スティーズCT SV TWの実釣インプレ特集!どんなシーンで使うと効果的なの?
ダイワからリリースされているベイトリールの中で、フラッグシップモデルと呼ばれているのが、スティーズシリーズです。
さまざまな種類がラインナップされていますが、直径30mmというとてもコンパクトなスプールを搭載し、ボディ全体のボリュームも絞り込まれているモデルといえば、スティーズCT SV TW。
その詳細スペックや使い方を、実釣インプレも含めてご紹介しましょう。
目次
スティーズCT SV TWとは
スティーズCT SV TWとは、ダイワからリリースされているベイトリールのことです。
CTとは、コンパクトの略で、実物はとても小さなボリュームに仕上げられています。
ここまでコンパクトだと、ベイトリールとしての機能はじゅうぶんなのか、確かめてみたくなるもの。
特にベイトフィネス対応とは謳っていないので、超軽量ルアーのキャスト向けに作られたのでなさそうです。
設定機種は、ギア比が3種類で、それぞれに左右のハンドルタイプが用意されています。
最もローギア設定なのが、スティーズCT SV TW・700H。
左ハンドルは、700HLと表記されます。
ギア比が6.3対1なのに、ハンドル1回転につき59cmのラインしか巻き取れないのは、装着されているスプールの直径によるものでしょう。
G1ジュラルミンで作られたそのスプールの直径は、なんと30mm。
かなりコンパクトになっているので、ハンドル1回転の巻き取り量が低くなっているのです。
ちなみにスプールの幅は、21mmになっています。
ウエイトは150gと軽めで、最大ドラグ力は4.5kg。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを70mまで巻けます。
ハンドルの長さは80mmと短めで、ボールベアリングは12個搭載されています。
実際に手に取ってみると、手のひらでカンタンに包み込めるほど小さいのが分かります。
ハンドルの巻き心地は安定していて、安っぽいスカスカ感はありません。
試しに、10gのクランクベイトをキャストしてみました。
スプール径が30mmと小さいことを考えれば、初速を抑えるようなブレーキがかかるのでは?と予測していたのてすが、全くそんな展開にはなりません。
低い弾道でしっかりと伸びていき、イメージよりも飛距離が出た感じがします。
搭載されているTWSも、見た目はコンパクト。
でも、ライン放出の際の抵抗感の無さは、これまでのTWSと何ら遜色がないのです。
スティーズCT SV TW、なんでもこなせてしまいそうな予感がします。
軽量4gルアーの操作性が素晴らしいスティーズCT SV TW!
スティーズCT SV TWのハイギアモデル・700SHとエクストラハイギアモデル・700XHLも、実際に触ってみました。
ラインはどちらも12lbのモノフィラメントラインを目一杯巻いた状態で、今度は4gと14gのラバージグをキャスト。
軽い4gのほうを操ったときに感じたのは、ラインの放出がとてもスムーズだったということ。
やはり直径30mmスプールの回転の立ち上がりが、とても素早いのでしょう。
素早くてもバックラッシュしないのが、このベイトリールの存在価値かもしれません。
14gのほうは、重いぶん当然のように飛距離を伸ばせます。
ということは、かなり幅の広い守備範囲を保持している!といえるのではないでしょうか。
スティーズCT SV TWで操りたいワームリグは何?
スティーズCT SV TWに適しているワームリグは、ズバリ!ダウンショットリグやノーシンカーリグでしょう。
キャストの後半で息切れせずに伸びてくれて、着水後にアングラーが細やかな操作を入力しやすいからです。
ダウンショットリグをウィード群の中に放り込んで、絡み付いてくるウィードを上手く外しながらワームを動かすのに、コンパクトでパーミングしやすいボディが適しています。
ノーシンカーリグをオーバーハングの奥へキャストして、ナチュラルに落とし込みながらクラッチを切って、指でラインを送り出していく作業がとてもやりやすいのです。
コンパクトだからこそメリット、既存のベイトリールでは実践が難しいアプローチを、スティーズCT SV TWなら難なくこなせてしまいます。
具体的には、3.5gシンカーをぶら下げたダウンショットリグや、細身の高比重ワームをセットしたノーシンカーリグを試してみてください。
スティーズCT SV TWを装着してみたくなるおすすめロッドを選んでみた!
スティーズCT SV TWを装着してワームリグを操作してみたくなる、おすすめのロッドを取り上げてみましょう。
まずは、ダウンショットリグを操るのに向いているロッドから。
ウィード群に絡めるつもりなら、強引に切りながら扱えるブランクスの強さが求められます。
スティーズのショアコンペティションモデルの中から、M+パワーブランクスのベイトロッドを選んでみました。
ウエイトは93gと軽めで、全長は2.03mとじゅうぶんな長さを持っています。
縦方向に振り上げたときに、ダウンショットリグの操作幅が大きく取れるので、スタックを外しつつリグを揺らせるのがありがたいです。
継数は2本で、仕舞寸法は175cmとなっています。
先径/元径は1.5/11.4mmと、かなり繊細な細身ブランクスに設計されています。
適合するルアーウエイトは1.8gから11gまで、繊細なダウンショットの釣りをするのに適しています。
スティーズCT SV TWが得意とするウエイトでもあります。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99%です。
実際に手に取ってみると、軽くてシャープな張りが備わっている印象です。
負荷が掛かるとロッドティップのしなやかに曲がり、張りのあるバットセクションがきっちり支えてくれます。
クランクベイトなどの巻き物にも対応できるので、さまざまなシチュエーションで使いこなしてみましょう。
実売価格は5万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
同じくダイワから発売中のブレイゾンシリーズから、2ピース仕様のMLパワーベイトロッドを選んでみました。
ノーシンカーリグをキャストして、さまざまなポイントを探るのに向いています。
全長は1.98mとやや短めなので、取り回しの良さはバツグン。
仕舞寸法は102cmにまで縮まりますから、オカッパリシーンでも活躍してくれるでしょう。
ウエイトは101gと軽く、先径/元径は1.7/9.9mmと細めです。
適合するルアーウエイトは、3.5gから14gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら6lbから14lbまで。
ブランクスのカーボン素材含有率は、88%です。
実際に手に取って継いでみると、しなやかに曲がり込む調子に仕上がっています。
これならノーシンカーリグでも、意図したポイントへ送り込めるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
1本持っていると、バス釣りはもちろんチヌやロックフィッシュなどの、ライトソルトウォーターゲームに転用することも可能です。
スティーズCT SV TWを駆使してバス釣りを楽しもう!
スティーズCT SV TWの特徴やスペック・実釣インプレ、装着してみたいおすすめロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ベイトフィネスのようなライトラインを使ったアプローチをしなくても、12lbラインで軽量ルアーやワームリグを柔軟に使えるのが、このベイトリールの強みです。
ソルト対応なので、さまざまな釣り方に転用できますから、自分なりの使い方を編み出してみましょう。
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