アジングルアー特集！アジをプラグで釣りたい+おすすめタックルもチェック

夏の高い水温で活性の上がっているアジは、さまざまな釣り方で釣り上げることができます。

サビキ仕掛けやジグヘッド+ワーム＝ジグ単によるアプローチが、最も知られているでしょう。

もうひとつおすすめなのが、ハードプラグ＝アジングルアーです。

その釣り方や、おすすめのアジングルアーについて、分かりやすくご紹介しましょう。

アジングルアーとは、アジをターゲットにしたハードプラグのことです。

ワームやエサではないので、食わせの要素は若干萎むものの、それを補って余りある誘いの要素が強いのが特徴です。

プラスチック樹脂や金属で出来ているので、水押しがとても強力。

遠くにいるアジに気づいてもらいやすいですし、泳ぎややフラッシング・ラトル音などで引き寄せることもできます。

そしてアジングルアーの最大メリットは、その重さです。

ジグ単と比較しても、アジングルアーのほうが数倍の重さを誇っていて、その分キャストするのがとても楽になります。

初心者アングラーがアジングゲームで戸惑うのが、ジグ単の軽さでしょうから、キャストの困難さをイージーに克服できるのが、アシングルアーだと考えてください。

また水押し効果が強いことで、そこに居るアジの中から大型サイズの個体を引き寄せる確率が上がります。

30cmクラスの尺アジや、それを超えるギガアジをターゲットにするのに、アジングルアーは欠かせないアイテムといえるでしょう。

それでは、これまで使ってきたハードプラグの中から、おすすめのアジングルアーをピックアップしてみましょう。

アジングゲーム専用に作られていないものも含まれているので、ぜひ試してみてください。

●おすすめのアジングルアー①ダイワ・澪示威45S

ライトソルトウォーターゲーム用に製作された、小粒でスリムなシンペンです。

全長45mmで、ウエイト2.5gが与えられているので、しっかりと飛距離を伸ばせるのが強みでしょう。

シンキング仕様ですから、着水と同時にフォール。

リトリーブを開始すると、絶妙なロールアクションを発生させながら、時折ダートしてくれます。

アジが真後ろに追従してきて、最後尾に付いているトレブルフックをついばむように吸ってきます。

フッキングを強くおこなうのは厳禁で、アジの吸い込みに合わせてロッドを前に倒し、ラインをきっちり送り込んでからロッドを起こしましょう。

その際にロッドティップが必ず曲がりますから、その曲がりが真っ直ぐに戻ってしまわない程度に、リールハンドルを回し続けてください。

引き寄せている間にフックが貫通してくれる場合がありますし、引っ掛かっているだけの状態でも素早くランディングしてしまえばOKです。

ダイワの澪示威シリーズは、カラーバリエーションが豊富で、クリア系を中心に複数揃えておくと、釣り場で重宝するでしょう。

●おすすめのアジングルアー②シマノ・ソアレ ライズショットDI 35SS

シマノから発売中のシンペンで、スローシンキング仕様にセッティングされています。

全長は35mmと、とてもコンパクトで、ウエイトは2.4gあります。

最大の特徴は、I字リトリーブからのダートアクションを繰り出せること。

I字もダートも、アジにとってとても惹き付けられるアクションです。

またお腹に付いているフックに注目してください。

2連のアシストフックになっていて、とても振り幅・自由度の大きな設定になっています。

これなら吸い込みバイトが主体のアジの口に、すんなり吸い込まれてくれるでしょう。

●おすすめのアジングルアー③フラッシュユニオン・トラウトクラブ フルメタルソニック シングルフックモデル

フラッシュユニオンから発売されている、トラウトゲーム用の軽量鉄板系バイブレーションルアーです。

ボディが薄くてウエイトが3.5gなので、キャストの際の飛距離はじゅうぶん稼げます。

標準で装備しているシングルフックは、アジの口に掛かりやすく、貫通までカンタンにおこなえるでしょう。

タイトな振動を発生し続けるので、小さくてもアジに気づかれやすく、手返しのいいアプローチを展開することができます。

マット調なカラーも、意外とアジに効果的ですから、積極的にキャストを繰り返してください。

アジングルアーをロングキャストして操るのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、長めブランクスのスピニングロッドなら、飛距離を伸ばしやすいでしょう。

リールは、2000番サイズ以上のスピニングリールが扱いやすいです。

シマノから発売されているライトソルトウォーターゲーム用スピニングロッド・ソアレSSシリーズの中から、S76UL-Tを選んでみました。

全長は2.29mと長めに設計されていますから、ロングキャストを繰り出しやすいでしょう。

継数は2本で、仕舞寸法は117.2cmにまで縮まります。

ウエイトは65gと軽めで、ブランクスの先径は1.4mmと細めです。

適合するルアーウェイトは、0.6gから6gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら1.5lbから5lbまで、PEラインなら0.1号から0.6号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、84.7%になっています。

実際に手に持って継いでみると、とても軽くてシャープな仕上がりに出来ていると感じました。

グリップはスリムで握りやすく、軽快にロッドワークを繰り出せそうです。

実売価格は1万円台と、とても安い価格帯に抑えられています。

アジングゲームをおこなうには長めブランクスになりますが、ハードプラグをロングキャストするつもりなら、これぐらいのブランクスのほうが扱いやすいでしょう。

シマノからリリースされている汎用型スピニングリール・サハラシリーズの中から、C2000番サイズのハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は6.0対1ですから、ハンドル1巻きにつき79cmのラインを回収することができるようになっています。

実用ドラグ力は2kgで、最大ドラグ力は3kgです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを125m、PEラインなら0.6号を150m巻けます。

ウエイトは210gで、ハンドルの長さは45mm。

ボールベアリングは、4個採用しています。

実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで扱いやすい印象を持ちました。

ハンドル回転は滑らかで、ローター回転もスムーズそのもの。

ライトソルトウォーターゲーム用スピニングロッドとして、幅広く使えるのは間違いなさそうです。

実売価格は6千円台と、とても低価格な設定に収まっているのが嬉しいです。

ラインローラーの部分に塩などが固着しやすいので、釣りから帰宅したら必ず真水で洗浄メンテナンスをおこなってください。

アジングルアーの特徴や使い方、おすすめのルアー&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

ハードプラグで広範囲を丁寧に探ることで、これまで獲れなかったビッグサイズのアジを、フッキングに持ち込むことができるかもしれません。

夜釣りになるケースがありますから、携行用のLEDライトを持参しておくととても便利でしょう。