ソウシハギとは?カワハギに似てるのに毒を持つ魚が危険すぎる
釣り人の皆さんは、ソウシハギというお魚をご存知でしょうか?
カワハギやウマヅラハギに少し似ている魚ですが、 内臓に致死性の猛毒を含む危険な魚です。
間違っても食べないように、皆さんも気をつけましょう!
Twitterで命拾い!
「釣った魚をこれから食べます」とツイートした、ならティガ(@narathiga)さんが命拾いした事件がありました!
こちらがそのツイートです。
でっかいカワハギ釣りました!!これからキモ醤油にして食べます!!! pic.twitter.com/Lw5fWdNmdQ
— ならティガ (@narathiga) 2016年11月19日
この魚がソウシハギだったとは…!
ソウシハギは、危険なパリトキシンと呼ばれる猛毒を内蔵しています。
このパリトキシンは、フグ毒のテトロドトキシンよりも70倍の毒性を持つと伝えられています。
そのため、Twitterで釣った魚がソウシハギだと分かったティガ(@narathiga)さんは、食べずに無事でした。
釣り上げたソウシハギは海へと放されたようですね!
このつぶやきがなければ肝醤油にして食べてしまっていたかも…と考えると、身の毛がよだつ思いです。
ちなみに、フグは調理の資格がないとさばくことが許されていませんので、くれぐれも注意しましょう。
※安心して食べられる商品ですよ!(笑)
ソウシハギの毒・パリトキシンの中毒症状は?
パリトキシンが体内に入ってから発症までの時間は、3~36時間と言われています。
麻痺・痙攣、重症の場合、呼吸困難、不整脈、ショックや腎障害を起こします。
人間の冠状動脈に対して極度の収縮作用があり、それが人に対する致死原因になると考えられているそうです。
さかなクンさんの帽子にもなっている、カワイイお魚であるハコフグも、内蔵にパリトキシンを保有している個体もいるそうです。
ソウシハギは釣ったらリリースしましょう!
当初から、ソウシハギは亜熱帯地域に生息する魚で、日本の近海でも数多く確認されています。
・青色の波状パターンと斑点が体全体に散布
・大きな長尾が印象的
これらの2つがソウシハギの固有の特徴で、何らかの異常を認識した場合は、食事からは排除しておく方が無難でしょう。
ソウシハギの毒性は内臓部分に存在していますが、特別な毒針などはありません。
食べてしまわなければ触れても問題ありませんので、優しく海に帰してあげてください。
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