梅雨のシーバスはどうやって釣ればいいの?6月におすすめのルアー特集
6月は梅雨の季節、毎日多くの雨が降り続いています。 雨は地面を伝って河川に流れ込みますから、河川の水質に濁りをもたらす原因となります。 これが、シーバスの釣り方にどのような影…
FISHING JAPAN 編集部アジやイワシの群れを積極的に追う、シーバスやヒラメの活性が高まってきました。
効率よく誘ってバイトに持ち込むのに、スピンテールジグをラインに結ぶアングラーが増えています。
その特徴や使い方について、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
スピンテールジグとは、シンキング仕様のボディ最後尾にブレードの付いたルアーのことです。
アメリカ製のオールドルアーに、その発祥を見つけることができますが、もしかするとアングラー個々の中で、ブレードをルアーに付けてキャストする!というチューニングが、実践されていたのかもしれません。
それほど有効なパーツが、ブレードなのです。
光に当たってしっかりと反射するので、小魚がキラキラと輝いている状態を表現できます。
またスイベルに接続することで、水流による回転運動を発生する特徴も持っています。
ブレードが回転すると、適度な抵抗が生まれます。
水をつかまえてリトリーブがおこなえますから、ルアー単体で水中を引っ張るよりも、スローに泳がせることができるのです。
スロースピードは、その存在に気づいてくれるシーバス・ヒラメを増やすことに直結します。
横移動はもちろん、縦方向に落とし込む際にもブレードは回転し、あらゆるレンジに対して存在感を誇示することになります。
ただ厄介なのは、ブレードの要素がルアーの中で勝ち過ぎて、シーバス・ヒラメがブレードを噛んでしまうケースが多発するということです。
そこにフックが無ければ、フッキングに持ち込むことはかなわないでしょう。
そこで最近のスピンテールジグでは、ブレードの近くにフックを添えているセッティングのものが増えました。
これなら追従してきた魚が口を開いたところに、しっかりとフックが存在することになります。
見ての通りスピンテールジグは、とてもコンパクトなデザインです。
いわゆるひと口サイズなので、ハイプレッシャーなシチュエーションに陥っても、シーバス・ヒラメが反応してくれます。
特に日中のシーバスゲームにおいてバイトが遠退いたとき、ディープレンジへ落とし込んで、ボトムをスローにトレースしてみましょう。
時折ボトムに接触させつつ、浮き上がってしまったかな?と感じたらフォールさせながら、丁寧に誘いをかけてください。
驚くほどのバイト数が得られ、好釣果につながっていくでしょう。
具体的な釣り場は、ズバリ!防波堤の先端部分。
ミオ筋と絡んでいるピンポイントを見つけ出して、スピンテールジグを接触させてください。
スピンテールジグをサーフエリアでキャストしてみましょう。
ヒラメ・マゴチはもちろん、カタクチイワシへの追い込みをかけている、中型の青物が掛かる可能性が高いです。
ロングキャストしてボトムまで落とし込み、ややロッドティップを立ててリトリーブを開始します。
ブレードが回転すれば、ロッドティップに振動が伝わってきますから、その震えが消えた瞬間にフッキング動作へ移ってみてください。
水温が上昇すると、エソなどのフィッシュイーターがひんぱんにアタックしてきます。
ショックリーダーラインがボロボロに傷むので、こまめに結び換えることをおすすめします。
おすすめのスピンテールジグを具体的にご紹介しましょう。
飛距離がしっかり伸びて、ブレードへのバイトをフッキングしやすいものなら、コアマンのパワーブレードシリーズは外せません。
完成度の非常に高いスピンテールジグなので、シーバスゲームはもちろん、ヒラメ・マゴチ・サワラ・サゴシ・ロックフィッシュなどに効果的です。
サーフエリアの波打ち際で使っていると、チヌやエイに襲われたことも。
ボトムをきっちり取りながら、丁寧にリトリーブを繰り返してみましょう。
COREMAN(コアマン) ルアー PB-20 パワーブレード #027 シラスイワシシルバー(SB).
スピンテールジグをロングキャストしてボトムを取りリトリーブするのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、長めブランクスのスピニングロッドなら、イメージ通りの飛距離を叩き出せるでしょう。
リールは、3000番以上のサイズのスピニンクリールなら、ラインのストック量が足りるはずです。
ダイワからリリースされているシーバスゲーム用スピニングロッド・シーバスハンターXシリーズの中から、86MLを選んでみました。
全長は2.59mと、取り回しのいい長さに設計されています。
継数は2本で、仕舞寸法は134cmにまで縮まります。
この仕舞寸法なら、さまざまな釣り場へ持ち込みやすいでしょう。
ウエイトは124gと軽めで、先径/元径は1.7/11.9mm。
適合するルアーウエイトは、7gから35gまで。
結構重めのスピンテールジグまで背負えるので、シチュエーションが切り換わっても対処しやすいでしょう。
適合するラインは、PEラインなら0.6号から1.5号まで、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、95%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とても軽量で適度な張りのあるブランクスだと感じました。
ロッドティップに負荷が掛かると、しなやかに曲がり込んでくれますから、シーバス・ヒラメのバイトを弾いてしまうことは抑えられるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
硬くて長いスピニングロッドにすれば、飛距離は伸びるものの、バイトをきっちり乗せられなくなるかもしれません。
PEラインにほぼ伸びが無いので、ロッドのしなやかさ・柔らかさはとても重要になってきます。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 19 レグザ LT3000-XH(2019モデル)
ダイワから発売中の汎用型スピニングリール・レグザLTシリーズの中から、3000-XHを選んでみました。
ギア比は6.2対1ですから、ハンドル1巻きにつき93cmものラインを回収することができるようになっています。
ウエイトは260gで、最大ドラグ力は10kg。
ラインキャパは、PEラインなら1.2号を190m、モノフィラメントラインなら10lbを120m巻けます。
ボールベアリングは5個搭載していて、ハンドルの長さは60mmです。
実際に手に取ってみると、カチッとした剛性感が備わっていて、巻き心地も軽やかな印象を持ちました。
ローター回転が素早く、糸フケが発生しても難なく回収することが可能でしょう。
ラインローラー部分に、PEラインからはがれたコーティングやゴミが付着するので、気づいたタイミングで拭き取るようにしたいものです。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
シーバスゲームはもちろん、サーフヒラメゲームや青物にも使えますから、積極的にフィールドに持ち出していろいろ試してみましょう。
スピンテールジグとの相性もバッチリです。
スピンテールジグの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
素早く沈められることが大きなメリットになっていて、ボトム地形変化などを手元でイメージしやすい情報が得られます。
ブレードの回転による振動を判別するところから始めて、シーバス・ヒラメのバイトに気づけるようになりましょう。
フックは、ブレードと干渉しているとハリ先が鈍りますから、定期的にチェックして交換してください。
梅雨のシーバスはどうやって釣ればいいの?6月におすすめのルアー特集
6月は梅雨の季節、毎日多くの雨が降り続いています。 雨は地面を伝って河川に流れ込みますから、河川の水質に濁りをもたらす原因となります。 これが、シーバスの釣り方にどのような影…
FISHING JAPAN 編集部釣れるシーバスロッドBEST10!最初の1本を選ぶときの疑問を解決しよう!
日本全国で釣ることができ、ゲーム性も高いターゲット・シーバス。 シーバスゲームは今や釣りの不動の人気ジャンルとなっています。 そのため、シーバスロッドは各メーカーの商品展開も…
FISHING JAPAN 編集部シーバスタックル最新アイテムの選び方!初心者におすすめのタックル徹底考察
これからシーバスゲームを始めたい初心者の人に、どんなタックルをおすすめすればいいのでしょうか。 シーバスタックルは、高価なものから、比較的安価なものまで様々。 いきなり高価な…
FISHING JAPAN 編集部DAILYランキング