NZクローラーの使い方をマスターしたい！デプスの超人気クローラーベイト

夏の昼間にビッグバスを狙うとき、大型のクローラーベイトがとても活躍してくれます。

デプスから発売中のNZクローラーなら、スローにリトリーブして誘いをかけ、カバーや日陰・水深のあるポイント・オープンウォーターなどでバイトを呼び込むことができるでしょう。

その特徴や使い方について、分かりやすくご紹介します。

NZクローラーとは、デプスからリリースされているトップウォータールアーのことです。

メインターゲットはバスですが、淡水に棲むライギョやナマズなども反応してきます。

カテゴリーは、羽根モノ＝クローラベイトなので、キャストの際には左右の大型ステンレス製ウイングが閉じた状態に。

着水して水流を受けると、そのチカラでウイングは大きく開きます。

開いた状態で正面からの水を受け、後方へと受け流そうとします。

このときにボディがウイングに引っ張られて、まるでクロール泳ぎをしているように見えるのです。

NZクローラーのウイングを、もう少し真横に真っ直ぐ伸びるように開いてみましょう。

人の握力なら、ステンレス製のウイングでも曲げることができるので、ゆっくり少しずつ曲げて、真横に真っ直ぐ！になるようにしてください。

それが完了したら、キャストを実行し、水面に着水させます。

ラインにテンションを与えてみると、なんとクロールアクションというより、小刻みにボディを揺らすだけの、微細なアクションに切り換わるのです。

スローにリトリーブすればするほど、パタパタとウイングを水没させたり浮上させたり。

弱った生き物が、水面でもがいているかのような、繊細なアクション。

これが大きな刺激となり、バスは捕食モードで食い付いてきます。

その他威嚇モードで噛み付いてくることもあるので、バイト数は一気に増えるでしょう。

NZクローラーには、2種類のボディサイズが用意されています。

ノーマルボディのほうは、全長134mm。

かなり大きくて、遠くに潜んでいるバスですら、すぐに気づいて近寄ってくるかもしれません。

ウエイトは3oz前後もあるので、飛距離を伸ばすのにしっかり活かせます。

ただし、着水音が大きくなりがちですから、着水直前にはしっかりサミングして、制動をかけるようにしたいものです。

もうひとつのボディは小型で、全長は96mmに設定されています。

ウエイトは1oz前後なので、通常のベイトタックルのままキャストすることが可能です。

NZクローラーを実際にフィールドで使ってみました。

場所は、山上にある急深のリザーバーです。

使い方は、岸際のカバーに向かってキャストし、岸際に沿ってゆっくりリトリーブするのを実践すること。

それにより、バスが深いレンジに潜んでいても、NZクローラーの存在に気づいて、一気に浮上してくるでしょう。

できるだけカバーに接触するぐらいの着水や、リトリーブコースを取るのがキモですが、基本的にNZクローラーは引っ掛かりやすいので、ボートやカヤックで水から浮いてアプローチすると、引っ掛かりトラブルを回収しやすくなります。

NZクローラーを、河川に流れ込む水路で使ってみました。

水深は、深いところでも1m程度と、全域シャローレンジの釣り場です。

また両岸まで近く、自ら起こした波が、岸から跳ね返ってきてルアーそのものを揺らします。

使い方は、複合波を乗り越えていくように、スローリトリーブをおこなうのが基本。

リアフックが、最後尾に連なっている金属ブレードと重なり、それを丸ごと飲み込もうとするバス・ライギョ・ナマズなどをフッキングに持ち込めるでしょう。

水路には、ところどころに排水管が突き出しているので、そこから水が流れ落ちていたら要注意。

ナマズが潜んでいることが多く、ナマズを捕食しているバスも近くにいるかもしれません。

NZクローラーをキャストしてスローリトリーブするのに向いている、おすすめのロッドをご紹介しましょう。

2023年にシマノからリリースされた、ボートシーバスゲーム用のベイトロッドです。

重いルアーを背負って、しっかりキャストするのに向いています。

全長は1.91mですから、操作性はかなり高いでしょう。

継数は2本で、仕舞寸法は98.2cmになります。

ウエイトは120gで、ブランクスの先径は2.0mm。

適合するルアーウェイトは、最大130gまでで、適合するラインは、PEラインなら2号から5号まで。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99.4%です。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

NZクローラーの特徴や使い方、おすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか？

丁寧に着水できるようにキャストを練習し、スローにリトリーブして誘いをかけてみましょう。