冬の堤防で釣れる魚ってどれなの?おすすめの釣り方特集
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FISHING JAPAN 編集部淡水の河川や水路・池などに棲んでいる、ナマズを釣り上げてみましょう。
どんな環境を好んで、どんな餌で釣れるのか、詳しくご紹介します。
水温の低い冬でも、釣り場に出向くとウニョウニョ動いている姿を、発見することができるかもしれません。
目次
ナマズとは、ナマズ目ナマズ科に属している淡水魚のことです。
体長は60cm前後にまで成長し、河川や池などに棲息しています。
好む環境には、数多くのナマズが集まるので、1匹見つけると他にも居ることが多いでしょう。
釣り場を絞り込むのは、寒い冬から始めてもOK。
結構水温の低い1月ぐらいからでも、動き回っているナマズの姿を見かけることがあります。
おすすめの釣り場は、大きな河川に連なっている水路がベスト。
幅が狭くなるので、岸辺から見下ろすカタチでナマズを探すことができます。
常に水門が開いていたり、河川との間に堰が無い水路なら、より一層ナマズを見つけやすいでしょう。
ナマズは夜行性なので、夕日が傾く時間帯ぐらいから活発に動き回るようになります。
まだ陽の光のある15時ぐらいから水路へ出向き、じっくりと観察を始めてみましょう。
水路には、ところどころに変化が存在します。
例えば、流れ着いて根を張った草。
水路の流れに対して突き出す状態になっているので、ナマズが隠れるには絶好のポイントです。
日中は日陰を作り出したりしますから、その中に潜んでいることもあります。
他には排水管や橋げた・水門など、やはり身を隠せる要素を含んでいるポイントが良さそうです。
ナマズはそれらの場所で、餌となる小動物が通り過ぎるのを待っています。
エビ・ザリガニなどの甲殻類が居れば、容赦なく食い付いてきますし、タイリクバラタナゴなどの小魚にも好反応を示します。
それらをハリに付けて、絞り込んだポイントの前に落とせば、かなり高い確率でバイトしてくるのは間違いないでしょう。
活き餌として使うのであれば、現地で獲らなければりませんが、冬の寒い時期に餌を確保するのは難しいかもしれません。
ペットショップで販売しているものを転用するのは割高ですから、あまりおすすめできませんから、代用品を使うようにしましょう。
餌の代わりになるのは、やはりルアーです。
ナマズ釣りをするのに効果的な餌の代用品は、甲殻類や小魚などに似たルアーです。
中でもカエルに似たルアーは、数多くリリースされていて、ナマズを振り向かせるのにマッチします。
春先ならアカガエルに似たものが効きそうですが、冬なら釣り場に定着しているカエルのカラーやサイズを選んで、アプローチしてみましょう。
活発にアクションさせる必要はなく、カバーや変化に引っ掛けて、定点誘いを繰り返すのがいいかもしれません。
横移動させて食い付いてくるのは、もう少し水温が上がってからのほうがいいでしょう。
ナマズが好む餌には、我々が日頃食べている食品も含まれます。
カエルのルアーに反応はしてくるものの、しっかりと食い付かない場合などに活用してください。
具体的には、スーパーやコンビニなどで販売している食品を使います。
ニオイが強くて集魚効果のあるものなら、イカの塩辛がおすすめ・
水中でユラユラとうごめくので、誘い・食わせの効果はバッチリでしょう。
魚肉ソーセージも、独特のニオイがナマズを引き寄せます。
そのままでは使いにくいので、釣り場で程良いサイズにカットして使ってみてください。
あくまでもカエルのルアーとセットで使うほうが、ナマズの居場所を絞り込みやすく、バイトに持ち込みやすいでしょう。
その場合は、中空構造のカエルルアーを用いて、引っ掛かりを抑えながら手返しよくアプローチすることを心がけてください。
スムーズにイカの塩辛や魚肉ソーセージにすり替えることで、ナマズのテンションを下げることなく食わせられるはずです。
それではナマズを水路で釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドはパワフルでありながら、しっかり曲がり込むブランクスのベイトロッドが合います。
リールは一気にカバーから引き離せる、ハイギアのベイトリールを装着してください。
テイルウォーク(Tailwalk) ロッド ナマゾン C58MH 15664
テイルウォークからリリースされている、ショートレングスなMHパワーブランクスのベイトロッドです。
全長は5.8ftなので、さまざまな釣り場ポイントで扱いやすく、ロッドティップなどが草木に引っ掛かるのを防げます。
継数は2本で、仕舞寸法は128cmにまで縮まります。
ウエイトは171gとやや重めですが、グリップが長めなので保持したときのバランスが良く、とても操作しやすいです。
先径は2.2mmで元径は10.2mmと太めで、ナマズの強い引きにもじゅうぶん耐えられるでしょう。
適合するルアーウエイトは、3/16ozから1.5ozまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら10lbから20lbまでです。
実際にフィールドで使ってみると、ビシッとした張り・硬さが備わっている印象を持ちました。
ガイド周りは頑丈に仕上げられていて、長く使い続けるのに向いています。
キャストフィールは良好で、ショートレングスな分だけアキュラシー精度が上がっているのが体感できます。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
同じ淡水に棲むライギョやバス・コイなどを釣るのにも転用できるので、1本持っておくと重宝するでしょう。
水生植物が生い茂る季節になっても、そのままナマズを狙える優秀なベイトロッドです。
ダイワから発売中の、ラインキャパ多めで太いラインが使えるベイトリールです。
エクストラハイギアが搭載されているので、ナマズが掛かったら主導権を渡さずに引き寄せることができるでしょう。
ギア比は8.1対1なので、ハンドル1巻きにつき109cmも巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は11kgで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら25lbを145m、PEラインなら5号を160m巻けます。
ウエイトは325gで、スプールの直径は43mm。
ハンドルの長さは110mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ボリューム感はあるものの、きっちりパーミングできるロープロファイルデザインが採用されています。
ハンドル回転は滑らかで、クラッチも切りやすい印象です。
実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
バックラッシュトラブルを抑えるダイワオリジナルのTWSを搭載、太いラインでもスムーズに放出できるのが嬉しいです。
ナマズ釣りではロングキャストを必要とするシーンはあまり多くないのですが、状況に応じて遠くのポイントも撃てるのは、頼もしい限りです。
ナマズの釣り方や使う餌・ルアー、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
冬の寒い時期に、夕方からの夜釣りを敢行することになりますから、しっかりと防寒対策を講じてください。
ライフジャケットや携行用のLEDライトも身に着けるようにして、安全対策も怠らないようにしましょう。
ナマズの顔は愛嬌がありますが、歯は結構鋭いので、バスを持つような感じで指を口の中に入れないように気を付けてください。
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