ナマズってどうすれば釣れるの?ルアーで狙う釣り方+おすすめタックル特集
とても愛嬌のある顔をしている、淡水のフィッシュイーター・ナマズ。 淡水エリアならどこにでもいるかというと、実はそうではありません。 適切な釣り場の見つけ方や釣り方、おすすめの…
FISHING JAPAN 編集部
大きな河川にはいくつもの支流が流れ込んでいて、その支流を支えている水路に目を向けると、たくさんの魚が潜んでいるのが分かります。
中でもナマズは、流れの緩くて浅い水路を好み、草木や導水管のそばをテリトリーにしています。
ここでは、春から夏にかけてのナマズの特徴や釣り方について、詳しくご紹介しましょう。
目次
ナマズは、水温が低い時期から、浅瀬に入り込んでくる習性があります。
そこにエサがなければ移動するのですが、安定して捕食できる環境になれば、しっかり定着します。
それが春から夏にかけての動きで、ナマズを釣りたいなら、その点に注目しなければなりません。
河川の支流な流れ込んでいる水路には、さまざまな生き物が棲んでいますが、ナマズが強烈に惹き付けられるのは、カエルです。
カエルには2本の脚があり、伸ばして縮めて軽快に泳いでいる印象がありますが、他の水生生物の泳ぎより、動きが途切れがちになります。
例えば、魚と比べてみてください。
オイカワやウグイの若魚・稚魚が、時折泳ぎを止めてしまうことは、ほぼありません。
泳ぎ出したらそのままスムーズに、きっちりと横移動を続けるでしょう。
でも、カエルは違います。
脚の伸縮運動を必ずおこなわなければならず、不定期ながら動きは寸断されます。
水面に浮かんだままの状態が発生することで、ナマズに襲うチャンスが与えられるのです。
捕食すればタンパク質の塊ですから、ナマズにとってこれほど上質で都合のいい食べ物はないことに。
そこで実際にカエルを捕まえて、フックに付けて水路に投入すると・・・。
あっという間に、ナマズに襲われました。
こんなに反応してくるものなのか!と、驚いてしまうほどの食い付き方です。
カエルを使えば、かなりの本数のナマズを水路で釣ることができるでしょう。
ただし、ひとつ問題があります。
カエルをつかまえるのが、とてもたいへんで、エサで使えるほど確保するのは難しいでしょう。
となれば、カエルの代用品=ルアーを用いることで、スムーズにナマズ釣りを始められます。
ナマズを釣るためのルアーを選ぶとき、カエルに似たものなら好釣果が期待できます。
ハードルアーやワームには、カエルそっくりのものが数多くラインナップされていますから、その中からおすすめのカエルルアーを挙げてみましょう。
まずは、中空フロッグルアーから。
比較的安い価格で販売されているので、カラーの異なる複数種類を入手しましょう。
ナマズが丸飲みしやすいコンパクトなものや、レッグパーツ・シリコンスカートなどが付いているものが効果的です。
基本的には水面に浮かびますから、少しウエイトを足して喫水線を上げると、フッキング効率がアップします。
板オモリなどを内部に挿入して、ウエイト調整をしてみてください。
トップウォータールアーのポッパーのような頭部デザインの中空フロッグを用いると、移動距離を抑えたアプローチがしやすくなります。
ダイワ(DAIWA) バス スティーズ ポッパーフロッグJr. トノサマガエル ルアー
ナマズを釣るためのルアーとして、ハネモノと呼ばれているクローラーベイトが有効です。
かなり大きなサイズのクローラーベイトが市販されていますが、ナマズの口に入り切らないのでパスしましょう。
とてもコンパクトなサイズなら、水路で操りながら誘いをかけるのに向いています。
制動もかけやすいので、追従してきたナマズに口を使わせる展開に持ち込みやすいでしょう。
クローラーベイトに付いている2枚のウイングパーツは、ほとんどが金属製。
その甲高い干渉音は、ナマズの捕食スイッチはもちろん、威嚇攻撃をオンにするのにも役立ちます。
狙うポイントは、ウイングパーツがしっかり可動するオープンエリア。
とはいえカバーなどに隣接しているほうがよく、排水管の直前などに上手く着水させて泳がせてみましょう。
ルアーの直後を追従してくるケースが多いので、等速リトリーブのまま誘い続けてください。
JACKALL(ジャッカル) ルアー ポンパドールJr. 鯰カスタム BCフロッグボーン
ナマズを水路で丁寧に誘うのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、重めのルアーでもしっかりキャスト可能な、Mパワー前後のベイトロッドがマッチします。
リールは、強い負荷に耐えられる、剛性の高いベイトリールを装着して使いましょう。
シマノ(SHIMANO) バスロッド 20 ゾディアス バーサタイル ベイト 2ピース 1610M-2 バーサタイル 操作性と遠投性を両立 ハードプラグからワーミングまで
シマノからリリースされている人気のバス釣り用ベイトロッド・ゾディアスシリーズの中から、1610M-2を選んでみました。
全長は2.08mですから、ロングキャストもピッチングアプローチもこなしやすいでしょう。
2ピース仕様で、仕舞寸法は106.7cにまで縮まります。
これなら水路の周りに生えている草木の中を、ヤブコギしながら進めるはずです。
ウエイトは107gと軽めで、先径は1.8mmと太め。
適合するルアーウェイトは、7gから21gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまでです。
グリップの長さは244mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、99.2%になっています。
実際に手に取って振ってみると、とても張りがあって扱いやすい印象です。
軽さが感度や操作性を高めてくれるので、初めての水路に降り立っても、積極的のルアーをキャストできるでしょう。
グリップ周りは細身シェイプで、ガイドにはラインが絡まりにくい印象です。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
バス釣り用のベイトロッドは、そのままナマズ釣りに転用できるものが多く、シマノのゾディアスシリーズなら、問題なく使えるものばかりです。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸リール バス スコーピオンDC 2021 150HG RIGHT バス釣り
シマノから発売中のDCブレーキ搭載ベイトリール・スコーピオンDCシリーズの中から、右巻きハンドルのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は7.4対1なので、ハンドル1巻きにつき79cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力は5.5kgで、ウエイトは215g。
スプール寸法は、直径が34mmで、幅が25mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。
ハンドルの長さは42mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際に手に取ってフィールドで使ってみると、とてもパーミングしやすく、滑らかにハンドルを回せます。
スプール回転は軽快そのもので、DCブレーキによってバックラッシュトラブルを上手く抑え込んでいます。
実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。
PEラインなら、5号前後までなら扱いやすいでしょう。
その際は必ずショックリーダーラインをPEラインの先端に結んで、根ズレ対策を施すようにしてください。
ショックリーダーラインの表面がザラついてきたら、こまめに結び換えるようにしたいものです。
春から夏にかけてのナマズの特徴や釣り方、おすすめのルアー&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
草木が伸びる季節では、足元が見えにくくなります。
長靴などで足周りの防備をしっかり整えてから、一歩を踏み出すようにしましょう。
いきなり水辺に足を突っ込んでしまうトラブルが発生しがちなので、そばに生えている木の枝などをつかみながら歩くようにすると、転倒を免れるでしょう。
安全最優先で、ナマズのルアー釣りを楽しんでください。
ナマズってどうすれば釣れるの?ルアーで狙う釣り方+おすすめタックル特集
とても愛嬌のある顔をしている、淡水のフィッシュイーター・ナマズ。 淡水エリアならどこにでもいるかというと、実はそうではありません。 適切な釣り場の見つけ方や釣り方、おすすめの…
FISHING JAPAN 編集部ナマズ釣りを始めよう!釣れる時期や仕掛け・餌・ルアー・ポイントを徹底紹介!
ナマズは、昔から池や水路でよく見かける淡水魚です。 ルアーに対する反応が良く、釣りの対象魚としても人気が高まってきました。 「ヌルヌルしてそうだから触れないかも、、」 「噛…
FISHING JAPAN 編集部ナマズロッドってどれを選べばいいの?扱いやすいおすすめアイテムをピックアップ
カワイイ顔をしたナマズ、淡水エリアの水路や河川・池などでその姿を見ることができます。 陽が暮れてくると活発に動き出す典型的な夜行性ですが、昼間でもしっかりとルアーを追いかけてく…
FISHING JAPAN 編集部DAILYランキング