アオリイカが釣れない理由!エギングって難しいの?初心者のお悩み解決特集
エギングでアオリイカを釣る人が、ある時期爆発的に増えたように感じます。 近郊の港はもちろん、釣り専門誌やサイトで取り上げられた地方の釣り場には、週末になるとエギングロッドを手に…
FISHING JAPAN 編集部
アオリイカやコウイカをショアからのキャスティングゲームで釣りたい!と考えたら、どのような場所へ出向きますか?
堤防や岩礁エリアへ真っ先に向かえる人は、エギングゲームをよく理解しているといえます。
でも全てのアングラーがそんなふうに行動できるとは限りません。
ここでは、イカ釣りのやり方や用いる仕掛け・タックルなど、エギングゲームに必要な基礎知識をご紹介しましょう。
目次
イカ釣りを実践する前に、エギングのターゲットであるアオリイカについて、知識を増やしておきましょう。
アオリイカは、なんとたった1年でその寿命を終えてしまう、年魚(ネンギョ)なのです。
2kg近くに成長している個体も、1年でそこまで太ったことに。
アオリイカの一生は、春先に産卵された卵から孵化するところからスタートします。
夏には100g前後のウエイトにまで育って、エギを元気に追うようになります。
冬にはかなり大きくなって、春の産卵を終えたらそのまま天国へ。
当然釣り場やアオリイカの個体差はあるものの、ほぼ同じような一生を送るようになっています。
となると、イカ釣りのメインシーズンは、春先と秋になるでしょうか。
春先には抱卵した巨大アオリイカを狙えますし、秋には子イカの数釣りを楽しめます。
初心者アングラーがイカ釣りをするなら、やはり秋から始めるほうがカンタンにエギを抱かせることができるかもしれません。
ちなみにイカが捕食しているのは、アジやイワシなどの小魚です。
ギュッ!と抱き付いて、頭からボリボリ食べているのを、藻場や漁港内などでよく見かけます。
一心不乱に食べているらしく、かなり近づいても逃げる様子はほとんどありません。
一心不乱を上手く利用したイカ釣り仕掛けに、ヤエンというものが存在します。
エサのアジを先に投入し食べさせて、夢中になっているイカのそばへ後からハリの付いたヤエン仕掛けを送り込む手法です。
そんなことをしたらヤエン仕掛けに驚いて、イカが逃げてしまうのでは?と思いがちですが、ほぼ逃げずにハリに絡まって釣り上げられてしまいます。
イカの習性は、とても興味深いものばかりで、それらを自分が釣るときに活かせるようになりましょう。
イカを釣るのに用いる道具を揃えましょう。
最もシンプルで揃える量が少ないのが、やはりエギングです。
ロッドとスピニングリール、そこに巻くPEラインにショックリーダーライン。
あとは数個のエギとスナップがあればOKです。
具体的には、8ft前後のスピニングロッドを用意して、ブランクスはMパワー前後もあれば、キャストもロッドワークも繰り出しやすいでしょう。
エギング専用と銘打ったスピニングロッドが販売されているので、その中から選ぶようにしてください。
スピニングリールは、2500番から3000番程度のサイズがおすすめです。
PEラインは、0.6号前後のものを200mも巻ければ、ロングキャストしやすいでしょう。
ショックリーダーラインは、フロロカーボン素材のもので、太さは2号前後あれば強度はじゅうぶんです。
イカ釣りに用いるエギを用意しなければなりません。
秋の子イカをターゲットにするなら、2号前後の小さなものを揃えてください。
春先の大型イカを釣るつもりなら、3.5号から4号程度のものをラインに結んでキャストしましょう。
カラーは、ピンク系やオレンジ系をベースにして、自分の好みに合ったものを選べばOKです。
最近では、夜釣りや深場攻略に有効な、グロー系やケイムラ系といった自ら発光するカラーもラインナップされています。
イカの反応は上々なので、朝夕マズメ時などにも活用してみるといいでしょう。
イカ釣りに使ってみたくなる、おすすめのエギングタックルを取り上げてみましょう。
ロッドは、Mパワー前後のブランクスなら、さまざまなエギを幅広く操ることができます。
軽くて張りのあるものなら、フォール中のアタリをフッキングに持ち込んだり、シャクリを入れてエギを左右にダートさせたりすることが可能です。
シマノ(SHIMANO) ソルトウォーターロッド 20 セフィア TT S83M オールラウンド 2~4号の幅広いエギ対応
人気のセフィアシリーズの中から、8.3ftのMパワーブランクスモデルを選んでみました。
全長は2.51mと、取り回ししやすい長さに設計されています。
継数は2本で、仕舞寸法は129.0cmです。
自重は98gと軽めですから、手首を柔軟に動かしながらシャクリを入れることができるでしょう。
先径は1.6mmと、やや細目です。
適合するエギサイズは、2号から4号まで。
適合するPEラインは、0.5号から1号までとなっています。
ブランクスのカーボン素材含有率は、98.4%です。
実際に手に取って振ってみると、ロッドティップはしっかり曲がり込む印象です。
ブランクスのブレは、素早く収束するので、縦方向にジャークしてエギをダートさせるのに向いているでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
ロングキャストも難なくこなせますし、ロッドワークしやすいのが嬉しいです。
パワーもトルクも備わっていますから、大型のアオリイカが掛かっても安心してやり取りを楽しめるでしょう。
秋の子イカを釣る場合は、PEラインもショックリーダーラインも細めにして、カーブフォールやフリーフォールの際に余計なテンションが掛からないようにしてください。
フォール中にアタリがひんぱんに発生するので、いつでもフッキングできる体勢を整えておきましょう。
エギングをおこなうと、イカが吐くスミなどで知らぬ間に汚れていることがあります。
帰宅したらガイド周りを中心に、しっかりと拭き取りメンテナンスを実施するようにしたいものです。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 19 エメラルダス LT2500S-H-DH (2019モデル)
エメラルダスシリーズのスピニングリールで、2500番のダブルハンドルタイプです。
ギア比が5.6対1ですから、ハンドル1巻きにつき79cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
標準自重は240gで、最大ドラグ力は余裕の10kgです。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200mまで巻けます。
ハンドルの長さは90mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際に手に取ってハンドルを回してみると、とても軽やかでスムーズに動かせる印象です。
ダブルハンドル仕様なので、シャクリを入れても勝手にハンドルが回ってしまうのを抑えてくれます。
濡れた指でハンドルノブを握っても、滑りにくいのが嬉しいです。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
これならロッドと一緒に購入することを、検討しやすいでしょう。
エギはキャストするだけでなく、引きの潮に乗せて沖合いへ向けて流すことができます。
これをドリフト釣法と呼びますが、100mほど延々と流すケースもあるので、巻糸量は200mは保持しておきたいところです。
ショックリーダーラインが岩などに擦れてザラ付いてきたら、こまめに結び直すようにしましょう。
イカ釣りの基礎知識や、おすすめのエギングタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
まずは足場の安定している堤防エリアなどで、イカ釣りをスタートします。
周囲に他のアングラーが居ないことを確認してから、エギをキャストするようにしましょう。
いきなりイカが抱いてきても対応できるように、ランディングネットやギャフを足元に用意しておくことを忘れないでください。
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