穴釣りを楽しみたい!初心者もハマるおすすめ釣りスタイルに必要なタックルとは?
海へ出向くと、防波堤周りには波消し用のブロックやテトラが積み上げられています。 その隙間を上から覗き込んだら、水面が揺れ動いているのが見えますよ。 そんな小さな窓の奥にも、我…
FISHING JAPAN 編集部漁港などの防波堤へ足を運ぶと、テトラが積み上げられている場所があります。
外海からの波をかぶっているものの、その内側や隙間は静かな様子。
そこに集まるロックフィッシュを、釣り上げてみたいと思いませんか?
ここでは、テトラの穴釣りの手順や、おすすめタックルについてご紹介しましょう。
目次
テトラとは、コンクリートで作られた消波ブロックのことです。
海岸や河川などの護岸や水制を目的として設置するものなので、釣り場でよく見かけるのは当然かもしれません。
流れや波のよく当たる場所に複数置かれますから、独特の雰囲気を持った釣り場となります。
テトラ同士を組み合わせて並べるので、必ず隙間が発生します。
それを覗き込んでみると・・・昼間でも真っ暗。
海水面が見えない場所もあり、波の当たる音だけが聞こえてきます。
ということは、日照はほとんど届いていない状態で、カサゴなどの夜行性のロックフィッシュには、とても好都合な棲み処となっているのです。
ロックフィッシュだけではありません。
エビやカニなどの甲殻類も、波にさらわれることなく過ごせますし、タコやヒトデ・イソギンチャク・ウニなども定着しやすいでしょう。
すなわち、海水生物のオアシスのような場所が、テトラなのかもしれません。
そんなパラダイスを放っておくなんてもったいない!
積極的に攻略して、ロックフィッシュを釣り上げてみましょう。
テトラに踏み入るのに、まず最初に用意したいのは装備。
中でも靴は、とても重要なアイテムとなります。
テトラの表面は、コンクリート剥き出しのザラザラ感が伴なっていますが、ほとんどが曲面です。
普通の靴を履いたまま足を乗せると、バランスを失って倒れてしまうかもしれません。
また海藻などが付着していたら、滑って転倒してしまう危険性があります。
結構深くなっている隙間なら、大ケガを負うこともあり得ますから、滑らない靴を履くのは必須です。
ラジアルソールにスパイクピンが付加されているものなら、何とか滑りを抑えられるでしょう。
でも完全に滑らない・転倒しないということではありませんので、テトラの上を歩くときはじゅうぶん注意してください。
当然ライフジャケットの着用も、必要になります。
最悪の事態を想定して行動することが、穴釣りを楽しむ上で欠かせないといえるでしょう。
テトラの穴釣りでは、ブラクリという仕掛けを使います。
フックと短めのハリス、それにオモリを直結しているという、とてもシンプルなものです。
さまざまな重さが用意されていますが、あまりに軽いものは選ばないでください。
テトラの隙間にこの仕掛けを落とし込んでいくのですが、軽いと途中で止まってしまうからです。
ロックフィッシュは、テトラが組まれた場所のボトム付近に多く集まっているので、ボトムまで届けることが求められます。
重いブラクリ仕掛けなら、一気にボトムまで落ちていきますし、もし引っ掛かってもラインテンションを緩めれば、自分の重さで外れるケースが多いでしょう。
テトラの穴釣りで用いるエサについて、知識を増やしておきましょう。
通常ならゴカイやアオイソメ・エビなどの釣りエサを使うところですが、それらは全てエサ盗り魚であるフグやベラに食べられてしまう可能性があります。
もっとハリ持ちのいいエサとして挙げられるのは、サバ皮でしょう。
スーパーへ出向くと、サバの切り身として販売されています。
それを手に入れて、皮の部分をしっかりとフックに縫い刺しします。
これならフグやベラに引っ張られても、カンタンに奪い取られてしまう展開にはならないでしょう。
皮の付いた切り身なら、他の魚でも代用できます。
おすすめは、サンマやサヨリ・イワシなどでしょうか。
ただし、身の柔らかいものはあまり向きませんから、スーパーで購入する際にはよく吟味してください。
それではテトラの穴釣りで使ってみたくなる、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
あまりに長いブランクスだと、テトラに接触して破損してしまう恐れがあります。
柔軟に曲がりつつもできるだけ短めのほうが、操作性は高いでしょう。
プロマリン(PRO MARINE) 極光さぐりテトラ 90 307381 プロマリン 釣り 竿 磯竿 テトラ 穴釣り
プロマリンブランドから発売されている、穴釣り用の振出式ロッドです。
全長は90cmと短めなので、テトラの隙間に降り立ってボトムを探るのに向いています。
継数は3本で、仕舞寸法は約40cmにまで縮まります。
これならクルマへの積み込みが楽ですし、釣り場への持ち込みもスムーズにおこなえます。
自重は約43gと軽く、先径/元径は約0.8/18.8mmとなっています。
錘負荷は、1号から10号まで。
重めのブラクリ仕掛けを使うことで、根掛かりを回避することが可能になるでしょう。
ブランクスは、グラスファイバー素材が100%です。
よく曲がり込んで、ロックフィッシュのアタリを弾いてしまうようなトラブルを抑えてくれます。
実際に手に取ってみると、細身シェイプで握りやすく、フッキングもしっかりと決まる印象です。
ガイドを丁寧に並べて、しっかり固定してから釣りを始めるようにしましょう。
両軸リールとの相性はバツグンですが、小型スピニングリールでも操ることはできます。
実売価格は千円台と、とても低価格な設定に収まっています。
軽めのキャスティングなら対応できますが、やはりバーチカルに仕掛けを落とし込んで誘うのがいいでしょう。
継目に付着した海水は、キレイに拭き取って保管するようにしてください。
拭き取りメンテナンスを習慣にしておかないと、次回の釣行ですぐに使えないトラブルに見舞われるかもしれません。
ガイド周りやリールシートも、しっかり拭き取りをおこなうようにしましょう。
ダイワ(DAIWA) 両軸リール 22 コロネットII バイオレット(2022モデル)
ダイワからリリースされている定番穴釣りリール・コロネットに、2022年バージョンが登場です。
ボディカラーがバイオレットになって、釣り場でとても映える仕上がりに。
ギア比は4.1対1ですから、ハンドル1巻きにつき41cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
実用耐力は3kgで、スプールの直径は32mmです。
標準自重は110gと軽めなので、操作性はかなり高いといえるでしょう。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら2号を75m巻けます。
65mmのダブルハンドル仕様なので、指でつまみやすく、俊敏な対応が求められるシーンで活躍するでしょう。
左巻き/右巻きの切り換えがおこなえますから、自分の利き腕に合わせてセッティングしてください。
ワンタッチでスプールを着脱することができます。
糸噛み防止機構が付いているので、トラブルを抑えた釣りを展開できるでしょう。
その他スプールフリー調整ダイヤルや、ストッパー・クリック・フリーの3段式NO/OFF切換ストッパーも付いています。
実際に手に取ってみると、小さくて軽く、扱いやすい印象です。
実売価格は2千円と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
テトラエリアの特徴や必要な装備・釣り方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
どうしても足場の高い釣り場になりがちなので、無理をせずに安全な位置から釣りをおこなってください。
ハオコゼやゴンズイなど、毒針を持った魚も釣れてしまうことがあります。
いきなり素手で魚に触れるのは止めて、ランディングネットやフィッシュグリップを活用するようにしましょう。
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FISHING JAPAN 編集部この記事に関するよくある質問
テトラの釣りでは、ブラクリという仕掛けを使います。フックと短めのハリス、それにオモリを直結しているという、とてもシンプルなものです。重いブラクリ仕掛けならロックフィッシュが潜むボトムまで一気に落ちていきます。
テトラで釣りを行う際は靴選びを慎重に行ってください。テトラの表面はほとんど曲面です。普通の靴を履いたまま足を乗せると、バランスを失って倒れてしまうかもしれません。ラジアルソールにスパイクピンが付加されているものなら、何とか滑りを抑えられるでしょう。また、ライフジャケットの着用も必要になります。
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