことを、フリーリグと呼びます。
ロックフィッシュゲームはもちろん、チニングゲームやバス釣りにおいても、かなり有効なアプローチとして認められるようになってきました。
3.5g以上のウエイトシンカーを駆使して、根掛かりトラブルを上手く回避しながら使いこなしてみましょう。
スタジオ100 FECO タングステン ドロップショットシンカー カバー リング 3.5g (1/8oz).
カサゴを堤防周りで探すのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、MLパワー以上のブランクスを持ったベイトロッドが合います。
リールは、14lb以上のモノフィラメントラインを豊富に巻けるベイトリールを装着してください。
シマノからリリースされているオールラウンドなベイトロッド・スコーピオンシリーズの中から、1702R-2を選んでみました。
全長は2.13mもあるので、軽く振り抜くと飛距離を伸ばせるようになっています。
継数は2本で、仕舞寸法は130.0cmにまで縮まります。
このサイズなら航空機に搭載して運べますから、離島遠征などの釣行にも便利でしょう。
ウエイトは140gで、先径は1.8mm。
適合するルアーウェイトは、7gから28gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら12lbから25lbまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、97.9%になっています。
実際に手に取ってみると、張りのある硬めのブランクスに仕上がっている印象です。
フリーリグなどのワームリグをラインに結んでキャストすれば、着底した感触を手元でとらえやすいでしょう。
ロッドティップに伝わってくる情報を丁寧に感じ取りながら、フッキングのタイミングを見つけてください。
実売価格は2万円台と、とても購入を検討しやすい価格帯に設定されています。
シマノから発売されている軽量コンパクトなベイトリール・メタニウムシリーズの中から、ハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は7.1対1なので、ハンドル1巻きにつき76cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは175gと軽め。
スプール寸法は、直径が34mmで幅が19mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら14lbを90m巻けます。
ハンドルの長さは42mmで、ボールベアリングは10個採用しています。
実際に釣り場へ持ち込んで使ってみると、カチッとした剛性・耐久性を体感できるのが嬉しいです。
ハンドルの巻き心地は滑らかそのもので、カサゴを岩礁帯やテトラの穴から引き離すのが容易です。
スプール回転も軽快に回りますから、飛距離を伸ばしやすいメリットも持っています。
実売価格は3万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
長く使い続けられるベイトリールを探しているなら、選択肢のひとつに加えていいモデルではないでしょうか。
6月のカサゴの特徴や釣り方、おすすめのタックルを取り上げましたが、いかがでしたか?
冬場よりも釣れるサイズが小振りになるものの、身近な釣り場で釣れるというのはありがたいです。
雨降りで足元が濡れて滑りやすいですから、釣り専用の歩きやすいシューズに履き替えて、釣り場へ出向くようにしてください。
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