青物の王様、ヒラマサを食べよう!美味しさの裏には旨みを引き立てる組み合わせがあった!?ちょっとした工夫や下準備まで丁寧にお教えします!
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FISHING JAPAN 編集部オフショアジギングのターゲットとして知られる、大型青物のヒラマサ。
ショアからのキャスティングゲームでも、恰好のターゲットとして高い人気を誇っています。
どんなルアーを選んでラインに結べばいいのか、ショアからのヒラマサ狙いについてご紹介しましょう。
目次
ヒラマサとは、スズキ目アジ科に属している海水魚のことです。
体長は4年で90cmを超える巨体になり、世界の亜熱帯から温帯エリアでその姿を見ることができます。
泳ぐスピードは、なんと時速50kmをオーバーすることも。
オフショアゲームで剛性の高いタックルを用意して、ジギングやキャスティングで釣り上げるのが有名でしょう。
ヒラマサの産卵時期は、春から夏にかけて。
その時期を皮切りにベイトフィッシュの群れを追って、さまざまなエリアで遭遇することができます。
磯場や防波堤などのショアからでも、じゅうぶんにルアーが届くケースがありますから、アングラーとしてはその機会を逃す手はありません。
ショアキャスティングゲームにおけるターゲットをヒラマサにする場合、どんなルアーを選んで用意すればいいのでしょうか?
まず挙げられるのが、ダイビングペンシルです。
フローティング仕様なので、水中に沈んでいく効果は望めませんが、泡や水飛沫を伴なって水面をかき乱す効果は、ヒラマサの捕食本能を強く刺激します。
これとは対照的に、ややおとなしくアクションするダイビングペンシルにも、強く反応することがあります。
どちらも上手くローテーションしながら、ヒラマサの様子を見て誘いをかけるのが醍醐味です。
泡を強調したいときや、移動距離をある程度抑えたいときは、フローティング仕様のポッパーをラインに結ぶのもいいでしょう。
ウッド素材のものもハンドメイドされていますが、プラスチック樹脂製でしっかりと補強されているものは、とても使いやすい印象があります。
ショアからでも飛距離を伸ばせますし、アピール度はバツグン。
こちらもダイビングペンシルとのローテーションを軸に、しっかり誘いをかけるといいでしょう。
口周りがコンパクトな、小口径ポッパーと呼ばれるデザインのものがありますが、控えめな音とナチュラルな泡に、ヒラマサがとても強く反応するケースが。
必ずタックルボックスに入れておいて、キャストしてみることをおすすめします。
ヒラマサを実際にショアからのキャスティングゲームで狙ってみました。
他の魚と比べて、とても賢いイメージを受けます。
理由は、ルアーのアクションに対する見切りが、かなり早いこと。
スローにアクションしてルアーをじっくり見せようとすると、全く食わなくなることが多いのです。
まるでプイッ!と横を向くように、Uターンして去ってしまいます。
独特の生命感をルアーに求めているのか、それとも一定以上のスピードがないと、捕食対象とはみなさないのか。
オフショアジギングで実践するピッチが一定なジャークアクションのように、ルアーを動かし続けていると、ヒラマサの反応はほぼ途切れません。
それでもバイトしてくるかというと、最後まで追従してきて食わないことも。
そんなときは、ルアーが足元へ来るまでに、スピードの切り換えをおこないます。
先のスピードから落とすのではなく、上げるのです。
スピードが切り換わった瞬間に、豪快にバイトしてくることが多いので、ぜひ試してみましょう。
ヒラマサと同じように、マグロのキャスティングゲームもおこなっています。
マグロの場合、スローなアクションで誘うと食い付いてくることがありますから、ヒラマサとは異なるアプローチになります。
同じ大型魚なのに、ここまでルアーに対する反応が違うのかと驚くほどですが、ヒラマサをターゲットにするときは、ヒラマサに合わせたルアーアクション・スピード・ロッドワークが必要であると認識してください。
具体的によく用いるペンシルは、シマノのオシアペンシル別注平政やヘッドディップ・マリアのラピード・ジャンプライズのララペンです。
ポッパーは、マリアのダックダイブ・タックルハウスのフィードポッパー辺りが扱いやすいでしょう。
ヒラマサをショアからのキャスティングゲームで狙うのに適している、おすすめタックルを取り上げてみましょう。
ロッドは、10ftを超えるXHパワーブランクスのスピニングロッドが合います。
リールは、8000番前後のSW仕様スピニングリールで、ハイギアモデルのほうがルアーにスピードを載せることができます。
シマノ(SHIMANO) 22 コルトスナイパー リミテッド S106H/PS
2022年にリリースされた、コルトスナイパーシリーズのハイエンドスペックモデルです。
こちらはHパワーブランクスですが、XHパワーのものもラインナップされているので、ターゲットにしているヒラマサのサイズに合わせて選ぶようにしてください。
全長は3.20mとじゅうぶんな長さがありますから、飛距離を伸ばすのに最適です。
継数は2本なので、仕舞寸法は164.3cmと長めになります。
クルマに積み込む際には、ロッドティップやガイドが干渉しないように注意してください。
ウエイトは375gで、先径は2.6mmと太めです。
適合するルアーウエイトは、最大で100gになっています。
メタルジグなら、最大120gまで背負えるでしょう。
適合するPEラインは、最大で5.0号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.9%に設定されています。
実際に手に取ってみると、スクリューロックジョイントが装備されていて、各部の補強もバッチリ。
ガイドシステムも独自の並びになっていて、Xガイドは小口径でPEラインのバタ付きを抑えています。
実売価格は6万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ステラ SW 8000HG ショア/オフショア兼用 ジギング キャスティング
SWタイプのスピニングリールで8000番なら、ステラSWを選んでいるアングラーは多いでしょう。
ギア比は5.6対1なので、ハンドル1巻きにつき107cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は18.0kgで、最大ドラグ力は25.0kgです。
ウエイトは625gで、スプール寸法は直径が61mm、ストロークが22mmになっています。
ラインキャパは、PEラインなら5.0号を250m巻けます。
ハンドルの長さは75mmで、ボールベアリングは13個搭載しています。
実際に手に取ってみると、じゅうぶんな剛性が備わっていて、ハンドルの巻き心地は滑らかそのもの。
ヒラマサが掛かってからのドラグレスポンスも期待できるレベルで、ローターの剛性も高めです。
握り込みやすいハンドルノブですから、しっかり寄せてランディングに持ち込めるでしょう。
実売価格は10万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。
ヒラマサのショアキャスティングゲームで用いるルアーの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ロックショアゲームとして人気が急上昇している釣りスタイルなので、磯場へ出向くアングラーも増えています。
キャスト動作に移る際には、周囲に他のアングラーが居ないか、必ず確認するように心がけましょう。
同行者が魚を掛けた場合、ランディングネットを手に率先して取り込み作業を手伝うようにしたいものです。
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