エギングの基本をマスターしよう!基本動作やおすすめエギ・タックルをピックアップ
エギングを始めるなら夏の終わりから秋がおすすめです。 春から夏にかけて孵化した新子のイカが、港内部や防波堤周りに集まってくるからで、エギング初心者の人でもカンタンに釣り上げるこ…
FISHING JAPAN 編集部春は、ビッグサイズのアオリイカが釣れる季節といわれていて、秋は、生まれて間もない子イカの数釣りが楽しめる季節だと認識されています。
では夏のエギングは、釣れないのでしょうか?
ここでは、夏のエギングの楽しみ方について、詳しくご紹介しましょう。
目次
夏のエギングは、釣れない!という定説があります。
本当にそうなんでしょうか?
実際にフィールドに出向いて、エギをキャストしてみました。
気温は高めで、さすがに過ごしやすい爽快感はありません。
当然水温も高めですが、実はアオリイカは、元々南方系のイカなので、30℃近い水温があってもへっちゃらです。
活性高めで、ベイトフィッシュを追い立てているシーンを見かけました。
場所は、磯場の岬の先端や、防波堤の先端付近。
いわゆる潮の通しの良好なところで、アオリイカは積極的に捕食を繰り返しているのです。
春のアオリイカのような、2kgを超える大型は見かけませんでしたが、600gから1kg程度の体格のアオリイカが、捕食活動をしているようです。
早速エギをキャスト。
サイトフィッシングのように、アオリイカの周辺にエギを着水すると、そのまま抱いてくるケースが。
特に釣れない!ムズかしい!とは感じませんでした。
2杯ほど釣って、その場に軽くプレッシャーがかかると、アオリイカの姿は消えました。
これは中層に落ちたのかな?と考え、キャストしたエギをカウントダウン。
着底するまでに何秒程度かかるのか、カウントダウンの回数を記憶します。
もし8回で着底したなら、次のキャストで4回数えたタイミングでロッドワークを繰り出すと、中層を泳がせていることになります。
ただ巻きリトリーブでは、左右へのダートアクションが発生しにくいので、時折シャクリを入れては、2秒ほどのフォールを絡めます。
そうすれば、着底させずに中層をキープすることかでき、アオリイカの視線にエギを乗せやすいでしょう。
実際に、中層でアオリイカのバイトが発生しました。
釣れるサイズは、600g以上のものが混じり、秋の子イカよりも大型のアオリイカを釣ることができました。
これぞ、夏のエギングを実践する大きなメリットではないでしょうか。
それにしても、夏のエギングを日中におこなうと、暑さとの戦いになってしまいます。
日焼けし過ぎて、長時間釣り場に立ち続けるのは、ちょっとツライかも・・。
そんなときは、日照の弱い朝夕マズメ時を活用しましょう。
ベイトフィッシュの活性も高い時間帯なので、アオリイカも積極的に動き回り、エギに対する反応もバツグンです。
早朝なら、4時ぐらいからひんぱんにアタリが出るでしょうか。
夕方なら、18時ぐらいが、過ごしやすく釣れる確率も上がります。
もっと過ごしやい時間帯は、夜です。
グロー系発色のエギや、ラトル入りで音の鳴るエギを使えば、夜のエギングはより楽しいものになります。
ラインが見えにくいので、アオリイカからのアタリがとらえにくい!という人もいますが、キャストした後ロッドティップを下げて、ラインをしっかり水に浸けてみてください。
その状態でロッドティップが少しでも引っ張られると、手元で感じ取りやすいはず。
それがアオリイカのバイトだと判断して、フッキング動作へ移行してください。
夏のエギングを夜におこなう場合、自分の周囲にいるアングラーに気を付けてください。
暗いですから、ミスキャストが発生するケースが考えられます。
できるだけ間隔を開けて立つようにし、常夜灯などの皆が集まる場所は避けるようにしましょう。
夜釣りでも、日中のポイントと変わりなく、磯場の岬や防波堤の先端でエギングをおこなってください。
そこも混雑しているようなら、漁港内の角地やスロープ周りもおすすめです。
それからやはり、藻場を見つけてエギを絡めるのも効果的でしょう。
暗がりの中でショックリーダーラインを結び直さなければならないので、携行用のLEDライトは必携です。
当然ライフジャケットも着用して、安全最優先で夏のエギングを実践しましょう。
夏のエギングゲームに使ってみたくなる、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。
ロッドは、4号エギ程度までをキャスト可能な、張りのあるブランクスを持ったスピニングロッドがマッチします。
リールは、2500番から3000番サイズのスピニングリールなら、幅広く対応できるでしょう。
シマノからリリースされているエギングゲーム用スピニングロッド・セフィアBBシリーズのラインナップから、S83Mを選んでみました。
全長は、2.51mと、ロングキャストに適した長さに設計されています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は129cmにまで縮まります。
ウエイトは、105gと軽め。
ブランクスの先径は、1.8mm。
適合するエギサイズは、2号から4号まで。
適合するラインは、PEラインなら0.5号から1.0号まで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、95.1%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とても振り切りやすい軽さ・長さになっていると感じました。
グリップは細身で握りやすく、シャクリへの移行もスムーズにおこなえます。
ガイドには、ラインが絡まりにくいので、どんどんキャストして広範囲を探るアプローチに向いているでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
シマノからは、豊富な種類のエギングゲーム用ロッドが発売されているので、自分の釣りスタイルにマッチしたものを手に取ってみてください。
シマノからリリースされているエギングゲーム用スピニングリール・セフィアBBシリーズのラインナップから、C3000番サイズのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.0対1ですから、ハンドル1巻きにつき89cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は3.5kgで、最大ドラグ力は9.0kg。
ウエイトは、225gと軽めで、スプール寸法は直径/ストロークが、47/17mmになっています。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m巻けます。
ハンドルアームの長さは、55mm。
ボールベアリングは、5個搭載されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて、ハンドルの巻き心地は滑らかに感じました。
ローター回転も軽快ですから、糸フケを素早く取って、次のキャストへ移行できるでしょう。
使用感は、シマノのアルテグラシリーズに似ていて、カチッとした剛性が、扱いやすさを支えています。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
C3000番サイズのスピニングリールがあれば、エギングゲームはもちろん、シーバスゲームやチニングゲーム・ロックフィッシュゲームなどにも転用できるでしょう。
夏のエギングの特徴や釣り方、おすすめのロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?
夏のアオリイカは釣れない!という意見に惑わされず、ぜひフィールドへ足を運んでみてください。
中層をいかに泳がせるか?がキモになることがあり、エギのカウントダウンによるアプローチ方法を、しっかりマスターしておきましょう。
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