【アジング】6月の対処法を知りたい！20cm超サイズはまだ釣れるの？

6月は夏場ほど水温が上がり切っていないので、まだ20cm超のアジを狙うことができます。

でも、どうやってそのサイズを探し出せばいいのでしょう？

ここでは、6月に実践したいアジングのアプローチ方法について、分かりやすくご紹介しましょう。

6月のアジングでは、アングラーに有利な環境条件が整っています。

まず、夏場ほど水温が上がり切っていないこと。

上がってしまえば、20cmを超えるサイズのアジは、ショアからのキャスティングゲームでとらえるのは難しいでしょう。

秋にはサイズが小さくなってしまいますから、20cm超を狙うラストチャンスが6月といえそうです。

ただし、永遠に釣れなくなるわけではなく、秋本番から水温が下がり出すと、また20cm超には出会えるようになります。

さて、話を元に戻しますが、6月のアジングで納得の大きめサイズを獲りたいなら、有利な環境条件である夜釣りをおすすめします。

夜になってもそんなに肌寒くは感じませんから、じっくりとアジングを楽しめるでしょう。

そして実際にアジングロッドを振る釣り場は、常夜灯のある漁港がベストです。

常夜灯が放つ光によって、プランクトンが集まってきます。

光合成をおこなっているのか、はたまた捕食活動をしているのか、定かではありませんが、常夜灯の当たっている水面の最も外側に注目してください。

つまり、光に照らされている面と、暗闇になっている面、この2つが交わる境目に、アジが集まりやすいのです。

6月のアジなら、プランクトンに対して水面を突き破りながら捕食するケースも。

水面にピチピチと水飛沫が舞っているのは、まさにアジの突き上げによるものと考えられます。

それを叩くには、重過ぎるジグヘッドリグは要りません。

着水と同時に急速に沈んでしまうからで、表層を意識しているアジの視野にとどまらないのです。

0.6gを下回るジグヘッドに、比重の低いワームマテリアルで作られた、スリムボディ＋リブの極小ワームが合うでしょう。

キャストして着水と同時にロッドティップを立て、できるだけ表層にとどまるようにしてください。

フローティングタイプのペンシルやミノーも良いのですが、アジの捕食対象であるプランクトンより大きいので、バイトがひんぱんに発生しないかもしれません。

ポッパーに切り換えて効率よく水飛沫を撒き散らせば、あるいは反応してくれるでしょう。

もっと数多くのバイトを期待したければ、やはり軽量ジグヘッド＋極小ワームの組み合わせがベターです。

問題なのは、飛距離が思い通りに伸びてくれないことなのですが、解決法はあるのでしょうか？

アジングで用いる、軽量ジグヘッド＋極小ワームの組み合わせ。

これが効く場面こそ、飛距離が求められます。

前述の明・暗の境目まで届けるには、フロートリグがベストでしょう。

ウエイトアップの役割を果たすフロートを用意して、キャロの要領でリーダーの先に軽量ジグヘッド＋極小ワームを装着します。

キャストして着水、じっくりとジグヘッド＋ワームをフォールさせながら、ラインの変化に注目してください。

たるんでいるラインが張ったり、いつまでもたるんだままなら、アジが食い付いている可能性があります。

自分の立ち位置とリグとの距離が長いですから、ロッドは長めで、リールハンドルを回しながらのフッキングが効果的です。

常夜灯による明・暗の境目が近いなら、フロートリグは用いずにジグヘッド＋ワームのみでアジングをおこなってください。

そのほうが、アジのバイトをとらえやすく、フッキング動作への移行もスムーズになります。

もし他にも大勢のアングラーが釣り場に押し寄せていたら、明・暗の境目パターンをおこなえるポイントは、空いていないでしょう。

そのときは、暗のエリアへジグヘッド＋ワームをキャスト。

ゆっくりと境目までスイミングさせてくると、アジの反応があるかもしれません。

時間が経てば、アジはボトム付近まで落ちる可能性があります。

表層でのバイトが減ったな！と感じたら、きっちりボトムまでジグヘッド＋ワームをフォールさせることをおすすめします。

ロッドワークに対して敏感に反応し、艶めかしいアクションをしてくれるワームを試してみましょう。

6月のアジングゲームを漁港の夜釣りで展開するのに向いている、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。

ロッドは、やや長めブランクスのスピニングロッドのほうが、狙ったピンポイントまで届けやすいかもしれません。

リールは、2000番サイズのスピニングリールなら、0.4号前後のPEラインを駆使しやすいです。

シマノから発売されているアジングゲーム用スピニングロッド・ソルティーアドバンスシリーズの中から、アジングS64UL-Sを選んでみました。

全長は1.93mもあるので、軽く振り抜くだけで飛距離を伸ばすことができます。

2ピース仕様で、仕舞寸法は99.0cmにまで縮まります。

ウエイトは65gと軽めですから、手元に伝わる情報量は多めになるでしょう。

長い時間の釣行にも、疲れをあまり感じずにに対処できそうです。

先径は0.8mmで、適合するルアーウェイトは、0.3gから6gまで。

適合するラインは、PEラインなら0.1号から0.4号まで、モノフィラメントラインなら1lbから3lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、86.3%に設計されています。

実際に手に取ってみると、とても軽くて振り回しやすい印象を持ちました。

グリップも細身シェイプで、握りやすく作られています。

実売価格は8千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

これなら初心者アングラーがアジングゲームを始めたい！と考えたとき、スピニングリールや他のタックルと一緒に購入しやすいかもしれません。

シマノからリリースされている汎用型スピニングリール・ナスキーシリーズの中から、C2000SHGを選んでみました。

ギア比は6.0対1ですから、ハンドル1巻きにつき79cmのラインを回収できるように作られています。

実用ドラグ力は2.0kg、最大ドラグ力は3.0kg。

ウエイトは210gで、スプール寸法は直径42mm、ストローク12mmです。

ラインキャパは、PEラインなら0.4号を200m、モノフィラメントラインなら3.0lbを125m巻けます。

ハンドルの長さは45mmで、ボールベアリングは5個採用しています。

実際に手に取ってハンドルを回してみると、とても軽快な巻き心地を味わうことができました。

ローター回転も滑らかで、糸フケが発生しても素早く回収できるでしょう。

実売価格は8千円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

アジングゲームはもちろん、メバリングゲームやロックフィッシュゲームなど、さまざまなライトソルトウォーターゲームに転用できそうです。

6月のアジングゲームの釣り方や、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

夏場を迎えるまでに、さまざまなシチュエーションでアジングゲームを楽しみましょう。

夜釣りをおこなっても、肌寒くは感じにくいのが、6月。

安全装備を身に着けて、積極的に釣り場へ出向きたいものです。