リールのアップ写真

スティーズSV TWのインプレチェック!ダイワの人気ベイトリール

FISHING JAPAN 編集部

ダイワからリリースされているハイエンドスペックなベイトリール、スティーズSV TWシリーズ。

軽量ルアーやリグを正確に遠くまで飛ばせることで、安定した釣果を導き出せる要因になってくれます。

発売以来長きに渡って使ってみたインプレをベースに、詳しくご紹介しましょう。

スティーズSV TWってどんなベイトリールなの?

スティーズSV TWとは、ダイワから発売中のバス釣り用ベイトリールのことです。

ソルト対応ボディなので、流行りのチニングゲームやロックフィッシュゲームなどに転用することも可能です。

ギア比の設定は3種類用意されていて、エクストラハイギアの1012SV-XH・1012SV-XHLのみ、シャロースプール仕様になっています。

具体的なラインキャパは、他のギア比モデルがモノフィラメントラインの14lbを最大90m巻けるところを、エクストラハイギアモデルは70mまでにとどまっています。

こうすることで、ピッチングやキャスティングの際のライントラブルが抑えられ、狙ったピンポイントへ正確に軽量ルアーを届けられます。

回転しているスプール上でラインが浮き上がりにくいので、スムーズな手返しを得られるでしょう。

スティーズSV TWのボディフレームにはマグネシウム合金が採用されていて、高精度なマシンカットで成型されています。

サイドプレートにはアルミを使い、剛性・耐久性を高めています。

実際にフィールドで使ってみると、まず驚かされるのは、キャストの安定感です。

ラインの放出に乱れが無く、しっかりと飛距離が伸びていくのを体感できるようになっています。

ルアーが着水した後、クラッチをつないでリトリーブを開始しますが、ハンドル回転が滑らかで軽やか。

回転にブレや乱れは感じられず、巻き心地の軽快さはこのベイトリール独特のものでしょう。

ウエイト3gを超えるルアーなら、キャスト可能な範囲に含まれますから、小粒なクランクベイトやノーシンカーリグなどを操りたいときに重宝します。

着水の手前で減速が掛かってしまうのは、SVコンセプト+エアブレーキシステムによるものでしょうか。

マグダイヤルで微調整しながら、後半の伸びを増やしていく作業をおこなってください。

バックラッシュトラブルを抑えたいなら、サイドハンドキャストによるアプローチから入ることをおすすめします。

ルアーやリグのウエイトを6g程度までアップすると、一気にバックラッシュトラブルへの懸念は消え去ってくれます。

ベイトフィネスリールではないので、12lbを超えるラインで6gから10gぐらいのウエイトを操るのに向いている印象を持ちました。

TWSを搭載しているスティーズSV TW!

スティーズSV TWには、ダイワ独自のTWSが搭載されています。

レベルワインドの部分がターンアラウンドすることで、ライン放出の際の摩擦抵抗を抑えることに成功しています。

この方式は画期的で、太いラインをスプールに巻いている状態でも、バックラッシュトラブルを見事に封じ込んで、飛距離を伸ばせるようになっています。

ダイワのベイトリールには、ほとんど採用されるようになったTWSですが、スティーズSV TWのものは、中・小口径スプールにマッチしたコンパクトなデザインに仕上がっています。

当然ベイトリール全体を小さくすることにも貢献しているのです。

実際に使ってみて、剛性や耐久性もじゅうぶん備わっていますから、長く使い続けるのに何ら問題はないでしょう。

スティーズSV TWをチニングゲームに投入して実釣インプレ!

スティーズSV TWに12lbのモノフィラメントラインを巻いて、フィールドに足を運んでみました。

バス釣りでは使い込んでいたので、汽水域である河口付近へ向かい、チニングゲームを実践。

ラインに結んだのは、5gのスイベル付きシンカー+ホグ系ワームのフリーリグ。

キャストしてボトムまで落とし込み、地形変化をなぞりながらスタックしたところで、誘いのための静止を実践します。

チヌのアタリはさほど明確ではなく、モゾッとした引っ張りやラインのたるみに表われます。

それらを感じたらロッドを立てつつスティーズSV TWのハンドルを回して、ラインスラックを取り除いてください。

一旦張り詰めたラインがすぐにたるむようなら、フッキングせずに待機。

ラインが横に走り出すようなら、そのままフッキングしてみましょう。

強烈なチヌの引きにも、スティーズSV TWはびくともせずに、足元まで引き寄せることができました。

スティーズSV TWを装着して操りたいおすすめのロッドを選んでみた!

スティーズSV TWを装着して使ってみたくなる、おすすめのロッドを取り上げてみましょう。

まずは、チニングゲーム用のベイトロッドから。

バス釣りのものを転用することで、じゅうぶん対応できるようになっています。

あまりに硬いブランクスでないほうが、ショートバイトを弾かずにチニングを楽しめるでしょう。

ダイワ(DAIWA) バスロッド ブラックレーベルLG 662M/MLFB 釣り竿

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ブラックレーベルLGシリーズの中から、しなやかで扱いやすいベイトロッドを選んでみました。

バス釣り用に開発されたものですが、チニングゲームをテンポよく楽しむのにも適しています。

全長は1.98mと、取り回ししやすい長さに設計されています。

継数は2本で、仕舞寸法は103cmにまで縮まりますから、さまざまなシチュエーションの釣り場へ持ち込みやすいでしょう。

自重は104gと軽めなので、長い時間釣りをしていても疲れてしまうのを防いでくれます。

先径/元径は2.3/12.9mmと、やや太目。

適合するルアーウエイトは、4gから21gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら6lbから14lbまでですから、チニングゲームにマッチしています。

0.8号前後のPEラインでも、しっかり操れるでしょう。

ブランクスのカーボン素材含有率は、98%になっています。

実際に手に取ってみると、ロッドティップに適度な張りがあって、ベリーからバットにかけて柔軟に曲がる印象です。

他のブランクスとはテイストが異なるのが、とても個性的なところでしょうか。

実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。

河川でよく見かけるコンクリート護岸そのものや、沖合いのブレイクラインなどをじっくりトレースしてみてください。

ダイワ(DAIWA) 21 スティーズ SC C66ML-G ベイトキャスティングモデル

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オカッパリシーンで活躍してくれる、スティーズシリーズのベイトロッドです。

グラスコンポジットのブランクスを採用しているので、極めて柔軟に曲がり込んでくれるように設計されています。

全長は1.98mと扱いやすい長さで継数は2本ですが、グリップジョイント方式を採用していますから、仕舞寸法は170cmと長めです。

自重は111gと軽めで、先径/元径は1.9/14.9mmとやや太目。

適合するルアーウエイトは3.5gから21gまでで、 適合するラインはモノフィラメントラインなら6lbから14lbまでです。

ブランクスはファーストテーパーで、カーボン素材の含有率は64%です。

実際に手にして振ってみると、グラス素材が含まれている重さは、さほど体感することができません。

軽やかに振り回せますし、しなやかに曲がり込んでくれる印象です。

軽量ルアーをキャストして、正確にピンポイントを射抜きつつ、リトリーブでじっくりと誘いをかけるのに向いているでしょう。

実売価格は4万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。

スティーズSV TWを駆使してビッグフィッシュを釣り上げよう!

スティーズSV TWの特徴や実釣インプレ、おすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?

リミテッドシリーズなどの進化型がラインナップされるようになりましたが、まだまだ実釣で活躍できるスペックを持っています。

バス釣り以外にも活用の場を広げて、スティーズSV TWの可能性を見い出してみましょう。

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