チニングロッド特集!ハイエンドモデルから汎用性の高いロッドまで23選
クロダイやキビレなどの人気魚種を狙えることから、釣り人の間でもファンの多いチニング。 これらの魚は大型になると50cmを軽く超えてくるため引きのパワーは強烈で、ヤワなルアーなら壊さ…
FISHING JAPAN 編集部チヌ釣りは、一年を通して楽しむことができます。
12月なら、どんな場所でおこなうと好釣果に恵まれるのでしょうか?
なかなか釣れない!と悩んでいる人に向けて、ハードルアーを用いながら、低水温の時期におけるチヌの釣り方についてご紹介します。
目次
チヌは、主に汽水域で生活をしていて、そこに棲む貝や小魚・ゴカイ・エビ・カニなどを捕食しています。
12月になって水温が下がっても、さほど活性が落ちることなく捕食を繰り返してくれるので、ハードルアーによるアプローチで誘って、バイトに持ち込みたいものです。
年が明けて1月になると、50cmを超える大型のチヌ=トシナシの中には、河川・水路の浅い場所で産卵に入る個体もいます。
そういう浅場へ移動する傾向の強いチヌを、先回りして迎え撃つ釣り方が、ハードルアーには合うかもしれません。
実際に12月の汽水域へ出向いて、フィールドを観察するところから始めましょう。
河川の河口エリアから、歩いて上流へ向かいます。
さまざまな人工の護岸に遭遇しますが、その中に幅の狭い水路が必ず混じるはず。
意外と北西風が当たらず、温排水の影響も受けやすいので、しばらく足を止めて観察を続けてください。
そうすると、護岸の割れ目や隙間から、カニが出入りしているのを発見します。
また温排水が流れるタイミングで、イナッコなどの小魚の群れが、一気に接岸してくるのにも出会います。
12月というのに、まるでここだけは暖かい環境が保全されているような、そういう特別な場所を見つけたら、ハードルアーをラインに結んで投入してみましょう。
ほぼノーマークな釣り場だったりするので、こんな浅いところにチヌが居るの?と感じてしまう人もいるでしょう。
ところが、居るんです!
真っ先に使うのは、小粒なクランクベイト。
浮力があってレスポンスよくアクションするもので、ウエイト5.0g前後、全長40mm前後のものがおすすめです。
理由は、チヌがほとんど迷わずに口を使ってくれるからです。
水路のボトムには、堆積物が溜まっていますから、そこに根掛かりしないためにも、スクエアタイプのリップの付いたクランクベイトを使ってください。
キャストしてリトリーブ、リップが何かに接触したら、リールハンドルを回すのを止めて浮かせましょう。
その繰り返しをおこなっていれば、チヌやキビレの反応を取れるはずです。
クランクベイトでチヌの反応に出会えたら、そのピンポイントを覚えておいてください。
フッキングできればそれでOKなのですが、もっとスローに誘わないとバイトしてこないケースがあります。
そんなときは、小型の細身ペンシルベイトに切り換えてください。
そのままキャストしてもかまいませんし、食い付きが良くないようなら、板オモリを最後尾に貼って、ほぼ水没する浮き姿勢になるように調節しましょう。
ボディのほとんどが水中にある状態なら、移動距離を抑えられますし、チヌに見つけてもらいやすくなります。
チヌ釣りに効果的な、おすすめのハードルアーを取り上げてみましょう。
クランクベイトとペンシルベイトの組み合わせ&ローテーションは、とても理想的で、お互いの得意でないアプローチを補えるようになっています。
ペンシルベイトは、かなり大きなサイズまで選べますが、チヌのバイトを弾きたくないなら、全長90mm前後までに抑えておくといいかもしれません。
シマノ(SHIMANO) ルアー バンタム マクベス タイニー ZQ-C39T 005 ブラウンチャート
シマノ(SHIMANO) ソルトルアー ペンシルベイト ブレニアス ブリームペンシル 75F XH-T75S 015 キョウリンレッドヘッド
シマノ(SHIMANO) ソルトルアー ポッパー ブレニアス ライズウォーク 65F XH-T65S 017 Tウォーターメロン
チヌ釣りでハードルアーをキャストしたいときに、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。
ロッドは、7ftを超える長さのブランクスがあれば、じゅうぶんな飛距離を叩き出せるでしょう。
リールは、2500番サイズ以上のスピニングリールを装着して、チヌの強い引きに対処してください。
シマノ(SHIMANO) チニングロッド 20 ブレニアス BB S78L ブリームゲーム クロダイ キビレ ライト系バーサタイル
シマノからリリースされているチヌ釣り用ルアーキャスティングロッド・ブレニアスBBシリーズのラインナップから、7.8ftの長さを持つスピニングロッドを選んでみました。
全長は2.34mもあるので、軽いハードルアーをロングキャストするのに向いています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は120.0cmにまで縮まります。
ウエイトは97gで、ブランクスの先径は1.4mm。
適合するルアーウェイトは、2gから12gまで。
適合するラインは、PEラインなら0.3号から0.8号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、95.3%に設計されています。
実際に手に取って継いでみると、軽めのシーバスゲーム用スピニングロッドや、エギングゲーム用スピニングロッドを保持しているかのような感覚になりました。
とても高い操作性を備えていて、軽いハードルアーを意図したポイントまで届けることができます。
各種ロッドワークも柔軟におこなえるので、ドッグウォークやダイブなどいろいろ試してみましょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
ライトソルトウォーターゲームなら、多くのターゲットに使えそうな1本ですから、ぜひ手に取って検討してみてはいかがでしょうか。
ハードルアーのウエイトが、もっと重くなれば、ベイトロッドを投入するのもいいかもしれません。
ベイトロッドならベイトリールを装着するので、太いモノフィラメントラインを駆使することが可能です。
コンクリート護岸などにラインを擦るケースが多くなるような釣り場なら、ベイトタックルの導入も視野に入れてください。
シマノから発売されている汎用型スピニングリール・ナスキーシリーズの中から、2500番サイズのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.2対1なので、ハンドル1回転につき91cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は2.5kgで、最大ドラグ力は4.0kg。
ウエイトは240gで、スプール寸法は直径46.5mm、ストロークは14.5mmです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら8lbを70m、PEラインなら0.8号を150m巻けます。
ハンドルアームの長さは55mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ハンドルの巻き心地はスムーズで滑らかな印象を持ちました。
ローター回転の追従も俊敏で、ラインスラックを素早く回収することが可能です。
実売価格は9千円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。
もう少し太いラインを使いたいときは、C3000番サイズ以上のナスキーも手に取ってみてください。
C3000番サイズにすれば、シーバスゲームやタチウオのワインドゲームなどにも転用しやすいでしょう。
PEラインをスプールに巻くのがメインになるので、ラインローラーなどに付着する汚れに注意してください。
そのまま使い続けると、糸ヨレの原因になります。
気が付いたら汚れを取り除くようにしましょう。
12月のチヌの特徴やポイント選び、おすすめのハードルアー&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
河川に流入する水路の近くには、住宅が並んでいることがあります。
邪魔になるように場所にクルマを停めないようにし、大きな声を出して釣りをするのも控えましょう。
足場が高くなることが多いので、ランディングネットを持参するのを忘れないようにしたいものです。
チニングロッド特集!ハイエンドモデルから汎用性の高いロッドまで23選
クロダイやキビレなどの人気魚種を狙えることから、釣り人の間でもファンの多いチニング。 これらの魚は大型になると50cmを軽く超えてくるため引きのパワーは強烈で、ヤワなルアーなら壊さ…
FISHING JAPAN 編集部チニングルアー特集!オールシーズン大型チヌ(=クロダイ)をルアーで釣りたい
筏釣りやフカセ釣りなどのエサ釣り対象魚として、人気の高いチヌ=クロダイ。 最近では、専用のルアーをキャストしながら、チヌを狙うアングラーが増え始めましたよ。 トップウォーター…
FISHING JAPAN 編集部チニングポッパーはどれがいいの?チヌの釣り方+おすすめタックル
真夏の汽水域へ足を運ぶと、シャローエリアには真っ黒な背中のチヌが泳いでいるのを発見できます。 エサ釣りではなくルアーでアプローチするチニングゲームで、この時期に多くのアングラー…
FISHING JAPAN 編集部DAILYランキング