シーバスのナイトゲーム攻略特集！釣り方+おすすめルアーを選んでみた

シーバスは夜行性なので、陽が暮れてから活発に動き回る習性を持っています。

特に夏は、日中の水温が上がり過ぎて、シーバスの動きは抑えられてしまいます。

そこでおすすめなのが、シーバスのナイトゲーム。

どんな場所をどのルアーで攻めればいいのか、分かりやすくご紹介しましょう。

シーバスのナイトゲームを始めるには、まずシーバスの居場所を絞り込まなければなりません。

7月以降の夏は、日中の気温がどんどん上昇します。

照り付ける陽射しによって、水温の上がり方も急激になり、それまでシーバスが釣れていた場所に姿すら見かけなくなってしまうケースも。

魚影が無いのに、ルアーをキャストする気にはなれません。

そこで試したいのが、ネット上にあるマップを開くことです。

バチ抜けにシーバスが突進していた河口域を探し出し、その河川の上流エリアへ目線を移してください。

河口域に最も近い堰を発見できたら、そこへ実際に足を運んでみましょう。

河川の上流から豊富な淡水が流れ落ちていたら、大当たりです。

堰から下は、海水の影響を受けているのでシーバスが接近することが可能ですし、夏場の高くなった塩分濃度を、ここの淡水が緩和してくれるでしょう。

それだけではありません。

豊富な酸素を含んだ上流の淡水と混ざり合うので、シーバスはとても活性が上がります。

加えて、水温そのものが下がりますから、寄ってきたシーバスがほとんどどこへも移動しなくなるのです。

大雨が降れば、濁流が流れ込みます。

濁りはシーバスが嫌うのかというと、全くそんなことはありません。

濁りに身を潜めて、流れ落ちてくる淡水の魚を徹底的に捕食することができるのです。

デイゲームでも河川の堰にはシーバスが集まっていますが、やはりナイトゲームのほうが高活性な状態になるらしく、ルアーへの反応も上々です。

ここに河口域からイナッコの群れが到着すれば、もうパラダイスという他はないでしょう。

ちなみに、大きな堰には大勢のアングラーが押し寄せるので、釣りそのものがやりにくくなります。

ネット上のマップを再度チェックして、小規模な支流や水路を探してみてください。

そこにも必ず堰や水門があり、海水と淡水の境目を作り出しています。

シーバスは、かなり狭い幅しかない場所でも、平気で入って行く習性がありますから、自分だけのホットスポットを見つけに足を運んでみるといいでしょう。

携行用のLEDライトは必須で、しっかり足元を照らしながら歩くようにしてください。

シーバスのナイトゲームにおいて、河川の堰周りで使ってみたいおすすめのルアーを2つ取り上げましょう。

ひとつめは、10cmを超えるサスペンド仕様のミノーです。

淡水でサスペンドするものを選んでおけば、堰の下の汽水域ではスローフローティングになります。

そうすると水の流れに絡みやすく、やや深いレンジにまで届けることが可能になります。

そのレンジでキルを入れれば、つまりリールハンドルを回すのを止めれば、スローに浮上を始めるでしょう。

実はこのスローフローティングの状態が、シーバスを強烈に誘います。

堰にキャストしてそのまま流し、水の泡が消え始めた辺りからリトリーブを開始。

潜らせてキル、そして水面に浮かぶまでの秒数を計っておきます。

例えば、6秒で水面に浮かび上がるとして、6秒かかってもミノーが無ければ、途中でシーバスにくわえられた可能性が高まります。

ラインにテンションを与えてから、しっかりフッキング動作へ入りましょう。

シーバスのナイトゲームで、堰周りを効率よく探るのにおすすめのルアーは、ジョイント系のスイムベイトです。

フローティング仕様なら、堰からの流れに乗せやすく、存在感もバッチリ。

ボディを曲げた状態で流してから、一気にアクションをスタートさせると、大きく強く周囲の水を攪拌させることができます。

そのままリトリーブしてもシーバスのバイトは得られるのですが、早めに回収して再度堰からの流れに投入するほうが、バイト数を増やせるはずです。

シーバスのナイトゲームで堰周り攻略に使ってみたくなる、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

飛距離が求められるならスピニングタックル一択ですが、堰周りはコンクリート護岸が覆われているので、根ズレに強い太めのラインを使いたいところ。

となれば、ベイトタックルを用意して、太いラインをベイトリールに巻いてみましょう。

ダイワのバス釣り用ベイトロッド・ブラックレーベルSGシリーズの中から、ビッグベイトを背負えるパワーを持った632HFB-SBを選んでみました。

全長は1.91mとショートレングスなので、堰のピンポイントへ投入しやすいでしょう。

継数は2本で、仕舞寸法は100cmにまで縮まります。

ウエイトは117gと軽めなので、あまり疲れを感じずにキャストを繰り返せるでしょう。

ブランクスの先径/元径は、2.3/14.8mmです。

適合するルアーウエイトは、11gから113gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら14lbから30lbまで、PEラインなら最大5.0号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99%に設計されています。

実際に手に取ってみると、とても軽いのにパワフルで、重めのルアーを自在にキャストできる印象を持ちました。

グリップは細身で握りやすく、大物が掛かってもしっかり支えられるでしょう。

実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。

ベイトロッドに関しては、バス釣り用に作られたもののほうが豊富に揃っています。

特に垣根を感じることなく、シーバスゲームに積極的に転用してみましょう。

ダイワから発売中のベイトリール・タトゥーラTWシリーズの中から、300XHLを選んでみました。

ギア比は8.1対1なので、ハンドル1巻きにつき109cmものラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は11kgで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら25lbを145m、PEラインなら5.0号を160m巻けます。

ウエイトは325gで、スプール径は43mm。

ハンドルの長さは110mmと長めで、ボールベアリングは7個搭載しています。

実際に手に取ってみると、エクストラハイギアにもかかわらず、滑らかなハンドルの巻き心地を味わえます。

パーミングはしやすく、シーバスが掛かってもしっかりと支えて、フッキング動作もおこないやすいでしょう。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

太いモノフィラメントラインをスプールに巻いておけば、カバーやストラクチャーに擦れても、安心してやり取りを続けられます。

PEラインを巻く場合は、ショックリーダーラインを太めにして対応してください。

シーバスのナイトゲーム攻略法や、おすすめのルアー&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

夜の釣りでは、騒音は厳禁。

特に河川では、近くに住宅などが立ち並んでいることがあり、大声で話すなどの行為は、厳に慎んでください。